津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地 補助金の継続について

津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地
補助金の継続について
要望の要旨
津波・原子 力災 害被災地域雇 用創出企業立 地補助金は、
申請期間が平成30年度末まで、事業期間は平成32年
度末までにそれぞれ延長されたところですが、その後の
制度継続の担 保が示されて いない状況で あります。
東日本大震災により甚大な被害を受けた本市におきま
しては、事業用地の提供に時間を要する状況にあります
ことから、基金の積み増しを行うとともに、申請期間を
制度創設から10年間とし、事業期間を更に延長するな
ど、同補助金による支援の継続と柔軟な制度運用を要望
します。
要望の理由
国では、東日本大震災で甚大な被害を受けた津波浸水
地域等の産業復興を加速するため、平成25年度に「津
波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金」を創
設、昨年度は、申請期間及び事業期間についてそれぞれ
3年間の延長 が決定されて います。
本市では、5次公募までに24件が採択されており、
今後の企業立地と雇用創出が期待されるところでありま
す。
しかしながら、震災によって多くの事業者が廃業や休
業を余儀なくされているほか、再建した事業者において
も販路が回復しないなど、多くの課題を抱えており、産
業の復興には 時間を要する 状況にありま す。
このような中で、新たな企業立地や雇用の創出は必須
であり、同補助金の果たす役割は非常に大きなものであ
りますが、既存の産業用地や市有地は応急仮設住宅用地
として活用されており、また、産業系の土地区画整理事
業で整備する用地については、土地の買取りや換地等に
時間を要し、即座に事業用地を提供できない状況にあり
ます。
つきましては、同補助金の基金の積み増しを行うとと
もに、本補 助制 度の更なる期 間延長を要望 するものです 。