練馬区立区民農園 利用のてびき

練馬区立区民農園 利用のてびき
この「利用のてびき」は、利用者の皆さんが気持ちよく野菜作りができ、楽しい農園ライフ
を過ごしていただくように作成しております。内容をよくお読みの上、記載されているルール
を必ず守って利用してください。すべての項目に共通していることは、
「他の利用者や農園の近
隣にお住まいの方に迷惑をかけない」で利用していただくことです。
1 区画を利用できる方
(1) 利用承認を受けた方に限ります。
利用承認を受けた方とは、利用承認書、農園利用者証に記載されている方のことです。
それ以外の方は、利用承認を受けた方と一緒の場合でも利用できません。これまでは、
利用承認を受けた方と一緒に耕作している場合に限り認めてきたところですが、利用承
認を受けた方以外の方が単独利用しているケースがあり、名義貸しではないかとの声が
寄せられていました。補欠で待機されている方もいるため、利用承認を受けた方のみの
利用とします。
(2) 世帯員が利用中に増えたなどの事由で利用メンバーを追加したい場合は、都市農業課
までお申し出ください。
2 利用期間・利用時間
(1) 利用期間は、平成 26 年 3 月 1 日から平成 28 年 1 月 31 日までです。
(補欠繰り上がり
で利用する方は、利用承認を受けた日から平成 28 年 1 月 31 日までの期間です。
)
ただし、やむを得ず利用期間途中で廃園や休園となる場合があります。これらの場合、
利用者の皆さんには可能な限り早くその旨をお知らせしますが、種苗その他園芸消耗品
に要した費用の補償はできませんので、予めご了承ください。
(2) 利用時間は、
「日の出」から「日の入り」までです。
なお、農園内では、話し声や物音で近隣の方の迷惑にならないよう配慮してください。
(特に、早朝に利用する際は気をつけてください。
)
3 利用区画
(1) 利用承認を受けた区画の 4 本の杭の内側で耕作してください。
(2) 通路や隣接する区画との間には、各区画内に 20cm~25cm 程度を作業スペースとして
確保してください。
(※ただし、背丈が高くなる植物を栽培する場合は、後述する8(2)
をご参照願います。
)
-1-
(3) 種まきや苗の植え付けのとき、その後の成長を計算して、区画をはみ出さないように
してください。
(4) 利用者同士で区画を交換することはできません。
4 区画外の耕作の禁止
農園の地形および日照条件等の関係で、農園内に余地(区画外)がある農園があります。こ
の区画外の利用は禁止します。勝手に耕作したものについては栽培中であっても予告なく廃棄
処分します。
ただし、つぎの条件を満たす場合には利用を認めます。
(1) 事前に、農園利用者による「お花畑の会」を結成し、区に申し出て許可を受けること。
(2) 植えるものが観賞用の花であること。
(3) 花が枯れたあとの片付け、ゴミの処理まで「お花畑の会」として責任をもつこと。
利用期間終了のときにも必ず片付けること。
(4) その他、区の指示に従うこと。
※ 許可を受けずに、余地(区画外)を耕作した場合は、区が耕作物を撤去します。
5 農具
農具は、各自で用意していただきます。ただし、農具庫内に区が用意した農具を使用す
ることもできます。この場合は、以下の点を守って大切に使ってください。
(1) 数に限りがあるので譲り合って使うこと。
(2) 農園の外に持ち出さないこと。
(3) 使用後は、先に土を落としてから水洗いして農具庫に戻すこと(土がついたまま洗う
と下水が詰まってしまいます。
)
※ 私物(個人の農具を含む)を農具庫に入れることはできません。
6 利用者証
農園を利用するときは、農園利用者証を必ず携帯してください。区の職員または区が委
託した農園巡回業者が利用者証の提示を求めたときは、必ず提示してください。拒否をし
たり、提示できないことが続いた場合、名義貸しとみなし、利用を辞退いただくか利用承
認を取り消す場合があります。
なお、利用者証を紛失した場合は、速やかにお申し出ください。
7 水道
節水にご協力ください。また、農園利用以外の目的で使用することを禁止します。
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※ 水のやりすぎは、根の成長に悪い影響を及ぼすことがあります。畑には植木鉢やプラン
ターとは違い、大地の保水力があります。
8 耕作の仕方
(1) 都市農業課には園芸の専門職がいません。栽培についてのお問い合わせにはお応えす
ることができませんので、ご了承ください。
なお、別冊「たのしい野菜づくり」に、野菜づくりの基本が書かれていますので参考
にしてください。
(2) 樹木など農園に適しない植物以外に禁止作物はありません。ただし、支柱を組んで野
菜を栽培したり、トウモロコシなどのように背丈が高くなる植物を栽培するときには、
隣接する区画が日陰にならないよう、区画の中央に寄せる、または隣接境界線から 30cm
程度は空けるなどの配慮をしてください。また、地上 2m以上の高さの支柱を使用するこ
とはご遠慮ください。周りの迷惑になっていると区が判断した場合は、収穫前であって
も撤去していただくことがありますのでご注意ください。
(3) 肥料等を使用するときは、異臭が生じないよう注意してください。なお、国が設定し
た放射性セシウムの暫定許容値「400 ベクレル/kg」を下回っていることが確認できな
い堆肥等は、畑に使用することができません。したがって、農園内で堆肥を作ることは
禁止します。
堆肥を使用する場合は、市販されている堆肥をお使いください。
(4) 農薬の使用は、野菜に適用するものとし、使用基準濃度を必ず守り最小限にとどめ、
使用する際は風がないこと、周囲に人がいないことを確認してください。
農家の畑に隣接する農園では、ポジティブリスト制度(農産物から基準値を超える残
留農薬が検出されると流通規制の対象となる)が施行されていますので、農薬の飛散で
周辺農家の畑に影響が及ぶ可能性があります。十分ご注意ください。
(5) 除草剤の使用は禁止します。
9 農園をきれいに保つために
(1) 自分の区画および周辺の通路に生えた雑草はすみやかに抜いてください。雑草を繁茂
させると、種子が飛んだり、虫がわくなど自分の区画だけではなく周りの利用者の迷惑
となります。特に夏場は頻繁に除草してください。
(2) 利用期間中に発生した野菜くずなどのゴミは、自宅に持ち帰って適切に処分してくだ
さい。区画や周辺に放置しないようにしてください。
(3) 家庭ゴミ(生ゴミ)の持ち込みは、ネズミなどが農園に集まる原因になるため禁止し
ます。
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(4) 農園内の空きスペースや通路に、個人の農具、園芸資材や耕作に関係ない椅子、机な
どの私物を放置しないでください。
(5) 刃物等、鋭利なものは区画内に置かず、必ず持ち帰ってください。
(6) 区画を仕切るために、ビニールひもを使用しないでください。劣化し、土に混入する
と取り除けなくなってしまいます。
10 禁止行為
これまでの注意点に加えて、以下の行為を禁止します。
(1) 農園内で火気を使用すること。
(2) 農園施設を損傷または汚損すること。
(3) 農園内の土地の形質を変更したり、建物や工作物を設置すること。
(4) 利用者証に登録していない方が利用すること。
(5) 農園を利用する権利を他人に譲渡または転貸すること。
(6) 利用承認を得ていない区画を耕作すること。
※他の利用者から耕作を依頼された場合でも耕作はできません。その方には辞退いた
だき、補欠で待機されている方に区から利用の案内をします。
(7) 自動車で来園すること。
※農園周辺への駐車により、近隣の住民から多くの苦情が寄せられています。
(8) 他の利用者や近隣の方に迷惑になる過度の飲酒をすること。
※他の利用者や近隣の方から飲酒に関する苦情が寄せられています。なお、個別に、
農園内で飲酒を禁止する場合があります。
(9) 農園内に犬などのペットを連れ込むこと。
※農作物を栽培する農園で衛生上の管理に支障があるため禁止します。
(10)
農園内の掲示板を許可なく利用すること。なお、利用者同士の連絡用として使用した
い場合は、事前に必ず区に相談・確認すること。
11 その他の注意事項
(1) 利用期間が終了するとき、または利用を辞退するときは、区画をきれいに片づけ、も
との状態に戻してください。また、利用期間の終了前および辞退の際に発生した野菜く
ずや雑草は、土の中に埋めると次の利用者に影響があるため、すべてお持ち帰りくださ
い。
(2) 自転車は、農園内の自転車置き場に置き、通路や周辺の道路には置かないでください。
(3) 他の利用者や近隣住民に迷惑になるような騒音・振動・悪臭等を出さないようにご注
意ください。
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(4) 農園の施設等に損害を与えた場合は、賠償していただく場合があります。
(5) 区は、利用承認の取消しや天災、病害虫等により生じた耕作物等の損害、および事故
等に対して責任を負いません。また、耕作物等の盗難についても責任を負いません。
(6) 各農園内に、①不正利用の防止、②本人の区画確認、③利用者同士の交流の促進のた
めに、全区画の利用代表者の氏と居住町名を掲示板に掲示します。
(例 No2 佐藤 豊玉北)
(7) 農園内で喫煙する場合、受動喫煙の点からも、まわりの利用者への配慮をお願いしま
す。また、吸い殻は必ずお持ち帰りください。
12 住所変更等の手続
住所や電話番号等に変更があった場合は、すみやかに都市農業課へご連絡ください。
13 利用の辞退
区外転出のほか、都合により利用を辞退する場合はつぎの手続きをとってください。
(1)利用承認を受ける前・・・申込代表者本人が都市農業課に申し出てください。
(2)利用承認を受けた後・・・利用している区画をきれいに片付けてから、申込代表者本人
が都市農業課に申し出てください。辞退届を送付しますので、必要事項を記入して返送し
てください。
14 使用料の還付
一度納付した使用料は、つぎの場合以外にはお返しできません。
(1)休廃園など区の都合で区画の全部を利用ができなくなった場合は、利用できない期間分の
使用料を還付します。
(2)利用者の都合で辞退した場合は、辞退届といっしょに使用料還付請求書を提出すること
により辞退日の翌月分からの使用料を還付します。ただし、利用期間の残りが 6 か月未満
のときは還付できません。
15 利用承認の取消し
農園は、
「練馬区立区民農園条例」
、
「同施行規則」
、
「練馬区立区民農園の利用者に係る処分
に関する基準」に基づいて、管理運営をしておりますので、利用にあたっては、ルールを遵
守してください。以下の場合には利用期間中であっても利用承認を取り消す場合があります。
(1) 営利を目的として利用していると認められたとき。
(2) 他人名義での使用や利用承認を受けていない方による耕作など不正な方法で農園を利
用していたとき。
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(3) 農園において、農園利用者証の提示依頼に応じないとき。
(4) 使用料を納付期限までに納付しないとき。
(5) 理由にかかわらず、長期間耕作しないとき。
(6) 「練馬区立区民農園条例」
、「同施行規則」
、「練馬区立区民農園の利用者に係る処分に
関する基準」
、「利用のてびき」に記載されている事柄、その他区の指示に従わなかった
とき。
問い合わせ先 練馬区都市農業課
〒176-8501 練馬区豊玉北 6-12-1(本庁舎 9 階)
電話 5984-1403(直通)
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