仕様書案

平成 29 年度
1
里親認定前研修及び更新研修事業
仕様書案
事業の名称
里親認定前研修及び更新研修事業
2
事業概要
本事業は、養育里親希望者を対象とした養育里親研修、養育里親認定後5年目の養育
里親に対する更新研修を実施し、児童福祉の推進に寄与することを目的とする。
3
業務委託期間
平 成 29年 4 月 1 日 ~ 平 成 30年 3 月 31日
4
事業対象者
養育里親研修の対象は養育里親を希望する者、養育里親更新研修の対象は養育里親の
認定から5年目の養育里親とする。
5
事業内容
(1)
養育里親研修の企画及び運営
児 童 福 祉 法 施 行 規 則 第 1 条 の 34の 厚 生 労 働 大 臣 が 定 め る 基 準 ( 平 成 21年 厚 生 労 働 省
告 示 第 225号 ) に お い て 研 修 科 目 等 に つ い て 規 定 し て お り 、 そ の 詳 細 は 、 平 成 21年 3
月 31日 雇 児 発 0331009号 厚 生 労 働 省 雇 用 均 等 ・ 児 童 家 庭 局 長 通 知 「 養 育 里 親 研 修 制 度
の運営について」で定めているので、それに基づくこと。
実施回数:年間4回
構成
:基礎研修及び認定前研修
期間
:基礎研修
認定前研修
講義1日+実習1日
講義2日+実習2日
※1日の研修時間は5時間程度(休憩時間を含まず)とする。
カリキュラム例:
【基礎研修】
①里親制度の基礎Ⅰ
②保護を要する子どもの理解について(例:保護を要する子どもの現状、児童虐待問題)
③地域における子育て支援サービス(例:地域における子育て相談・関係機関との連携等)
④先輩里親の体験談・グループ討議(例:里親希望の動機、里親にもとめられるもの)
⑤実習(児童福祉施設の見学を主体にしたもの)
※実習は、受託者が実習先及び受講者との調整を行う
【認定前研修】
①里親制度の基礎Ⅱ(里親が行う養育に関する最低基準)
②里親養育の基本(マッチング、交流、受託、解除までの流れ、諸手続等)
③子どもの心(子どもの発達と委託後の適応)
④子どもの身体(乳幼児健診、予防接種、歯科、栄養)
⑤関係機関との連携(児童相談所、学校、医療機関)
⑥里親養育上の様々な課題
⑦児童の権利擁護と事故防止
⑧里親会活動
1
⑨先輩里親の体験談・グループ討議
⑩実習(児童福祉施設、里親)
※実習は、受託者が実習先及び受講者との調整を行う
※認定前研修の対象は基礎研修修了者とする(ただし、基礎研修の受講回次は問わない)。
(2)
養育里親認定からの5年目の養育里親を対象とする更新研修の企画及び運営
児 童 福 祉 法 施 行 規 則 第 36条 の 46第 2 項 の 厚 生 労 働 大 臣 が 定 め る 基 準( 平 成 21年 厚 生
労 働 省 告 示 第 227号 )に お い て 研 修 科 目 等 に つ い て 規 定 し て お り 、そ の 詳 細 は 、平 成
21年 3 月 31日 雇 児 発 0331009号 厚 生 労 働 省 雇 用 均 等・児 童 家 庭 局 長 通 知「 養 育 里 親 研
修制度の運営について」で定めているので、それに基づくこと。
実施回数:年間1回
構成
:更新研修
期間
:講義1日+実習1日
※1日の研修時間は5時間程度(休憩時間を含まず)とする。
※受託経験者は実習を免除できる。
カリキュラム例:
①社会情勢、改正法など(例:子どもをとりまく最新情勢、児童福祉法・児童
虐待防止法改正等の制度改正)
②児童の発達と心理・行動上の理解など(例:子どもの心理や行動についての理解)
③養育上の課題に対応する研修(例:受講者のニーズに考慮した養育上の留意点)
④意見交換(例:受講者が共通に抱えている悩みや課題についての意見交換)
⑤実習(児童福祉施設、里親)
※実習は、受託者が実習先及び受講者との調整を行う
上 記 研 修 会 の 実 施 に あ た り 、次 の ア ~ ク に 掲 げ る 項 目 の と お り 企 画 及 び 運 営 す る こ
ととする。
ア 受講料は無料とすること。
イ 受託者は研修内容、対象者数に見合った会場を確保すること。
ウ 受講者への案内の発送、諸連絡、名簿の管理を適切に行う。
エ 実習場所は本市所管の児童福祉施設等から選定し、実施について各施設と調整
すること。
オ 受託者はその研修の目的を十分に理解し、受講者にふさわしい研修内容を講義
できる講師を選定すること。
カ 各研修においては、本市の実情や特性を踏まえた上で、研修内容の企画及び運
営を行うこと。
キ 受 託 者 は 契 約 締 結 後 、 1月 以 内 に 年 間 研 修 計 画 を 作 成 し 、 本 市 に 提 出 す る こ と 。
ク 研修受講者から受講後レポートの提出を求め、提出後速やかに本市(こども相
談センター)あて提出すること。提出されたレポートは里親認定審査の際、資
料として参照される。
ケ 受託者は全研修終了後、業務完了報告書及び、精算報告書を作成のうえ速やか
に本市に提出すること。
6
実施場所の要件
里親認定前研修及び更新研修業務を実施するにあたっては、対象者数に見合った実
施場所を、受託者が大阪市内で交通等の利便性が高い会場の確保、設営(原則として
机と椅子を設置)、音響、映像等準備、撤収までを実施すること。なお、事業を実施
するにあたり、実施予定場所の近隣住民等に、迷惑にならないように配慮すること。
7
講師の要件
講師は専門性を有し、優れた研修実績を有している講師を選定すること。
2
8
受託者として果たすべき責任
(1)個人情報保護の取り扱い
業 務 の 履 行 に 際 し て 入 手 し た 個 人 情 報 及 び デ ー タ の 管 理 に あ た っ て は 、大 阪 市 個
人情報保護条例及び大阪市情報公開条例の趣旨を踏まえ、適切な管理を行うこと。
(2)情報公開への対応
受託者は、大阪市情報公開条例の趣旨を踏まえ、事業の運営に関する情報を公開
するため、必要な措置を講じること。
(3)法令等の遵守
事業の運営を行うにあたっては、次の関係法令等を遵守すること。
・地方自治法、地方自治法施行令
・労働基準法
・労働安全衛生法
・大阪市個人情報保護条例
・大阪市情報公開条例
・著作権法
・大阪市暴力団排除条例
・大阪市職員等の公正な職務の執行の確保に関する条例
・その他関連法規
(4)再委託に関する取扱い
業務に係る再委託の取扱いについては、次のとおりとする。
ア 受託者は、次に掲げる主たる部分について再委託することはできない。
(ア) 委託業務における総合的企画、業務遂行管理、業務の手法の決定及び技術的判断等
イ 受託者は、コピー、ワープロ、印刷、製本、トレース、資料整理などの簡易な業務の
再委託にあたっては、発注者の承諾を必要としない。
ウ 受託者は、前出のア及びイに規定する業務以外の再委託にあたっては、書面により委
託者の承諾者の承諾を得なければならない。
エ 地方自治法施行令第 167 条の2第1項第2号の規定に基づき、契約の性質又は目的が
競争入札に適さないとして、随意契約により契約を締結した委託業務においては、発注
者は、前項に規定する承諾の申請があったときは、原則として業務委託料の3分の1以
内で申請がなされた場合に限り、承諾を行うものとする。ただし、業務の性質上、これ
を超えることがやむを得ないと発注者が認めたとき、又は、コンペ方式若しくはプロポ
ーザル方式で受託者を選定したときは、この限りでない。
オ 受託者は、業務を再委託に付する場合、書面により再委託の相手方との契約関係を明
確にしておくとともに、再委託の相手方に対して適切な指導、管理の下に業務を実施し
なければならない。
なお、再委託の相手方は、大阪市競争入札参加停止措置要綱に基づく停止措置の期間
中の者、又は大阪市契約関係暴力団排除措置要綱に基づく入札等除外措置を受けている
者であってはならない。
(5)その他
ア 受託者は、事業実施における安全管理を徹底すること。
イ 受託者、事業を実施するにあたり宗教活動及び政治活動及び特定の公職者(候補者を含
む)又は政党を推薦、支持、反対することを目的とした活動を行わないこと。
ウ 受託者は、内容に疑義が生じた場合は、本市担当者と協議すること。
エ 台風接近時において、研修日当日、大阪管区気象台が大阪市内に「暴風警報」を発表
している場合は、
・ 午前7時の時点で警報があれば、午前・午後の研修、全日の研修は、開催を中止す
る。また、その後に警報があれば、開催を中止することもある。
・ 不測の事態に備えて、講師依頼する際に了承を得ておくこと。
3
9
業務の履行にあたっての事項
(1)受託者は本仕様書に基づき、本市担当者と十分協議して業務を実施するとともに、定期的
に進捗状況を報告すること。
(2)本仕様書に定めのない事項又は作業内容に疑義が生じたときは、両者が協議してこれを処
理するものとする。また、別紙「特記仕様書」に基づき、
「職員等の公正な職務の執行の確
保に関する条例」を厳守し、かつ「大阪市暴力団等排除措置要綱」の定めに従うこと。
10
指導等
委託者が必要と認めるときは、受託者に対し実施状況等を調査し、必要な指導を行うことができ
る。
11
成果物に係る著作権その他の権利の帰属
受託者が業務の実施にあたり作成した書類及び電磁的記録媒体等一切の図書の著作権及び所有権
は委託者に帰属するものとし、契約満了時には速やかに受託者は委託者に引き渡す。
12
その他
この仕様書に定めない事項、又はこの仕様書に各条項について疑義の生じたときは、受託者は委
託者と協議を行い、委託者の指示に従わなければならない。
13 仕様書等に関する問い合わせ先
〒540-0003
大阪市中央区森ノ宮1-7-5
大阪市こども相談センター
運営担当
電話:06-4301-3100
4