資料５ （仮称）宮津市空家空地対策の 推進に関する条例 骨子案 12月15日 1 （仮称）宮津市空家空地対策の推進に関する条例 １．条例制定の目的 空家等及び空地の増加が防災上、防犯上又は生活 環境若しくは景観の保全上問題を生じさせ、さらには 地域の活力を低下させる原因の一つになっていること に鑑み、空家等及び空地の発生の予防、適切な管理 及び有効活用の3つの視点から、空家空地対策を総 合的に推進することにより、安全かつ安心な生活環境 の確保、地域の活性化に寄与すること。 2 （仮称）宮津市空家空地対策の推進に関する条例 ２．定義 ○「空家等」・・・ 市内に所在する建築物又はこれに附属する工作物であって居 住その他の使用がなされていないことが常態であるもの及びそ の敷地をいう。 ○ 「空地」・・・ 市内に所在する建築物の敷地でない管理不全な状態の土地 （山林及び田畑以外の土地）であって、常態として人が使用して いないもの又はこれに類する状態にあるものをいう。 3 （仮称）宮津市空家空地対策の推進に関する条例 ２．定義 ○「特定空家等」・・・ そのまま放置すれば、 ①倒壊等著しく保安上危険となる状態 ②著しく衛生上有害となるおそれのある状態 ③適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態 ④その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である 状態 にあると認められる空家等 ○「危険な状態であると認める空地」・・・ そのまま放置すれば、 ①著しく衛生上有害となるおそれのある状態 ②適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態 ③その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である 状態 にあると認められる空地 4 （仮称）宮津市空家空地対策の推進に関する条例 ３．基本理念 取組みを進める上で、以下の２つを基本的な考え方 として定めている。 ①地域の安全及び安心の確保と利活用による活性化 の両面から総合的に推進 ②空家等及び空地の適切な管理は所有者等の責務で あることを基本としつつ、所有者等や市、自治会及び 市民等が、協力、協働及び連携して空家空地対策を 推進 5 （仮称）宮津市空家空地対策の推進に関する条例 ４．責務と役割、 空家等の所有者等、行政、自治会、市民等の責務や役割を定め たうえで、 それぞれが相互に協力して取り組む。 ○所有者等（責務） ①空家等及び空地を適正に管理する。 ②空家空地対策の取組に協力する。 ③空家等又は空地になることが確実となったときは、市又はその 建築物が存する自治会にその旨を連絡するよう努める。 ○市（責務） ①空家空地対策の施策を総合的に講じる。 6 （仮称）宮津市空家空地対策の推進に関する条例 ４．責務と役割 ○自治会（役割） ①自治会及び市民等同士の協力又は連携により、空家空地対策 の取組の実施に努める。 ②当該地域内の建築物の所有者等の情報をもとに、適切な管理 を促すよう所有者等との連絡調整に努めるとともに、市から空 家等又は空地の情報を求められたときは、その情報を提供す るよう努める。 ○市民等（役割） ①自治会及び市民等同士の協力又は連携により、空家等対策 の取組の実施に努める。 ②市民等は、管理不全な状態等である空家等又は空地がある と認めるときは、市又は当該自治会にその情報を提供するよう 努める。 7 （仮称）宮津市空家空地対策の推進に関する条例 ５．施策の概要 ［予防の推進] ○所有者等は、建築物の老朽化、未登記その他将来において空 家等又は空地の発生の原因となる恐れのある事実があるときは、 当該建築物の改修、登記その他空家等又は空地の発生を予防す るために必要な措置を講じるよう努めなければならない。 。 ○良質な住宅の普及の促進を図るとともに、既存の建築物の保 全のために必要な支援その他空家等又は空地の発生の予防に 資する措置を講じる。 8 （仮称）宮津市空家空地対策の推進に関する条例 ５．施策の概要 ［利活用の促進］ ○所有者等は、良好な生活環境の形成、地域社会の維 持及び移住、定住等による地域の活性化を推進するた め、自ら利用する見込みがない空家等又は空地若しくは 跡地を、地域の資源として、第三者への賃貸、譲渡等に より有効に活用するよう努める。 ○市、自治会及び市民等は、所有者等と協力又は連携 して空家等又は空地若しくは跡地の有効活用に取り組 む。 9 （仮称）宮津市空家空地対策の推進に関する条例 ５．施策の概要 ［空家等の適正管理］ 特定空家等及び危険な状態の空地への対応の主な流れ ①自治会・市民等からの空家等及び空地の情報提供 ②現地確認、所有者等の調査 ③所有者等に適切な管理の促進のための情報提供、助言その他必要な援助 ④立入調査 ⑤特定空家等の認定及び危険な状態の空地の判断 ⑥助言・指導 ⑦勧告 ⑧命令、氏名等の公表 ⑨代執行・略式代執行 10 （仮称）宮津市空家空地対策の推進に関する条例 ５．施策の概要 ［緊急安全措置］ ○市長は、空家等又は空地が危険な状態にあり、かつ、これを放 置することにより市民等の生命、身体又は財産に被害を及ぼすこ とが明らかである場合であって、所有者等に指導等を行う時間的 余裕がないと認めるときに限り、原則として所有者等の同意を得 て、当該空家等の危険な状態を緊急に回避するために必要な最 低限度の措置(以下「緊急安全措置」という。)を自ら講ずることが できる。 ○この場合、当該緊急安全措置に要した費用を当該緊急安全措 置に係る空家等の所有者等から徴収するものとする。 11 （仮称）宮津市空家空地対策の推進に関する条例 ５．施策の概要 ［空家等対策協議会］ ○市に、宮津市空家等対策協議会（委員１０人以 内をもって組織）を置き、必要に応じ、空家等対策 計画に関する協議の実施や特定空家等の認定 について意見を述べる等、取組みを進めていく。 12 （仮称）宮津市空家空地対策の推進に関する条例 ６．過料の徴収 ○空家等の命令違反 ・・・ ５０万円以下 ○空家等の立入調査の忌避等 ・・・ ２０万円以下 ○空地の命令違反 ・・・ ５万円以下 13
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