第5号(平成28年6月発行) 発行:さいたま市保健福祉局福祉部生活福祉課 :048-829-1846/ :048-829-1961 :[email protected] 生活自立・仕事相談センターだより 住居確保給付金について 生活自立・仕事相談センターとは 生活困窮者(生活保護の一歩手前の状態にある者)を支援する相談機関です。 住居確保給付金とは、離職等により住居を失った、又は失うおそれの高い方に、求職活動を行うことなど を条件として、一定期間、家賃相当額の一部又は全部を支給するものです。支給に当たっては、申請時に次 の①∼⑧のいずれにも該当する方が対象となります。 基準額 (1)支給要件 申請時に次の①∼⑧のいずれにも該当する方が対象となります。 1人 84,000 円 基準額+ ①離職等により経済的に困窮し、住居喪失者又は住居喪失のおそれ 2人 130,000 円 家賃額 (た があること。 ②申請日において、65歳未満であって、かつ、離職等の日から2 3人 172,000 円 だし、世帯人 年以内であること。 4人 214,000 円 数 に よ っ て ③離職等の日において、その属する世帯の生計を主として維持して いたこと。 5人 255,000 円 上限額あり) ④申請日の属する月における、申請者及び申請者と同一の世帯に属 【上表・収入要件、下表・資産要件】 する者の収入の合計額が、右上の表の金額以下であること。 ⑤申請日における、申請者及び申請者と同一の世帯に属する者の所 世帯人数 金融資産 有する金融資産の合計額が右下の表の金額以下であること。 1人 504,000 円 ⑥ハローワーク(又はジョブスポット)に求職の申込みをし、誠実かつ 熱心に常用就職を目指した求職活動を行うこと。 2人 780,000 円 ⑦国の雇用施策による貸付(職業訓練受講給付金)及び地方自治体 3人以上 1,000,000 円 等が実施する類似の給付等を、申請者及び申請者と同一の世帯に 属する者が受けていないこと。 ⑧申請者及び申請者と同一の世帯に属する者のいずれもが暴力団員でないこと。 (2)支給期間 ※要件に該当するか等、詳細につ 原則3か月(一定の条件により、最長9か月の支給が可能)です。 いては生活自立・仕事相談セン (3)支給方法 ターにお問い合わせください。 大家、不動産媒介業者等へ代理納付します。 相談受付状況 平成27年4月の開設から3月までで、 1,622人 の方から相談を受け、そのうち、氏名等を確認できた 相談者は1,533人です。 また、平成28年4月は143人の方から相談を受 け、そのうち、氏名等を確認できた相談者は113人 です。 相談者の年齢及び性別を平成27年度と平成28 年4月分を比較すると、年齢については、平成28年 4月の方が若干、中高年層が多くなっていますが、性 別については、男女の比率に大きな変化は見られませ ん。 年齢 不明 (平成27年度) 10代 3% 65歳 以上 19% 60∼ 64歳 8% 50代 18% 1% 20代 10% 30代 17% 性別 (平成27年度) 不明 0% 女 41 % 男 59 % 40代 24% 年齢 不明(平成28年4月)10代 1% 5% 20代 65歳 9% 以上 26% 30代 60∼ 11% 64歳 40代 50代 7% 25% 16% 性別 (平成28年4月) 女 35 % 不 明 0% 男 65 % 生活自立・仕事相談センターだより 相 談 事 例 50代 男性 支 援 内 容 相談時の状況 本人、妻、長男(高1)、長女(中1) の4人家族。 大学卒業後から勤めていた会社が倒産。 新しい就職先を考えていたところ体調を 崩してしまい、求職活動を休止した。 雇用保険による失業給付を受けながら 求職活動を再開するも就職先が見つから ず、失業給付も終わってしまうため来所し た。 70代 女性 ・長女が中学生であるため、就学援助制度の利 用について学事課へ案内した。 ・住宅ローンの返済について、金融機関へ相談 するよう促した。 ・就労支援により、正社員として採用が決定し た。 ※就学援助制度とは…小・中学生を養育している保護者の方で学用品費や給食費 の支払いでお困りのご家庭に対して、その費用の一部を援助する制度 相談時の状況 支 援 内 容 ひきこもりだった長男と2人暮らし。 約10年前には生活保護を受けていた が、長男が就職し収入を得たことで生活保 護は廃止となった。 本人は年金を受給しているものの、長男 の収入もあわせて、世帯の収入は月16万 円弱。生活費の不足分をキャッシングによ り補い、数十万円の負債を抱えており、家 計の見直しを希望して来所した。 ・家計相談支援員から、世帯の収支を詳細に把 握するよう助言した。 ・キャッシングによる負債について、借り換え による返済額の減額について助言した。 ・同居の長男の協力もあり、家計の見直しをす ることができた。 生活自立・仕事相談センターでは、上のような事例の他にも、経済的な問題で生 活にお困りの方からの相談を幅広く受け付けています。 市役所職員や関係機関の職員の方が、業務の中で「この人は生活に困っているの では?」と気付いたときは、ぜひ、生活自立・仕事相談センターをご案内ください。 (ご案内いただく際は、あらかじめ、下記までご一報いただければ幸いです。) 生活自立・仕事相談センター(各区福祉課内)の連絡先 生活自立・仕事相談センター西 ☎ 048-620-2656 生活自立・仕事相談センター桜 ☎ 048-856-6261 生活自立・仕事相談センター北 ☎ 048-669-6056 生活自立・仕事相談センター浦和 ☎ 048-829-6196 生活自立・仕事相談センター大宮 ☎ 048-646-3065 生活自立・仕事相談センター南 ☎ 048-844-7161 生活自立・仕事相談センター見沼 ☎ 048-681-6058 生活自立・仕事相談センター中央 ☎ 048-840-6052 生活自立・仕事相談センター緑 ☎ 048-712-1162 生活自立・仕事相談センター岩槻 ☎ 048-790-0191
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