2016年度の校内研究について(概要) 1 研究主題 どの子にも「わかる・できる」算数科の授業づくり ~授業のユニバーサルデザインを取り入れた指導の工夫~ 2 主題設定の理由 本校は、特別に支援の必要な児童がどの学級にも多く在籍し、教科教育と特別支援 教育の両方の力が必要とされている。どの子にも「わかる・できる」授業づくりを行 い、確かな学びを保証するものに少しでも近付くために、授業のユニバーサルデザイ ンの考え方を取り入れた指導の工夫をしていくことが有効であると考えた。 3 研究のねらい 教科教育と特別支援教育の融合を目指して、一斉指導の中で、どの子にも「わかる・ できる」算数科の授業づくりのために指導法の研究を行い、指導力の向上を図り、児 童の学力向上を目指す。 4 研究の仮説 授業のユニバーサルデザインを取り入れた指導の工夫を行い、どの子にも「わかる・ できる」授業づくりを進めることで、本校の教育目標である、 「よく考え、すすんで学 ぶ子」になるであろう。 5 研究の進め方 研究推進部を中心に、各学年分科会・専科・すばる分科会を組織し、算数科の授業 づくり(専科分科会は、別に検討)を研究対象として、各分科会で年間計画を立て、 授業研究(研究授業・日々の授業)を行う。 6 研究の内容 昨年度のテーマ・教科で引き続き取り組み、4年間(算数科に絞ってから3年間) で見えてきた授業づくりの形を意識して、実践を重ねる。 その際、「授業の UD 化モデル(授業のユニバーサルデザイン研究会)※1」「UD 化した授業の構造イメージ(小貫悟先生)※2」を参考にしながら、授業づくりを行 ってみる。実際に行った工夫や配慮、児童の変容や、成果と課題をまとめる。 また、一昨年度提案した、 「授業づくり7つのポイント」※3についても、実践を重 ねながら、改良を検討していく。(※1※2※3については、次ページ以降を参照) <特に、今年度研究を進めるうえでの確認事項> ・分科会を各学年にする。全学年・専科・すばるが研究授業を行う。 ・研究の原点の一つである、特別支援教育からの視点を意識する。 ・3年生以上は、習熟度別学習の効果的なあり方も、合わせて研究する。 ※1 授業のUD化モデル ※2 UD化した授業の構造イメージ UD化した授業の構造イメージ 指導案作りの キーワード 導 入 「ねらい」 の明確化 階〈 理 解 〉 段 展 「しかけ」作り 開 1 ねらいの達成 イメージの 明確化 〈 習 得 ・ 活 用 〉 段 階 山場 適用化 機能化 応用・発展 展 開 2 言語化 原理化 ま と め 「めあて(今日の課題)」への助走 「めあて(今日の課題)」の提示 言 アンカーの 葉 打ち込み 作 り モチベーション 参加意欲 解決すべき課題提示 謎解き化 感嘆詞(感動)の発 生 「わかった!」「でき た!」「なるほど!」「こ れだ!」 「おぉ」 ・・・ なぜだろう?・ホントかな? もっと知りたい! 説明・確認・調べる・探す・・・ ノート・ワークシート完成・発表など 授 業 の 「 必 然 」 作 り へ ※3 授業づくり7つのポイント ①参加(活動する)段階が成立しているか。→授業の UD 化モデル図 ②単元・本時のねらいを焦点化しているか。→焦点化 ③本質に迫れるような導入を工夫し、スタートラインをそろえているか。→導入の工夫 ④課題や思考の手がかりを視覚化しているか。→視覚化 ⑤問い返しや同意を使い、児童の言葉を共有化しながら進めているか。 →共有化・展開の工夫 ⑥学級や個人のつまずきを想定し、支援しているか。→教科教育と特別支援教育の融合 ⑦学びを確かにするための個人の活動を保証しているか。→まとめの工夫 7 研究推進部会の構成 各学年+すばる+専科=10名で構成 8 研究日程 (講師…下) 4月 四部会 運営委 (研推) 全体会 1(金) 4(月) 校内研 内容 7(木) 全体会・分科会 備考 4(月) 5月 11(水) 25(水) 22(水) 6月 15(水) 全体会・分科会 29(水) 研究授業①(専科) 6(水) 研究授業②(5年) 28(水) 21(水) 研究授業③(すばる) 27(水) 19(水) 研究授業④(4年) 28(金) 研究授業⑤(3年) 16(水) 研究授業⑥(6年) 29(火) 研究授業⑦(2年) 25(水) 研究授業⑧(1年) 22(水) 全体会・分科会 未定 次年度計画 7月 15(金) 20(水) 8月 26(金) 29(月) 9月 10 月 11 月 3(月)S 1(火)S 18(水) 30(水) 12 月 21(水) 1月 2月 3月 22(木) 6(金) 7(火)S 20(金)研究主任会 10(金)研究主任会
© Copyright 2024 ExpyDoc