INVESTMENT OUTLOOK|2017年1月号

2017.1
02
ハウスビュー
17
ターゲットレンジ
09
米ドル/ユーロ/豪ドル/NZドル/
ブラジルレアル/メキシコペソ/
タイバーツ/マレーシアリンギット/
インドルピー/トルコリラ
株 式
日本/ 米国/欧州/ 中国/
アセアン/インド/ブラジル
13
債 券
日本/米国/欧州/ 豪州/
ニュージーランド/ブラジル/
インドネシア/インド
為 替
22
リート
日本/ 米国/欧州/ 豪州
24
商 品
25
スケジュール
27
市場データ一覧
ハウスビュー
2017.1
2017年 主要国の実質GDP成長率予想値
欧 州
米 国
日 本
1.5%
中 国
6.5%
2.3%
1.2%
豪 州
3.0%
インド
7.8%
ブラジル
0.8%

12月のマーケットを概観すると、トランプ米国次期政権の減税やインフラ投資等の景気刺激的
な政策への期待、および欧州中央銀行(ECB)が量的緩和(QE)実施期間を大幅に延長した
ことなどを受け、株式市況は先進国中心に上昇しました。外国為替市場では、米連邦準備制
度理事会(FRB)による今年の政策金利見通しの上方修正等から、米ドルが円を含む対主要
通貨で上昇しました。また、長期金利は、国・地域によって動きが異なる展開となり、原油価格
は需給改善観測の台頭などを受けて堅調に推移しました。

今後、世界の市場では、米国次期政権の景気刺激的な政策への強い期待等を受け、株式
等のリスク資産が概ね上昇するとみています。但し、政策を巡る大統領と議会の対立等から
政策実現への不確実性が強まり、政策期待が剥落するといった懸念はつきまとう見込みで
す。一方、FRBの利上げは年2回程度とみていますが、堅調な雇用等を考慮すると、当面米
国の長期金利は上昇圧力を受けやすく、米ドル高が緩やかに進む見込みです。このため、新
興国資産(特に株式)は不安定な動きとなりがちですが、米ドル建ての新興国債券の一部は、
利回り面等からみて投資妙味があると考えています。
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
2
ハウスビュー
2017.1
12月のふりかえり ~先進国を中心に株式等のリスク資産は堅調な展開
【株式】
先進国と新興国の株価指数(米ドル建て)

株式市況は、先進国が大部分の国・地域で上昇する一
2,000
方で、新興国は強弱まちまちの展開となりました。上旬は、ト
1,800
的な政策への期待や、欧州中央銀行(ECB)が量的緩和
1,700
(QE)の規模を縮小しながらも実施期間を市場予想以上に
1,600
邦準備制度理事会(FRB)が、今年の政策金利の見通しを
上方修正したことなどを受けて軟調な展開となりましたが、
1,000
900
1,400
800
1,300
700
16/3/31
16/6/30
600
16/12/31
16/9/30
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
(年/月/日)
(注)土日祝日は前営業日のデータを使用、MSCIワールド・
インデックスは先進国の企業で構成した株価指数、MSCIエマージング・
マーケット・インデックスは新興国の企業で構成した株価指数
りました。

米国10年国債と新興国債券の利回り
(%)
ました。月前半は、トランプ次期政権の景気刺激的な政策
3.0
がインフレ率の上昇につながるとの見方や、FRBが今年の政
2.8
策金利の見通しを上方修正したことなどを受け、世界的に
1,100
1,200
15/12/31
先進国では、日欧中心に月間で上昇する国・地域が多くな
1,300
1,200
MSCIエマージング・マーケット・インデックス(右軸)
1,500
延長したことなどを受け、上昇しました。中旬以降は、米連
長期金利は、先進国、新興国ともにまちまちの動きとなり
(ポイント)
MSCIワールド・インデックス(左軸)
1,900
ランプ米国次期政権の減税やインフラ投資等の景気刺激
【債券】
(ポイント)
(%)
米国10年国債(左軸)
7.4
JPモルガンGBI-EMGD(右軸)
2.6
7.6
7.2
2.4
7.0
2.2
6.8
2.0
6.6
方や、米国債の入札が好調であったことなどを受けて長期
1.8
6.4
金利は低下しました。月間では、国・地域によって動きが異
1.6
6.2
1.4
6.0
長期金利は上昇しました。中旬以降は、トルコでロシア大使
が暗殺されたことなどに伴い地政学リスクが高まったとの見
なる展開となりました。
1.2
15/12/31
16/3/31
16/6/30
16/9/30
5.8
16/12/31
(年/月/日)
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
(注)土日祝日は前営業日のデータを使用、JPモルガンGBI-EMGD
は、現地通貨建て新興国国債全般の利回りを表す指標の一種
【為替、リート・商品】
外国為替市場では、FRBが今年の政策金利の見通しを上
方修正したことなどを受け、円安米ドル高に振れました(米ド

米ドルの対円レートと米ドルインデックス
ルは、円以外の主要通貨の多くに対しても上昇)。また、原
油や鉄鉱石の価格が堅調に推移したことから、ロシアやブラ
ジル等の資源国通貨の一角に対しても円安が進行しまし
た。
128
(円)
124
120
(ポイント)
米ドル(対円)〔左軸〕
米ドルインデックス〔右軸〕
104
102
100
116
98
112
96
リート市況は、11月から12月上旬にかけて急速に上昇し
108
94
た長期金利が12月中旬以降は低下したことや、主要国の
104
92
景況感改善の動きなどを受け、日欧米豪で軒並み上昇し
100
90
ました。原油価格は、石油輸出国機構(OPEC)による減産
の動きなどから需給が改善するとの観測が台頭し、堅調に
推移しました。
96
15/12/31
16/6/30
88
16/12/31
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信
(年/月/日)
(注)土日祝日は前営業日のデータを使用
米ドルインデックスは主要通貨の平均的な対米ドルレート
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
3
ハウスビュー
2017.1
今後のマーケット展望 ~不確実性は高いが米国の政策への期待からリスク資産は概ね上昇を見込む
◆世界経済の見通し

主要国・地域の実質GDP成長率、インフレ率見通し
実質GDP
昨年は、世界的に経済成長に向けた政策の軸足が金融
2018年
2017年
2018年
3.1
3.2
2.5
2.5
日本
1.2
1.2
0.5
0.7
米国
2.3
2.5
2.2
2.3
1.5
1.4
1.3
1.5
1.0
2.4
2.4
政策から財政政策へ徐々にシフトしてきました。今年は、トラ
ンプ米国次期政権が減税やインフラ投資等の政策を打ち
世界
出す方向であることもあって、そうした流れが一層鮮明とな
り、財政政策が世界経済の成長率を次第に押し上げると考
えています。欧州では、独仏の選挙等に絡む政治リスクや、
インフレ率
2017年
先進国 ユーロ圏
英国
1.0
ハードBrexit(英国がEU離脱に伴い欧州単一市場へのアク
豪州
3.0
3.0
2.1
2.0
セスを失う状態)等への懸念はありますが、景気は全般的
中国
6.5
6.2
2.0
2.1
インド
7.8
7.8
5.2
5.5
メキシコ
1.8
2.0
3.1
3.1
ブラジル
0.8
2.0
5.1
4.7
に底堅く、また、中国では、債務問題等が重石となる懸念
があるものの、秋の共産党大会を控え、財政面で景気を下
新興国
支えすると見込まれることなどから、世界経済の緩やかな
拡大は継続するとみています。
(出所)三菱UFJ国際投信の予想
(注)実質GDPは前年比、インフレ率は消費者物価指数の前年比
◆マーケットを取り巻く環境・見通し
2017年12月までの利上げ確率(最低利上げ回数別)
米国次期政権の景気刺激的な政策への強い期待等を受
け、世界的に株式等のリスク資産は概ね上昇するとみてい
ます。但し、①政策を巡る大統領と議会の対立表面化とと
もに政策実現への不透明感が強まること、②保護貿易や移
民制限等の景気抑制的な政策に焦点が当たること、などに
よって政策期待が大きく剥落し、市場のボラティリティ(価格
変動性)が高まる懸念は残存すると考えています。米連邦
準備制度理事会(FRB)の利上げは年2回程度を見込んで
いますが、雇用が堅調で、かつ景気刺激策の期待が強い
なか、当面米国の長期金利は上昇圧力を受けやすく、米ド
ル高は緩やかに進展するとみています。
【株式】
(%)
100
1回
2回
90
3回
4回
80
データ期間:
70
16/9/30-16/12/30
60
50
40
30
20
10
0
16/9/30
16/10/30
16/11/29
16/12/29
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
(注)利上げは1回当たり0.25%の場合を想定
(年/月/日)
先進国株式/新興国株式と200日移動平均
米国はじめ世界経済の緩やかな拡大が見込まれるなか、
2.4
米国の政策への期待等が持続し、株式市況は日米をはじ
2.3
めとする先進国を中心に上昇するとみています。
2.2
MSCI-World/MSCI-EM
200日移動平均
先進国優位
2.1
米国株は、今月発足するトランプ政権の減税やインフラ投
2.0
資等の景気刺激策の浮揚効果への期待が根強く、緩やか
1.9
に上昇する見込みです。ただ、バリュエーション(投資価値
1.8
基準)面での割高感から上値がやや重い局面もあるとみて
1.7
います。日本株は、主要国の景況感改善や緩やかな円安
1.6
14/12/31
米ドル高等に伴う業績回復期待等を受け、堅調に推移する
と考えています。新興国株は、米ドル高等を受けて当面ボ
ラティリティが高い動きになる見込みです。
新興国優位
15/12/31
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
(注)先進国株はMSCI-World、新興国株はMSCI-EMで表現
データは営業日ベース
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
16/12/31
(年/月/日)
4
ハウスビュー
【債券】
2017.1
JPモルガンEM-BIGDと米国10年国債とのスプレッド
今月、米国でトランプ政権が発足しますが、同政権の財政
(%)
5.5
拡張的な政策が、景気拡大とともにインフレ率を上昇させる
5.0
との見方などを受けて米国中心に長期金利は、当面上振
4.5
れしやすいと考えています。ただ、政策の実現可能性や議
4.0
会との調整等についての不透明感が残存していることや、
3.5
米国債券等への潜在的需要などを勘案すると、米国大統
3.0
領選挙直後のような急速な上昇は見込みにくく、長期金利
2.5
の上昇は緩やかであるとみています。
2.0
1.5
10/12/31
一方、米国景気の拡大等に伴い当面緩やかな米ドル高
傾向が続くとの見方から、米国のハイイールド債は物色され
る見込みです。また、先進国と比較して利回り面で優位性
があり、かつ国際収支面等の改善がみられる新興国の米ド
ル建て債券にも、投資妙味があると考えています。
【為替】
為替市場では、米国景気が徐々に底堅さを増すなか、米
連邦準備制度理事会(FRB)が緩やかながら利上げを継続
するとの観測や、トランプ次期政権の景気刺激的な政策へ
の期待などを受け、米ドルが対主要通貨で強含みとなる展
開を想定しています。ただ、米国大統領選挙後の米ドル高
が急速であったことから、短期的には米ドルが調整局面にな
るとみています。
新興国通貨は、対米ドルでは軟化しやすい一方、対円で
は、政治的な不安を持つ国・地域を除いて、もみあうとみて
12/12/31
14/12/31
16/12/31
(出所))Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
(年/月/日)
(注)土日祝日は前営業日のデータを使用
JPモルガンEM-BIGDは、米ドル建て新興国国債全般の利回りを表す指標

主要国の政策金利
地
域
政策金利(%)
米国( FFレート)
先 欧州( ECBレポレート)
進 英国( BOEレポレート)
国 豪州( RBAキャッシュレート)
ニュージーランド(政策金利)
中国(基準貸出金利)
インド(レポレート)
新 インドネシア(7日物リバースレポ金利)
興 ブラジル(中銀ターゲット金利)
国 メキシコ(オーバーナイトレート)
トルコ( 1週間レポレート)
ロシア(主要金利)
変動幅(15/12⇒16/12)
15/12 16/6 16/12
0.50
0.50
0.75 +0.25
0.05
0.00
0.00 ▲ 0.05
0.50
0.50
0.25 ▲ 0.25
2.00
1.75
1.50 ▲ 0.50
2.50
2.25
1.75 ▲ 0.75
4.35
4.35
4.35 +0.00
6.75
6.50
6.25 ▲ 0.50
5.25
4.75
14.25 14.25 13.75 ▲ 0.50
3.25
4.25
5.75 +2.50
7.50
7.50
8.00
0.50
11.00 10.50 10.00 ▲ 1.00
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成、データは月末ベース
(年/月)
(注)インドネシア中銀は2016年8月から主要政策金利を7日物リバースレポ金利に移行
います。
【リート・商品】

日米のリート予想分配金と10年国債の利回り差
リート市況は、米国中心に長期金利にはなお上振れ余地
4.0
が残存しているとの見方から、当面上値がやや重い展開に
3.5
なるとみています。ただ、日本のリートは、日銀が長期金利
を0%付近で制御するという政策を続けるなか、投資妙味
(分配金利回りと10年国債利回りの差)が、相対的に大きい
とみています。
(%)
日本
米国
3.0
2.5
2.0
1.5
原油価格は、石油輸出国機構(OPEC)の減産の進展具
合と米国でのシェールオイル増産の可能性等をにらみ、強
弱観が交錯するなか、もみあいで推移する見込みです。
1.0
15/6/30
15/12/31
16/6/30
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成、
土日祝日は、前営業日のデータを使用
(注)リートの予想配当利回りは12ヵ月先の予想
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
16/12/31
(年/月/日)
5
ハウスビュー
株

2017.1
式
主要国株価指数のターゲットレンジ
日本
12月末
TOPIX(東証株価指数)
日経平均株価(日経225)
半年後の
ターゲットレンジ
1,518.61
1,550 ~ 1,750
19,114.37
19,500 ~ 21,500
米国
12月末
半年後の
ターゲットレンジ
S&P500種株価指数
2,238.83
2,250 ~ 2,450
単位:ポイント、円
欧州(ドイツ)
12月末
ドイツDAX30種株価指数 11,481.06
半年後の
ターゲットレンジ
10,700 ~ 12,300
単位:ポイント
中国
香港ハンセン指数
12月末
22,000.56
21,000 ~ 25,000
9,394.87
8,500 ~ 10,500
香港H株指数
単位:ポイント
アセアン
12月末
677.79
MSCI東南アジア指数
半年後の
ターゲットレンジ
630 ~ 730
単位:ポイント
インド
インドBSE・SENSEX指数
12月末
26,626.46
単位:ポイント
ブラジル
12月末
60,227.29
ブラジルボベスパ指数
半年後の
ターゲットレンジ
半年後の
ターゲットレンジ
半年後の
ターゲットレンジ
24,500 ~ 28,500
単位:ポイント
※ターゲットレンジは、2016年12月末基準
55,000 ~ 67,000
単位:ポイント
債

券
主要国債券利回りのターゲットレンジ
日本
新発10年国債券利回り
12月末
0.040
半年後の
ターゲットレンジ
-0.20 ~ 0.20
米国
12月末
2.444
10年国債券利回り
単位:%
欧州(ドイツ)
10年国債券利回り
12月末
0.208
半年後の
ターゲットレンジ
0.20 ~ 0.60
10年国債券利回り
12月末
3.329
半年後の
ターゲットレンジ
3.00 ~ 3.60
豪州
12月末
2.765
10年国債券利回り
10年国債券利回り
12月末
7.973
半年後の
ターゲットレンジ
7.00 ~ 8.00
半年後の
ターゲットレンジ
2.60 ~ 3.20
単位:%
ブラジル
2年国債券利回り
12月末
11.090
単位:%
インドネシア
2.30 ~ 3.00
単位:%
単位:%
ニュージーランド
半年後の
ターゲットレンジ
半年後の
ターゲットレンジ
9.40 ~ 11.80
単位:%
インド
12月末
10年国債券利回り
単位:%
6.515
半年後の
ターゲットレンジ
5.50 ~ 6.50
単位:%
※ターゲットレンジは、2016年12月末基準
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
6
ハウスビュー
為

2017.1
替
主要国為替(対円)のターゲットレンジ
米国
12月末
116.96
米ドル
半年後の
ターゲットレンジ
110.0 ~ 126.0
欧州
12月末
122.97
ユーロ
単位:円
英国
12月末
144.50
英ポンド
豪州
12月末
84.22
豪ドル
単位:円
ニュージーランド
ニュージーランドドル
12月末
80.98
半年後の
ターゲットレンジ
75.0 ~ 89.0
メキシコペソ
12月末
5.64
半年後の
ターゲットレンジ
5.1 ~ 6.1
ブラジル
12月末
35.94
ブラジルレアル
マレーシアリンギット
12月末
26.10
半年後の
ターゲットレンジ
22.0 ~ 28.0
タイ
12月末
3.27
タイバーツ
トルコリラ
12月末
33.46
半年後の
ターゲットレンジ
半年後の
ターゲットレンジ
29.0 ~ 39.0
半年後の
ターゲットレンジ
2.9 ~ 3.5
単位:円
インド
12月末
インドルピー
単位:円
トルコ
78.0 ~ 92.0
単位:円
単位:円
マレーシア
半年後の
ターゲットレンジ
単位:円
単位:円
メキシコ
118.0 ~ 132.0
単位:円
半年後の
ターゲットレンジ
132.0 ~ 148.0
半年後の
ターゲットレンジ
1.72
半年後の
ターゲットレンジ
1.4 ~ 1.8
単位:円
※ターゲットレンジは、2016年12月末基準
26.0 ~ 34.0
単位:円
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
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資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
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7
ハウスビュー
2017.1
リート

主要リート指数のターゲットレンジ
日本
12月末
1,855.83
東証リート指数
半年後の
ターゲットレンジ
1,750 ~ 1,950
米国
12月末
米国S&Pリート指数
(配当込み)
1,185.94
単位:ポイント
欧州
12月末
欧州S&Pリート指数
(配当込み)
844.10
半年後の
ターゲットレンジ
750 ~ 850
半年後の
ターゲットレンジ
1,100 ~ 1,200
単位:ポイント
豪州
豪ASX200リート指数
(配当込み)
12月末
44,638.50
単位:ポイント
半年後の
ターゲットレンジ
39,000 ~ 45,000
単位:ポイント
※ターゲットレンジは、2016年12月末基準
商

品
主要商品価格のターゲットレンジ
原油
WTI原油先物価格
12月末
53.72
半年後の
ターゲットレンジ
40 ~ 60
金
金スポット価格
12月末
1,151.70
単位:米ドル
半年後の
ターゲットレンジ
1,100 ~ 1,300
単位:米ドル
※ターゲットレンジは、2016年12月末基準
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
8
株
式
2017.1
日 本
TOPIX(東証株価指数)と日経平均株価

1,800
12月のふりかえり
(ポイント)
(円)
TOPI X(左軸)
1,700
日経平均株価(右軸)
21,000
20,000
1,600
19,000
1,500
18,000
1,400
17,000
日米金利差が拡大し、円安米ドル高が進行しました。この円安
1,300
16,000
によって企業の業績改善期待が強まり、日本株は上昇しまし
1,200
15,000
た。また、世界的に債券から株式へ投資マネーがシフトし、米国
1,100
15/12/31
株式市況は上昇しました。米国の長期金利が上昇するなか、
日銀の金融政策により、日本の長期金利の上昇が抑えられ、
株(S&P500)が最高値を更新したことなども日本の株式市況を
後押しし、月間を通じて堅調に推移しました。
今後の見通し
14,000
16/12/31
16/6/30
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用

(年/月/日)
TOPIXと海外投資家売買動向
(10億円)
2,000
(ポイント)
海外投資家売買動向 左軸
TOPIX(月末値) 右軸
1,600
12月のふりかえり
株式市況は上昇しました。月前半は、米供給管理協会(ISM)

2,300
1,900
1,800
15/12/31
2017年の利上げペースが上方修正されたことなどから、上値が
株式市況は上昇を見込みます。2017年初頭にはトランプ氏の
新規受注
55
く、株式市況は先行き上昇する見込みです。
(ポイント)
ISM製造業
みています。また、米国経済は好調な消費に加えて製造業に
既にいずれも一時急ピッチで上昇し、一段の上昇は見込みづら
(年/月/日)
65
大統領就任を控え、就任直後の政権は安定的に運営されると
げペース加速による金利上昇や米ドル高が懸念されるものの、
16/12/31
ISM製造業景況指数と新規受注指数
60
復調の兆しがあり、堅調な推移になるとみています。一方、利上
16/6/30
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用

70
今後の見通し
16/12
2,100
が示唆されたことや、堅調な雇用統計等を背景に株式市況は
重い推移となりましたが、月間では上昇となりました。
(ポイント)
2,200
2,000
利の引き上げが決定され、米連邦準備制度理事会の見通す
16/11
S&P500種株価指数
製造業景況指数が予想を上回ったことなどから製造業の回復
上昇しました。月後半は、米連邦公開市場委員会にて政策金
1,500
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成 (年/月)
(注)海外投資家売買動向の2016/12に関しては22日までの売買動向
以上のことから、株式市況は先行き上昇する見込みです。
米 国
16/10
があることなどは、株式市況に好影響を与えると考えています。
16/9
1,200
16/8
-2,000
(ETF)買いの継続が見込まれること、海外投資家等の買い需要
16/7
1,300
16/6
-1,000
に伴う業績改善期待が強いことや、日銀による上場投資信託
16/5
1,400
16/4
0
向転換される可能性には注意が必要と考えます。しかし、円安
16/3
に伴う新興国の景気腰折れリスク及び、日銀の緩和政策が方
16/2
1,000
16/1
株式市況は上昇すると予想します。米国金利上昇や米ドル高
50
45
12/12
13/12
14/12
15/12
16/12
(年/月)
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
(注)新規受注指数はISM製造業景況指数の細目
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
9
株
式
欧 州
2017.1
ドイツDAX30種株価指数
12,000
(ポイント)
11,500
11,000
12月のふりかえり
10,500
ドイツDAXは上昇となりました。月前半は、欧州中央銀行
10,000
(ECB)理事会にて金融緩和延長が発表されたことや、米国の
9,500
利上げペースが加速するとの思惑などにより、米ドル高ユーロ安
9,000
が進展し、株価上昇に寄与しました。月後半も、イタリアの銀行
8,500
15/12/31
セクターへの懸念が高まったことなどが嫌気されて下落する場
16/6/30
16/12/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
(年/月/日)
面もみられたものの、主要先進国の株価が堅調に推移したこと
などを背景に続伸し、月間で上昇しました。
ユーロ圏小売売上高(前年比)、経常収支(季調済、3ヵ月移動平均)
(%)
4.0
3.5
3.0
2.5
2.0
1.5
1.0
0.5
0.0
14/10
今後の見通し
欧州ではイタリアなどを中心に銀行セクターへの懸念がくすぶ
るなか、今年はフランス大統領選挙やドイツ総選挙などを控え、
政治リスクが高まっていることは株価の上値を抑える要因になる
と考えています。しかし、ECBが金融緩和を延長するなか、通貨
安を背景に企業業績が堅調と見込まれることや、小売売上高
などの内需が足下で回復基調であること等は、ユーロ圏の景気
を押し上げると考えられるため、株価は上昇するとみています。
中 国
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成

香港ハンセン指数、香港H株指数はともに下落しました。月前
半は、規制による不動産市場の先行き懸念や一部保険会社の
株式取引への取締まり強化などから、不動産株と金融株を中
心に売られ、株式市況は下落しました。月後半は、米連邦準備
制度理事会(FRB)が利上げを行い、さらに利上げペース予想を
今後の見通し
(ポイント)
13,000
12,000
香港H株指数(右軸)
23,000
11,000
21,500
10,000
20,000
9,000
18,500
8,000
17,000
15/12/31
7,000
16/12/31
16/6/30
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用

(年/月/日)
中国 外貨準備高と中国元対米ドルレートの推移
(billions USD)
(元)
5.8
3,800
12月の中央経済工作会議にて、経済の安定的成長の追及
3,600
や、サプライサイド改革深化の継続、及び積極的な財政政策と
3,400
中立的な金融政策の維持などが確認されたことから、2017年
3,200
の中国経済は底堅いと考えられます。しかし、人民元安のさらな
3,000
る進行による資本流出や、トランプ新政権と中国の摩擦が激化
2,800
するリスクなども懸念され、香港株はレンジ内の推移になるとみ
2,600
15/08
ています。
(ポイント)
香港ハンセン指数(左軸)
24,500
上方修正したことを受けて、資金流出の懸念が強まりました。そ
のため、株式市況は上値が重く、月間でも下落しました。
(年/月)
香港ハンセン指数と香港H株指数
26,000
12月のふりかえり
(10億ユーロ)
26.0
24.5
23.0
21.5
20.0
18.5
17.0
小売売上高(左軸)
15.5
経常収支(右軸) ・小売売上高が持ち直し
14.0
15/4
15/10
16/4
16/10
外貨準備高(左軸)
6.0
中国元対米ドルレート(右軸)
6.2
6.4
6.6
6.8
7.0
元安
7.2
15/12
16/04
16/08
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
16/12
(年/月)
(注)中国元対米ドルレートは逆目盛
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
10
株
式
ア セ ア ン
2017.1

MSCI東南アジア指数(米ドル建て)
800 (ポイント)
750
12月のふりかえり
700
MSCI東南アジア指数は上昇しました。月前半は、資源価格
の上昇や、11月の急落による値ごろ感の台頭を背景にMSCI東
650
南アジア指数は上昇しました。月後半は、主要通貨に対して米
600
ドルが上昇したことや、トランプ米国次期政権による財政拡張政
550
15/12/31
策が新興国から資金の流出を招くとの思惑が根強く、下落に転
16/6/30
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
じる局面がみられたものの、資源価格の上昇などを背景に底堅
16/12/31
(年/月/日)
く推移し、月間では上昇となりました。
今後の見通し
横ばいの推移を見込んでいます。米国次期政権が志向する
財政拡張政策は、実現性に不透明感があるものの、米国への
資金還流を誘発する可能性が高く、アセアン各国の資金流出
を招く懸念があります。一方、足下の資源価格回復は域内の多
くの国で追い風になると考えられることに加え、多くの国で財政
状況が健全であることを踏まえると、当面は強弱両要因が綱引
イ ン ド
きし、MSCI東南アジア指数は横ばいとなる展開を想定します。
イ ン ド
12月のふりかえり
株式市況はほぼ横ばいとなりました。月前半は、インド準備銀
行の利下げの見送りが嫌気される一方、欧州中央銀行が金融
緩和延長を発表するなど、世界的な金融緩和は継続するとの
思惑が交錯した結果、もみあいとなりました。月後半も、インドの
製薬企業の業績悪化懸念や、11月に施行された高額紙幣廃
止による景気後退リスクから下落したものの、世界的な株価上

インドBSE・SENSEX指数
(ポイント)
30,000
29,000
28,000
27,000
26,000
25,000
24,000
23,000
22,000
15/12/31
16/6/30
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
16/12/31
(年/月/日)
昇などを背景にその後反発し、月間では横ばいとなりました。
今後の見通し
株式市況は、横ばいを見込んでいます。高額紙幣廃止は短
期的に株価に悪影響を与える可能性があります。しかし、中長
期的には不正資金撲滅や、現在約5割にとどまる銀行口座利
用率が上昇し、貯蓄の拡大による融資増加が見込まれるなど、
同国の経済成長に寄与すると考えています。しかし、米ドル高や
原油価格の上昇が株価の上値を抑えると考えられるため、株式
市況は横ばいでの推移をみています。
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
11
株
式
ブ ラ ジ ル
2017.1

ブラジルボベスパ指数
70,000
(ポイント)
65,000
12月のふりかえり
株式市況は下落しました。月前半は、汚職問題に絡む政治不
安が経済改革を妨げるとの見方や、米国の長期金利上昇に伴
い新興国からの資金流出懸念が台頭したことなどを受け、下落
しました。月後半は、米国の長期金利上昇が一服したことや、ブ
ラジルのインフレ圧力低下に伴いブラジル中央銀行(BCB)によ
る利下げ観測が強まったことなどを受け、反発しましたが、月間
60,000
55,000
50,000
45,000
40,000
35,000
15/12/31
16/6/30
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
16/12/31
(年/月/日)
では下落する格好となりました。
今後の見通し
株式市況はほぼ横ばいで推移するとみています。米国が緩や
かながらも利上げを継続するなか新興国からの資金流出懸念
がくすぶることや、ブラジル政界の汚職問題等は、株価の圧迫
要因になると考えます。しかし、インフレ率(消費者物価指数の
前年比上昇率)の低下に伴う利下げ観測や、最近の資源価格
の堅調な動きなどは株価の下支え要因となり、強弱観が対立す
るなか、株式市況はもみあいで推移する見込みです。
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
12
債
券
2017.1
日 本

日本新発10年国債利回り
0.3
(%)
0.2
12月のふりかえり
長期金利はほぼ横ばいでの推移となりました。月前半は、米国
金利高、円安などを受けて、日銀が長期金利操作目標を引き
上げるとの観測が台頭したことなどにより、日本の長期金利は上
昇しました。月後半は、日銀が国債買い入れオペの超長期債
購入額を増額し、また金融政策決定会合で緩和政策の継続を
示しました。このため、長期金利は低下に転じ、月間では長期金
利はほぼ横ばいの動きとなりました。
今後の見通し
長期金利は横ばいでの推移を予想しています。日銀が超長期
0.1
0.0
-0.1
-0.2
-0.3
-0.4
15/12/31
16/6/30
16/12/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
(年/月/日)
米大統領選前との日本国債イールドカーブ比較
(%)
(%)
変化幅(右軸)
1.5
0.30
2016年11月8日のイールド カーブ( 左軸)
2016年12月30日のイールドカーブ(左軸 )
1.0
0.20
債に関しても金利上昇を容認しないスタンスを示し、かつ金融
0.5
0.10
政策決定会合で長期金利操作目標が維持されたことから、長
0.0
0.00
期金利は0%近辺で推移すると考えます。米国金利のさらなる
上昇の可能性はあるものの、国内の消費や消費者物価指数は
-0.5
低調であるため、日銀の緩和姿勢は続くと見られ、今後の長期
金利は横ばいでの推移を予想しています。
米 国
-0.10
1
年
5
年
1
0
年
1
5
年
2
0
年
3
0
年
4
0
年
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成

米国10年債利回り
2.7
(%)
2.5
12月のふりかえり
長期金利は横ばいとなりました。月前半は、11月の非農業部
門雇用者増加数が堅調であったこと等を背景に、金利先高観
が台頭し、長期金利は小幅に上昇しました。月後半は、米連邦
準備制度理事会(FRB)が利上げを行うと同時に、FRBの見通す
利上げペースをやや上方修正したものの、市場には既に織込済
だったとみられ、金利は小幅に低下しました。以上から長期金
利は月間で横ばいとなりました。
2.3
2.1
1.9
1.7
1.5
1.3
15/12/31
長期金利は横ばいで推移するとみています。トランプ次期政権
では財政拡張的な政策が実施される可能性が高いことや、足
下で製造業が復調傾向にあること、雇用環境が堅調であること
等を勘案するとFRBは緩やかな利上げを続ける公算が大きく、
金利先高観は継続すると見込まれます。一方、既に急ピッチで
上昇した金利や米ドルに調整が入る可能性も拭えず、先行きは
やや広いレンジでのもみあいを想定します。
16/12/31
(年/月/日)
FOMCメンバーによる政策金利予測
3.50
今後の見通し
16/6/30
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
(%)
3.00
2.50
2.00
1.50
1.00
0.50
2016/9/21
2016/12/14
(年)
2016
2017
2018
2019 より長期
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
(注)米連邦公開市場委員会(FOMC)にて発表されるFOMC参加者による
予測点の中央値をグラフ化
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
13
債
券
欧 州
2017.1

(%)
0.7
0.6
0.5
0.4
0.3
0.2
0.1
0.0
-0.1
-0.2
-0.3
15/12/31
12月のふりかえり
ドイツの長期金利は横ばいとなりました。月前半は、欧州中央
銀行(ECB)理事会での金融緩和の延長発表や、イタリアの国
民投票が否決されたことなどから、長期金利は低下する局面も
みられたものの、米国の利上げの見通しが上方修正されたこと
などにより、長期金利は上昇しました。月後半は、イタリアの銀行
セクターへの信用懸念が再燃したことなどから、長期金利は低
下し、月間では横ばいとなりました。
ドイツ10年国債利回り
(%)
2.4
・米国の大統領選挙以降、米独スプレッドは拡大
1.8
融緩和を延長し、バランスシートを拡大させていくことは長期金
1.6
利の低下要因になるとみています。一方、米国が緩やかながら
1.4
も利上げを継続するとみられることは米ドル高を通じ、米独の金
1.2
3,600
米独スプレッド(左軸)
2.0
ス大統領選挙やドイツ総選挙などを控えていること、ECBが金
(10億ユーロ)
4,000
ECBのバランスシート(右軸)
2.2
イタリアの銀行セクターへの懸念がくすぶるなか、今年はフラン
3,200
2,800
2,400
1.0
利差を拡大させると共にドイツの長期金利の上昇要因になるこ
2,000
14/12
となどを踏まえると、長期金利は横ばいを見込みます。
15/6
15/12
16/6
16/12
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成 (年/月)
(注)米独スプレッドとは、米国10年債の利回りからドイツ10年債の利回りを控除したもの

豪州10年国債利回り
(%)
3.0
12月のふりかえり
16/12/31
(年/月/日)
ECBのバランスシートと米独スプレッド
今後の見通し
豪 州
16/6/30
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
2.6
長期金利は横ばいとなりました。月前半は、豪州連邦準備銀
行(RBA)が政策金利据え置きを発表したものの、6-9月期の
2.2
豪州国内総生産(GDP)統計が市場予想を下回ったことなどか
ら豪州の長期金利はもみあって推移しました。月後半は、年末
の閑散期で経済指標の発表も乏しく、小幅な値動きに留まり月
間では横ばいとなりました。なお、米国の利上げは既に市場に織
込まれていたとみられ、大きな変動要因とはなりませんでした。
今後の見通し
横ばいで推移するとみています。豪州経済は低迷していた鉱
1.8
15/12/31
16/6/30
16/12/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
(年/月/日)
豪州設備投資概況
100
(%)
(100万豪ドル)
40,000
50
35,000
業セクターの設備投資に底入れの兆しがみられるものの、RBA
が注視する基調インフレ率は低位で推移しており、金融緩和の
継続を予想します。一方、米国の財政拡張的な政策運営等
30,000
0
25,000
設備投資(全体、右軸)
鉱業セクター(前年比、左軸)
非鉱業セクター(前年比、左軸)
-50
は、実現可能性に不透明感があるものの、世界的な金利上昇
を更に生じさせる可能性もあり得ます。これらの強弱両要因を
勘案すると、当面の豪州金利は横ばいを見込みます。
45,000
-100
06/9
08/9
10/9
12/9
20,000
15,000
10,000
14/9
16/9
(年/月、四半期)
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
14
債
券
NZ(ニュージーランド)
2017.1

ニュージーランド10年国債利回り
3.8
(%)
3.5
12月のふりかえり
3.2
長期金利は上昇しました。月前半は、雇用等の米国経済統
2.9
計が堅調さを示したことなどから、米国の金利先高観が台頭し、
2.6
NZ長期金利も上昇しました。月後半は、米国の利上げが市場
2.3
では織込済みであったとの見方が広がり、NZ長期金利はもみあ
いとなり、月間では上昇しました。また、足下で乳製品価格が上
2.0
15/12/31
16/6/30
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
昇傾向にあることも、金利の上昇圧力になったとみています。
16/12/31
(年/月/日)
今後の見通し
横ばいの推移を見込みます。NZ準備銀行は今までの利下げ
効果を見極める姿勢を示しています。さらに、NZ経済は賃金の
伸びが低く、インフレ圧力が乏しいと見られることから、当面は緩
和的な金融環境を維持するとみています。一方、トランプ米国
次期政権の政策への期待が、世界的な長期金利上昇の要因
と考えていますが、政策実現性には不透明感があり、足下の金
利上昇は行き過ぎとみており、長期金利は横ばいを想定しま
す。
ブ ラ ジ ル

ブラジル2年国債利回り
17
(%)
16
12月のふりかえり
15
中期金利は低下しました。汚職問題に絡む政治不安が経済
14
改革を妨げるとの見方から、月初に一時中期金利は上昇しまし
13
た。しかし、欧州中央銀行(ECB)が量的緩和(QE)の規模を縮
小しながらも実施期間を市場予想以上に延長したことや、11月
のインフレ率(消費者物価指数の前年比上昇率)が、大幅に低
下したことなどを受け、それ以降、中期金利はほぼ一貫して低
12
11
10
15/12/31
16/6/30
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
16/12/31
(年/月/日)
下しました。
今後の見通し
中期金利は低下するとみています。米国の利上げが緩やかな
がらも継続し、米ドル高に伴い新興国からの資金流出懸念が残
存することや、ブラジル政界の汚職問題などは、中期金利の上
昇要因であるとみています。しかし、インフレ率の低下等に伴う
ブラジルの利下げ観測や、経常収支の改善等によるブラジル資
産への信認向上などの低下要因が優勢であると考えられ、今
後の中期金利は緩やかな低下傾向をたどるとみています。
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
15
債
券
イ ン ド ネ シ ア
2017.1

インドネシア10年国債利回り
9.0
8.5
12月のふりかえり
8.0
長期金利は横ばいとなりました。月前半は、対米ドルで下落し
ていたインドネシアルピアが反発し低下する局面があったもの
7.5
の、その後、同国内にて地震が発生したことや、米国の利上げ
7.0
観測の高まりを受け、長期金利はもみあいとなりました。月後半
6.5
15/12/31
には、インドネシア中央銀行が政策金利据え置きを発表するな
か、米国の長期金利上昇が一服し、インドネシアの長期金利に
(%)
16/6/30
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
16/12/31
(年/月/日)
は方向感がみられず、月間で横ばいとなりました。
今後の見通し
長期金利は低下を見込みます。インドネシアでは、インフレ率
が低位で推移すると見込まれ、追加利下げの余地があると考え
ます。また、内需の安定等に加え、財政赤字が低水準にとどま
ると予想されることも低下要因とみています。足下、トランプ次期
米国大統領の選挙公約から金利先高観が生じているものの、
政策実現に不透明感があるため、足下の金利上昇は行き過ぎ
と考えます。以上から、先行きは金利低下を見込みます。
イ ン ド

インド10年国債利回り
8.0
12月のふりかえり
長期金利は上昇しました。上旬は、インド準備銀行が利下げを
7.6
7.2
見送ったことや、原油高の経済への悪影響が懸念されるなか、
6.8
鉱工業生産(前年比)がマイナスとなったことなどが嫌気され、
6.4
長期金利は上昇しました。中旬以降は、米国の利上げに伴って
新興国の金利が上昇傾向となったものの、月末にかけて米ドル
高の流れが落ち着き、米国の長期金利が低下したことなどから
(%)
6.0
15/12/31
16/6/30
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
16/12/31
(年/月/日)
インドの長期金利も低下しましたが、月間では上昇しました。
今後の見通し
長期金利は低下を見込んでいます。足下、米国の利上げ
ペースの加速懸念が生じていることは、経常赤字国であるインド
の長期金利の上昇につながる可能性があります。しかし、同国
のインフレ率は低位で推移し、利下げ期待が存在していること
や、11月に施行された高額紙幣の廃止に伴い、インド国債への
需要増加は継続していくことが見込まれるため、長期金利は低
下するとみています。
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
16
為
替
2017.1
国
名
米ドル

米ドル(対円)
122
(円)
116
12月のふりかえり
米ドル(対円)は上昇しました。堅調な雇用統計や、米連邦公
110
開市場委員会にて政策金利引き上げと、米連邦準備制度理事
104
会の利上げ見通しの上方修正が発表されたことなどを受け米ド
ルは上昇しました。一方、日銀は緩和政策を据え置きました
98
15/12/31
が、その影響は限定的なものにとどまりました。以上より、米ドル
16/6/30
16/12/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
(対円)は月間で上昇しました。
(年/月/日)
ドルインデックスと主要国の対米短期金利差
1.40
今後の見通し
(%)
1.20
(ポイント)
先進主要国対米 短期金利差(中央値、左軸)
104
ドルインデックス(右軸)
102
米ドル(対円)は横ばいを見込みます。2017年初頭にはトラン
1.00
プ氏の大統領就任が控え、就任直後の政権は安定的に運営さ
0.80
れるとみています。また、足下の米国経済は雇用や消費の面か
0.60
96
0.40
94
ら堅調さが伺えます。一方で、米ドル高や、市場予想を上回る
98
0.20
利上げペースは米国経済の冷や水になる可能性も拭えず、当
0.00
14/12
面、米ドル(対円)は価格の変動性が高い相場が続くと見込みま
す。これらから、当面はもみあう展開を想定します。
ユーロ
100
92
足下の米ドル高は金利上昇が牽引
15/6
15/12
90
16/12
(年/月)
16/6
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
(注)先進主要国はG10参加国。各国の対米短期金利差の中央値を計算

ユーロ(対円、対米ドル)
130
(米ドル)
1.17
対円(左軸)
対米ドル(右軸)
1.14
ユーロ( 対円)は上昇し ました。月前半は、欧州中央銀行
125
1.11
(ECB)理事会にて金融緩和の期間延長が発表されたものの、
120
1.08
115
1.05
135
12月のふりかえり
米国が利上げに踏み切った結果、円が対米ドルでユーロよりも
下落したことなどから、ユーロは対円で上昇しました。月後半
(円)
は、イタリアの銀行セクターへの信用懸念が高まったことなどが
110
15/12/31
嫌気されたものの、日米などの先進国の株価が堅調に推移した
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
ことなどにより、もみあいましたが、月間で上昇しました。
今後の見通し
1.02
16/12/31
16/6/30
(年/月/日)
ユーロの投機筋のポジション推移とユーロ(対米ドル)
(米ドル)
1.30
(枚数)
120,000
投機筋ポジション(右軸)
ユーロ(対米ドル、左軸)
ユーロは横ばい推移を見込みます。今後の焦点は日米欧の
1.25
金融政策の行方と考えています。米国は利上げペースの加速
1.20
0
懸念が生じるなか、ECBは金融緩和の延長を発表したものの、
1.15
-60,000
今年4月以降は国債購入額の減少が予定されているため、
1.10
-120,000
ユーロ(対米ドル)の下値は限定的と考えています。また対円で
は、日銀の金融緩和が長期間に亘ると予想されるため、今後の
ユーロは横ばいになると予想します。
60,000
1.05
1.00
14/12
-180,000
・ユーロのポジションは直近半年は売り越し超が継続
15/6
15/12
16/6
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
-240,000
16/12
(年/月)
17
為
替
豪ドル
2017.1

豪ドル(対円、対米ドル)
95
(円)
対円(左軸)
90
12月のふりかえり
0.75
80
(RBA)が政策金利の据え置きを発表したことや、米国の利上げ
0.70
観測の台頭等から金利先高観が生じ、円安豪ドル高となりまし
75
た。月後半は、米国の利上げは市場に織込まれていたとの見方
70
15/12/31
が広がり、その後は円安豪ドル高が調整される形で豪ドルは反
(枚数)
今後の見通し
横ばいで推移するとみています。RBAは、商品価格の上昇等
(豪ドル/米ドル)
投機筋のポジション(左軸)
豪ドル(対米ドル、右軸)
0.80
0
0.75
方、資源価格の上昇によるインフレ期待は一時的となる可能性
-40,000
豪ドル買いの動きには
一服感がみられる。
明感があることを踏まえると、足下の円安豪ドル高が調整するリ
向感が出づらく、横ばい圏の推移を想定します。
NZ(ニュージーランド)ドル
12月のふりかえり
-80,000
14/12/31
15/12/31

経済統計などの指標発表が少なくなるなか、円安NZドル高の行
き過ぎが調整される形でNZドルは下落し、月間では横ばいとなり
0.65
16/12/31
NZドル(対円、対米ドル)
85 (円)
(米ドル) 0.80
対円(左軸)
対米ドル(右軸)
80
0.75
0.70
75
0.65
安NZドル高となりました。月後半は、米国の利上げが市場に織
込まれていたとの見方が広がったことや、年末の閑散期に入り、
0.70
(年/月/日、週次)
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
(注)投機筋のポジション動向は、シカゴ・マーカンタイル取引所の非商業取引の
売買ネットポジションをグラフ化
NZドル(対円)は横ばいとなりました。月前半は、資源価格の
上昇、米国の利上げ観測の台頭等から金利先高観が生じ、円
0.85
40,000
を背景に、目先は金融緩和効果を見極めるとみています。一
スクもあると考えています。こうしたことから、先行きの豪ドルは方
(年/月/日)
投機筋のポジション動向
80,000
があることや、トランプ米国次期大統領の政策の実現性に不透
0.65
16/12/31
16/6/30
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用

0.85
0.80
対米ドル(右軸)
85
豪ドル(対円)は下落しました。月前半は、豪州連邦準備銀行
落し、月間でも下落しました。
(米ドル)
70
15/12/31
16/6/30
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
0.60
16/12/31
(年/月/日)
ました。
今後の見通し
NZドルは横ばいでの推移を見込みます。NZ経済は雇用等が
回復傾向にあり、景況感にも改善の兆しがみられますが、弱い
賃金上昇やインフレ圧力などを背景に、NZ準備銀行は緩和的
な金融環境を維持するとみています。足下、世界的な金利の
上昇やリスク選好の動きからNZドルが10月以降大幅に上昇した
ものの、調整する可能性も否めず、当面は波乱含みの展開も予
想されることから、先行きのNZドルは横ばいを見込みます。
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
18
為
替
ブラジルレアル
2017.1

38
12月のふりかえり
ブラジルレアル(対円、以下レアル)は上昇しました。汚職問題
に絡む政治不安が経済改革を妨げるとの見方から、月初は一
(レアル・逆目盛)
3.2
34
3.4
32
3.6
3.8
対円(左軸)
対米ドル(右軸)
26
15/12/31
長したことや、中国の景況感等の経済指標が好調だったこと、
4.0
4.2
16/12/31
16/6/30
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
および鉄鉱石価格が堅調であったことなどを受け、その後レア
3.0
36
28
(QE)の規模を縮小しながらも実施期間を市場予想以上に延
今後の見通し
(円)
30
時軟化し ました。しかし、欧州中央銀行(ECB)が量的緩和
ルはほぼ一貫して上昇しました。
ブラジルレアル(対円、対米ドル)
(年/月/日)
ブラジル 経常収支と貿易収支(12ヵ月累積ベース)

(米ドル/トン)
(ポイント)
140
320
鉄鉱石(左軸)
レアルは、ほぼ横ばいで推移するとみています。米国が緩やか
120
ながらも利上げを継続するなか、新興国からの資金流出懸念が
100
くすぶることや、ブラジル政界の汚職問題等は、レアルの重石に
80
230
なると考えます。しかし、ブラジルの経常収支や貿易収支の改
60
200
善傾向、および鉄鉱石等の資源を含む一次産品価格の堅調な
40
170
動きなどがレアルのサポート要因になることを考慮すると、レアル
20
13/12/31
はもみあいになると見込みです。
290
CRB指数(右軸)
14/12/31
260
140
16/12/31
15/12/31
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
メキシコペソ
12月のふりかえり
メキシコペソ(対円、以下ペソ)は上昇しました。上旬は、メキシ
コ銀行のカルステンス総裁の退任発表が嫌気されましたが、原
油価格が堅調に推移したこと等により、ペソは上昇しました。中
旬以降は、米国の利上げを受け、メキシコ銀行が通貨防衛のた
めに利上げを行ったものの、その後にカルステンス総裁がメキシ
コの利上げは米国の利上げに追従する必要はないとの発言等
が嫌気されて上値が重くなりましたが、月間では上昇しました。
今後の見通し
メキシコは米国への経済依存度が高く、トランプ米国次期政権
の通商政策への懸念が生じています。また、足下の米国の利上
げペースの加速懸念等も考慮すると、ペソは軟化しやすいと考
えています。しかし、メキシコ銀行は相次いで利上げに踏み切る
など通貨防衛の姿勢を打ち出すなか、原油価格の回復など
は、石油輸出国である同国にとって、経済への好影響をもたら
すとみられます。これらのことから、ペソは横ばいを見込みます。

(年/月/日)
メキシコペソ(対円、対米ドル)
(円)
7.7
7.4
7.1
6.8
6.5
6.2
5.9
5.6
5.3
5.0
15/12/31
(メキシコペソ・逆目盛)
16.5
対円(左軸)
17.0
対米ドル(右軸)
17.5
18.0
18.5
19.0
19.5
20.0
20.5
21.0
16/6/30
16/12/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
(年/月/日)
メキシコペソ(対米ドル)とメキシコの政策金利
(1米ドル/メキシコペソ)
(%)
21.5
6.0
20.5
メキシコ銀行は通貨防衛の観点より、
11月、12月と相次いで、利上げを実施
19.5
5.0
4.5
18.5
4.0
17.5
ペソ(対米ドル、左軸)
16.5
15.5
15/12
5.5
メキシコ政策金利(右軸)
16/3
16/6
16/9
3.5
3.0
2.5
16/12
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成 (年/月)
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
19
為
替
タイバーツ
2017.1

3.6
(円)
タイバーツ(対円、以下バーツ)は上昇しました。月前半は、資
(タイバーツ・逆目盛)
対円(左軸)
対米ドル(右軸)
3.4
12月のふりかえり
34
35
3.2
源価格の上昇や米国の利上げ観測の高まりなどから世界的に
36
3.0
金利の先高観が台頭し、タイの長期金利が上昇したことなどを
背景にバーツ高円安が進行しました。月後半は、米国の利上げ
2.8
15/12/31
が市場で織込済みとの見方が広がるなか、米国の長期金利低
下につれてタイの長期金利も低下し、バーツは小幅に下落しま
タイバーツ(対円、対米ドル)
16/6/30
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
37
16/12/31
(年/月/日)
したが、月間ではバーツは上昇しました。
今後の見通し
バーツは横ばい推移を見込みます。タイの今後のリスク要因と
しては、観光客の減少や米国の貿易政策の不確実性が懸念さ
れるものの、政府が景気刺激策を打ち出したことはバーツの下
支えになると期待されます。しかし、米国のトランプ次期政権が
志向する財政拡張的な政策は、米国への資金還流を誘発する
可能性もあることから、当面、バーツは値動きの荒い展開になる
とともに、横ばい圏で推移すると考えます。
マレーシアリンギット

マレーシアリンギット(対円、対米ドル)
30
12月のふりかえり
マレーシアリンギット(対円、以下リンギット)は上昇しました。月
前半は、米国の利上げ観測の強まりから、米国の長期金利が
上昇し、米ドルが円を含む対主要通貨で強含むなか、リンギット
はマレーシア中央銀行が通貨防衛策を行ったことなどから対米
(円)
(マレーシアリンギット・逆目盛)
28
3.8
4.1
26
対円(左軸)
対米ドル(右軸)
4.4
ドルで底堅く推移したため、結果的にリンギットは対円で上昇しま
24
15/12/31
16/6/30
16/12/31
した。月後半は、円安米ドル高が一服するなか、リンギットは対
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
(年/月/日)
円でやや反落しましたが、月間では上昇しました。
今後の見通し
マレーシアでは、ナジブ首相の汚職疑惑による政情不安や、
米国のトランプ次期政権の志向する政策が資金流出を誘発す
るとの憶測が、リンギットの上値を抑えるとみています。しかし、
中央銀行がリンギット防衛の姿勢を示していることや、資源価格
に安定の兆しがあることはリンギットの下支えになるとみられま
す。これらを踏まえると、リンギットは目先に波乱含みの展開も想
定されますが、次第にもみあう展開になると考えています。
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
20
為
替
インドルピー
2017.1

インドルピー(対円、対米ドル)
1.9
(円)
(インドルピー・逆目盛)
65
1.8
66
1.7
67
米国の利上げ観測などを背景に米ドル高が進んだものの、市場
1.6
68
予想に反して、インド準備銀行が政策金利を維持したことや、
1.5
12月のふりかえり
インドルピー(対円、以下ルピー)は上昇しました。月前半は、
通貨防衛の観点から為替介入を行ったことなどにより、ルピーは
対円で上昇しました。月後半は、インドの輸入増加に伴い、同国
の貿易収支の赤字が、市場予想以上に拡大したことなどによ
1.4
15/12/31
69
対円(左軸)
16/6/30
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
対米ドル(右軸)
70
16/12/31
(年/月/日)
り、下落したものの、月間でルピーは上昇しました。
今後の見通し
インドルピーは横ばいを予想しています。11月に発表された高
額紙幣廃止は、短期的にはインド経済に悪影響を及ぼし、通貨
安を招く可能性がありますが、長期的には貯蓄率の増加や融資
の拡大が見込まれるなど、経済成長に寄与するとみています。
また米国の利上げは、インド経済に悪影響を与える可能性があ
るものの、同国経済は約7%の経済成長が期待される一方、財
政赤字は減少傾向であることなどから、横ばいを見込みます。
トルコリラ
12月のふりかえり
トルコリラ(対円、以下リラ)はほぼ横ばいでした。月前半は、イ
スタンブールでテロ事件が発生したものの、利上げに反対とみら
れていたエルドラン大統領が通貨安を容認しないと発言したこと
等の影響を受けてやや上昇しました。月後半は、米国の利上げ
の影響や、ロシアの駐トルコ大使殺害事件等により下落した後、
月末にトルコの隣国であるシリアの内戦の一時停止が発効したこ
トルコリラ(対円、対米ドル)
(円)
44
対円(左軸)
42
40
38
36
34
32
30
15/12/31
(トルコリラ・逆目盛)
2.7
対米ドル(右軸)
2.8
2.9
3.0
3.1
3.2
3.3
3.4
3.5
3.6
16/6/30
16/12/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
(年/月/日)
と等から反発したものの、月間ではほぼ横ばいとなりました。
今後の見通し
リラは下落を見込んでいます。トルコは昨年のクーデター未遂
事件以降、相次ぐテロの発生やロシアの駐トルコ大使殺害事件
など、政情不安が続いています。これに加えて、米国の利上げ
による米ドル高の更なる上昇圧力なども、リラには逆風となる見
込みです。また、足下では実質国内総生産(GDP、前年同期
比)がマイナスとなるなか、経常赤字の拡大も懸念されます。
以上を踏まえると、リラは下落していくとみています。
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
21
リート
2017.1
日 本
12月のふりかえり
東証リート指数は上昇しました。月前半は、世界的な金利上
昇に伴った日本の長期金利の上昇や、日銀の長期金利操作
目標引き上げの思惑などから、東証リート指数は上値が重い動
きとなりました。月後半は、日銀による超長期債買い入れ額の
増額や日銀金融政策決定会合で、長期金利操作目標が維持

(ポイント)
2,000
1,950
1,900
1,850
1,800
1,750
1,700
1,650
1,600
15/12/31
されたことにより、日本の長期金利は低下し、東証リート指数は
上昇、月間でも上昇する格好となりました。
東証リート指数(配当なし)
(万㎡)
300
東証リート指数は上昇を見込みます。 2018年以降、東京都
内で大規模オフィスの供給量増加が予想されることや、世界的
な金利上昇懸念などは、上値を重くする要因になると見ていま
す。しかし、日銀の長期金利操作目標により、長期金利の上昇
100
4
0
0
1996
2000
2004
2008
2012
2016
2020
(年)
(出所) Bloomberg、森トラストの デー タを基に三菱 UFJ国際 投信作 成
(注)赤い棒グラフは2016年以降の予測供給量

米国リート指数
(ポイント)
1,350
1,300
1,250
1,200
1,150
1,100
1,050
1,000
950
15/12/31
12月のふりかえり
米国リート指数は上昇しました。堅調な雇用統計等や、夏場
以降の下落からの反発等が背景にあったとみています。一方、
米連邦公開市場委員会にて政策金利の引き上げが決定され、
米連邦準備制度理事会の見通す2017年の利上げ見通しが上
方修正されました。しかし、これらは既に市場の想定に織込まれ
ていたとみられ、その影響は限定的となり、米国リート指数は月
今後の見通し
(%)
12
都内オフィスビル供給量(左軸)
都内オフィスビル空室率(右軸)
8
高い配当利回りの東証リートは魅力的であると思われることか
間で上昇しました。
(年/月/日)
200
幅は限定的と考えられ、低金利環境下において、3%を超える
米 国
16/12/31
都内オフィスビル供給量と空室率
今後の見通し
ら、先行き上昇を見込みます。
16/6/30
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
16/6/30
16/12/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用

(年/月/日)
中古住宅販売と中古住宅販売仮契約指数
6.0
(ポイント:2001=100)
(100万戸)
米国リート指数は横ばいを見込みます。資源価格回復による
インフレ圧力は一過性の側面が強いものの、トランプ米国次期
115
5.5
中古住宅販売仮契約指数
(2ヵ月先行、右軸)
110
政権は財政拡張的な政策を実施すると見込まれることから、先
行きの金利先高観は米国リート指数の下押し圧力となります。
105
5.0
100
一方、米国経済が雇用・消費面で堅調であり、中古住宅販売
などの住宅実需が底堅い点を踏まえると、当面は強弱両要因
が綱引きし、米国リート指数は横ばいの展開を見込みます。
120
中古住宅販売(左軸)
4.5
13/12
14/6
14/12
15/6
15/12
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
中古住宅販売件数は2016年11月分までのデータ
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
16/6
95
16/12
(年/月)
22
リート
2017.1
欧 州

欧州リート指数
900
875
12月のふりかえり
850
欧州リート指数は上昇しました。月前半は、欧州中央銀行
825
(ECB)理事会にて金融緩和延長が発表されたことや、イタリア
800
の国民投票が否決され、同国経済への懸念が高まったことなど
775
から英独の長期金利が低下したことが好感され、リート指数は上
750
15/12/31
昇しました。月後半も、イタリアの銀行セクターへの懸念が高ま
16/6/30
16/12/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
る局面があったものの、先進国の株価が底堅く推移するなか、
リート指数も上昇が継続し、月間を通じて堅調に推移しました。
(ポイント)

(年/月/日)
欧州リート指数と英国10年債
(%・逆目盛)
0.4
(ポイント)
910
今後の見通し
欧州リート市場に占める英国の割合が高いなか、昨年に発生
880
0.7
した同国の欧州連合(EU)離脱問題は不透明感が強く、欧州不
850
1.0
動産市場への懸念が残存しています。足下では英欧の中央銀
820
1.3
行が金融緩和政策を維持しており、当面は緩和的な状態が継
790
1.6
続すると見込まれるものの、米国が利上げや財政拡張的な政
760
策を行った場合には、世界的な金利上昇の可能性があることも
730
15/12
踏まえると、リート指数は横ばいで推移する見込みです。
豪
国 州
名
12月のふりかえり

50,000
48,000
46,000
42,000
昇傾向にあった豪州金利に一服感がみられました。これに加
40,000
え、世界的なリスク選好の流れを背景に、豪州リート指数は上
38,000
15/12/31
年末の薄商いとなるなか、堅調な株式市況等の流れを受けて
豪州リート指数は横ばいを見込みます。豪州連邦準備銀行
(RBA)は近年行った利下げによる景気浮揚効果を見極める姿
勢を維持しており、緩和的な金融環境の継続は豪州リート指数
のプラス要因となります。一方、米国次期政権による財政拡張
的な政策運営や、米国金融当局による利上げは世界的に金利
先高観を生じさせる可能性もあります。こうした強弱両要因を勘
案すると、豪州リート指数はもみあいの動きを見込みます。
2.2
16/12
16/9
(ポイント)
44,000
今後の見通し
16/6
1.9
豪州リート指数
豪州国内総生産(GDP)が市場予想を下回ったこと等から、上
上昇基調が継続し、豪州リート指数は月間で上昇しました。
16/3
英国債(右軸)
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
(年/月)
(注)英国10年債は逆目盛のため、グラフの上昇は長期金利低下を示す
豪州リート指数は上昇しました。月前半は、2016年6—9月期
昇しました。月後半は、豪州国内の経済指標の発表が少なく、
リート指数(左軸)
16/6/30
16/12/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用

(年/月/日)
豪州基調インフレ率と実質金利
5.0
(%)
基調インフレ率(前年比)
4.0
実質金利
3.0
2.0
1.0
0.0
-1.0
06/9
08/9
10/9
12/9
14/9
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
(注)実質金利は豪州政策金利から基調インフレ率を差し引いた値
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
16/9
(年/月、四半期)
23
商
品
2017.1
原 油

(米ドル/バレル)
55.0
52.5
50.0
47.5
45.0
42.5
40.0
37.5
35.0
32.5
15/12/31
12月のふりかえり
WTI原油先物市況は上昇しました。月前半は、昨年11月末の
石油輸出国機構(OPEC)総会にて約8年振りとなる減産合意
が好感されるなか、サウジアラビアが追加減産を示唆したことな
どが追い風となって、原油市況は上昇しました。月後半は、
米国が今後も利上げを継続するとの観測などから、米ドル高懸

OPEC主要産油国間の減産合意が約8年振りに実現し、原油
需給の改善期待の強まりは、原油市況の下支え要因になると
みています。しかし、トランプ次期米国大統領の打ち出す政策へ
石になると考えられるため、横ばいを見込んでいます。
面もみられたものの、米連邦公開市場委員会(FOMC)にて利
上げと、今後の利上げペースの拡大の示唆が更なる米ドル高を
想起させたことなどから下落しました。月後半は、米国と中国の
軍事的な緊張が高まったことや、米ドル高が一服したことなどを
-1
80
0
60
1
0
12/12
協調減産の実現性に不透明感がくすぶることなどは、市況の重
され、レンツィ首相が辞任を表明したことから一時的な上昇局
100
20
能性があることや、足下の原油需給バランスの悪化傾向、及び
金市況は下落しました。月前半は、イタリアの国民投票が否決
(逆目盛・百万バレル/1日)
-2
40
の期待が米国の長期金利を押し上げ、米ドル高を進展させる可
12月のふりかえり
16/12/31
(年/月/日)
原油需給とWTI原油先物
(米ドル/1バレル)
120
今後の見通し
金
16/6/30
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
念が根強かったものの、主要産油国の具体的な減産計画の発
表などが好感されて続伸し、月間で上昇しました。
WTI原油先物
2
原油需給バランス(右軸)
原油価格(左軸) ・原油需給バランスは悪化傾向
13/12
14/12
15/12
3
4
16/12
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成 (年/月)
(注)WTI原油先物のデータは月次データを使用
原油需給バランスは世界の原油供給量から世界の原油消費量を控除したもの
原油需給バランスは2016年11月末までのデータを使用

NY金先物
(米ドル/トロイオンス)
1,400
1,350
1,300
1,250
1,200
1,150
1,100
1,050
1,000
15/12/31
16/6/30
16/12/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
(年/月/日)
受けて反発したものの、月間を通じて金市況は下落しました。
今後の見通し
米国の利上げペースの加速や、トランプ次期米大統領が減税
や財政拡張的な政策を打ち出した際に、米ドル高が更に進むと
の懸念などは、金市況に悪影響を与えるとみています。しかし、
英国の欧州連合(EU)からの離脱通告及び交渉や、ユーロ圏主
要国での数多くの国政選挙実施に伴う政治リスクが強く意識さ
れていることは、金市況の下支え要因になると考えられます。
以上を踏まえると、金市況は横ばいで推移する見込みです。
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
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ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
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24
スケジュール
2017.1
先月のふりかえり
日 付
項 目
日 付
項 目
12月1日
11月 米国 ISM製造業景況指数
53.2(前回 51.9)
12月14日
10-12月期 日本 日銀短観大企業製造業DI
10(前回 6)
12月2日
11月 米国 非農業部門雇用者数
前月比+17.8万人(前回 同+14.2万人)
12月15日
11月 米国 消費者物価指数(除く食品・エネル
ギー)前年比+2.1%(前回 同+2.1%)
12月2日
11月 米国 失業率
4.6%(前回 4.9%)
12月19日
11月 日本 貿易収支
5,361億円(前回 4,668億円)
12月8日
11月 日本 景気ウォッチャー調査先行き判断DI
49.1(前回 49.0)
12月27日
11月 日本 全国消費者物価指数(除く生鮮食
品)前年比-0.4%(前回 同-0.4%)
12月13日
11月 中国 鉱工業生産
前年比+6.2%(前回 同+6.1%)
12月27日
11月 日本 失業率
3.1%(前回 3.0%)
12月14日
11月 米国 鉱工業生産
前年比-0.60%(前回 同-0.80%)
12月28日
11月 日本 鉱工業生産(速報)
前年比+4.6%(前回 同-1.4%)
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
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ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
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25
スケジュール
2017.1
January 2017
Sunday
1
Monday
2
Tuesday
W ednesday
3
4
米 ISM製造業
欧 消費者物価指数
(12月)
Thursday
5
Friday
6
Saturday
7
米 雇用統計
米 失業率
8
9
10
11
ブラジル 金融政策委
員会(1月11日まで)
15
16
12
13
14
20
21
27
28
日 景気ウォッチャー調査
17
18
19
中 鉱工業生産
米 消費者物価指数
欧 ECB理事会
米 鉱工業生産
インドネシア 金融政策決定
会合(1月19日まで)
22
23
24
25
トルコ
金融政策決定会合
日 貿易収支
26
日 全国消費者物価指数
米 実質GDP
29
30
31
日 金融政策決定会合 日 失業率
(1月31日まで)
日 鉱工業生産
欧 消費者物価指数
(1月)
米 FOMC
(2月1日まで)
(注)上記記載事項については現地時間にて記載
(注) FOMCは米連邦公開市場委員会を指す
(注) ECBは欧州中央銀行を指す
(出所)Bloomberg、各国中央銀行・米連邦公開市場委員会の
ホームページのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
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在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
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市場データ 一覧
2017.1
12月のふりかえり
l株価指数等
1 2 月末
騰落率
l為替( NY市場)
1 2 月末
1 1 月末
騰落率
1,469.43
+3.35%
米ドル
116.96
114.46
+2.18%
19,114.37 18,308.48
+4.40%
ユーロ
122.97
121.19
+1.47%
2,198.81
+1.82%
英ポンド
144.50
143.15
+0.94%
NYダウ工業株30種平均株価 19,762.60 19,123.58
+3.34%
豪ドル
84.22
84.53 ▲ 0.36%
5,323.68
+1.12%
ニュージーランドドル
80.98
81.06 ▲ 0.10%
11,481.06 10,640.30
+7.90%
カナダドル
87.01
85.18
+2.15%
+5.29%
中国元
16.81
16.49
+1.95%
ブラジルレアル
35.94
33.81
+6.31%
TOPIX(東証株価指数)
日経平均株価(日経225)
S&P500種株価指数
NASDAQ総合指数
ドイツDAX30種株価指数
イギリスFT100種株価指数
香港ハンセン指数
1,518.61
1 1 月末
2,238.83
5,383.12
7,142.83
6,783.79
22,000.56 22,789.77 ▲ 3.46%
香港H株指数
9,394.87
9,838.06 ▲ 4.50%
メキシコペソ
5.64
5.56
+1.41%
中国上海総合指数
3,103.64
3,250.04 ▲ 4.50%
タイバーツ
3.27
3.21
+1.88%
26.10
25.28
+3.22%
1.72
1.67
+3.05%
33.46
33.30
+0.48%
0.87
0.84
+2.84%
インドBSE・SENSEX指数
26,626.46 26,652.81 ▲ 0.10%
マレーシアリンギット
ブラジルボベスパ指数
60,227.29 61,906.36 ▲ 2.71%
インドルピー
MSCI東南アジア指数
677.79
671.85
MSCIエマージング指数
862.27
862.83 ▲ 0.06%
l債券利回り
1 2 月末
1 1 月末
+0.88%
トルコリラ
インドネシア100ルピア
騰落幅
l政策金利
1 2 月末
1 1 月末
騰落幅
日本新発10年国債利回り
0.040
0.020
+ 0.020
米国(FFレート)**
0.75
0.50
+0.25
米国10年国債利回り
2.444
2.381
+ 0.063
欧州(ECBレポレート)
0.00
0.00
± 0.00
ドイツ10年国債利回り
0.208
0.275
▲ 0.067
英国(BOEレポレート)
0.25
0.25
± 0.00
イギリス10年国債利回り
1.239
1.418
▲ 0.179
豪州(RBAキャッシュレート)
1.50
1.50
± 0.00
豪州10年国債利回り
2.765
2.723
+ 0.042
ニュージーランド(政策金利)
1.75
1.75
± 0.00
ニュージーランド10年国債利回り
3.329
3.128
+ 0.201
中国(基準貸出金利)
4.35
4.35
± 0.00
インド10年国債利回り
6.515
6.247
+ 0.268
インド(レポレート)
6.25
6.25
± 0.00
インドネシア10年国債利回り
7.973
8.137
▲ 0.164
インドネシア(7日物リバースレポ金利)
4.75
4.75
± 0.00
ブラジル2年国債利回り
11.090
11.626
▲ 0.536
ブラジル(中銀ターゲット金利)
13.75
13.75
± 0.00
JPモルガンEM-BIGD*
5.799
5.914
▲ 0.115
メキシコ(オーバーナイトレート)
5.75
5.25
+0.50
JPモルガンGBI-EMGD*
6.790
6.837
▲ 0.047
南アフリカ(中銀政策金利)
7.00
7.00
± 0.00
騰落率
l商品
lリート
1 2 月末
1 1 月末
1 2 月末
1,855.83
1,796.89
+3.28%
WTI原油先物
配当込み
3,422.06
3,298.65
+3.74%
NY金先物
米国S&Pリート指数配当込み
1,185.94
1,132.89
+4.68%
欧州S&Pリート指数配当込み
844.10
788.53
+7.05%
単位:ポイント、%、円、米ドル
(出所)Bloomberg、Datastreamのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
(注)騰落率は原数値の比較のため、当レポートの数値と四捨五入の関係で合致しない
44,638.50 41,791.26
+6.81%
東証リート指数
同
豪ASX200リート指数配当込み
53.72
1 1 月末
1,151.70
50.34
騰落率
+6.71%
1,173.90 ▲ 1.89%
場合があります
*GDはグローバルダイバーシファイドを表します
**直近の米国(FFレート)は0.50~0.75%
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
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