中国ECAに関する注意喚起

Gard Alert
中国ECAに関する注意喚起
こちらは、英文記事「Chinese ECA reminder」(2016 年 12
月 20 日付)の和訳です。
2017 年 1 月 1 日以降、中国の 11 か所の重要港に
寄港する船舶は、着桟中に硫黄分 0.5%以下の燃
料を使用しなければなりません。
過去の Gard Alert において、珠江デルタ(Pearl
River Delta)、長江デルタ(Yangtze River
Delta)、環渤海(Bohai-rim Waters)海域を国内排
出規制海域(ECA)に指定し、同 ECA 内での燃料
油の硫黄分上限値を 0.50%に設定する中国の規制についてお知らせしましたが、今回はそのアップデー
トです。
中国のすべての重要港において、より厳格な排気制限の強制施行日が近づいていますので、以下の点を
再確認してください。

中国 ECA 内の以下の 11 か所の港湾が「重要港」に指定されています。
○ 珠江デルタの広東省深圳(Shenzhen)、広州(Guangzhou)、珠海(Zhuhai)
○ 長江デルタの上海(Shanghai)、寧波市舟山(Ningbo-Zhoushan)、蘇州(Suzhou)、南通
(Nantong)

環渤海海域の天津(Tianjin)、秦皇島(Qinhuangdao)、唐山(Tangshan)、黄山(Huanghua)

2017 年 1 月 1 日以降、11 か所の重要港に寄港する船舶は、着桟中に硫黄分 0.5%以下の
燃料を使用しなければなりません。また、

新規則は、ECA 内において航行、停泊、操業するすべての船舶に適用されますが、軍用
船、漁船、スポーツ目的の船舶・ボートは対象外となります。
遅延が発生したり罰則が課されることがないように、中国の新規則が確実に遵守されているか、燃料補
油計画と燃料油切替え手順の点検・見直しを行うようにしてください。中国に寄港予定のある船舶に対
しては、速やかに指示を与えるようにしてください。
中国の規制および中国海事局による規制の施行に関するさらに詳しい情報については、2016 年 9 月 2 日
付の Gard Alert「中国の排出規制海域 - 舶用燃料の硫黄分要件の強化について」をご参照ください。
本情報は一般的な情報提供のみを目的としています。発行時において提供する情報の正確性および品質の保証には細心の注意を払っていますが、Gard は本情報に依拠することによ
って生じるいかなる種類の損失または損害に対して一切の責任を負いません。
本情報は日本のメンバー、クライアントおよびその他の利害関係者に対するサービスの一環として、ガードジャパン株式会社により英文から和文に翻訳されております。翻訳の正確
性については十分な注意をしておりますが、翻訳された和文は参考上のものであり、すべての点において原文である英文の完全な翻訳であることを証するものではありません。した
がって、ガードジャパン株式会社は、原文との内容の不一致については、一切責任を負いません。翻訳文についてご不明な点などありましたらガードジャパン株式会社までご連絡く
ださい。
© Gard AS
Page 1 of 1