「来る」、 “go” = 「行く」、とは限らない?!

◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆
5 分で鍛える英会話 GYM 【トロント直送のネイティブ英語】
~ 今日のワンポイントレッスン
“come” = 「来る」、 “go”
= 「行く」、とは限らない?! ~
◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆
Vol. 403 December 29, 2016
*********************************************************************************
当メルマガ発行会社である QLS(Quality Life Seeker)は、
カナダへ留学・就職・移住を計画する人のサポートの一環として、
ネイティブが実際に使う口語表現をカナダ・トロントからお届けします。
*********************************************************************************
“come” = 「来る」、 “go”
= 「行く」、とは限らない?!
**********************************************************************
“come” = 「来る」、 “go”
= 「行く」
・・・もちろん単語カードではその和訳になるでしょうが、
意味は本当にその通りでしょうか?
実は英語の “come”
と “go” に は、
日本語の「来る」「行く」とは概念的な違いがあるのです。
ぜひここでしっかり確認しておきましょう。
(例文)
(該当単語の直前に便宜上、番号をふっています。)
友人 A と B が、電話でこれからの予定を話しています。
A: "Hello, can I speak to John?"
B: "This is he."
A: "Hi John, how are you? This is Donna."
B: "Hi Donna, what's up?"
A: "Well, I am going to go rent a DVD now. Do you want to【1】 come over and watch?"
B: "Well, I can't right now. Maybe later. Well, I'll have to【2】go to David's to pick up some stuff."
A: "Can you【3】come over later, then?"
B: "Sure, I'll try to【4】come to your place around 4:00PM. Would that be OK?"
A: "That's perfect."
A: "もしもし、ジョンはいますか。"
B: "はい、僕ですが。"
A: "ジョン、元気?ドナだけど。"
B: "あぁ、ドナ。どうした?"
A: "今 DVD を借りにいくところなんだけど、うちに【1】来て一緒に見ない?"
B: "うーん、今すぐは無理かな。少し後でもよければ・・・。
ちょっとデービッドの家に取りに【2】行きたいものがあってさ。"
A: "じゃあ、その後【3】来る?"
B: "そうだね。4 時頃に【4】行くようにするよ。いい?"
A: "オーケー。ちょうどいいわ。"
例文中の【1】【2】【3】については、“come” = 「来る」、 “go” = 「行く」で一致しています。
ところが、最後の【4】、"I'll come to your place around 4:00PM." というのが何だか不思議ですね。
「君の家に 4 時頃に行く」と言っているのに、なぜ “come”
実は、お互いが近づきあう場合に “come”
になるのでしょうか。
、遠ざかる場合に “go”
を使うのが
英語の概念なのです。
さきほどの例文では、電話で話をしている 2 人が近づくことを言う場合に “come” 、
離れていく場合に “go”
が使われていました。
確認してみましょう。
"Do you want to come over and watch?" では、ドナの家にジョンが来るのですから、
2 人の間の物理的な距離が短くなります。つまり近づいているので “come” になるわけです 。
"Can you come over later, then?" あるいは "I'll try to come to your place around 4:00PM." の場合も
同様に近づいています。
これに対して "I'll have to go to David's to pick up some stuff." では
ジョンがドナの家とは全く関係ない方向へ移動する、
つまり遠ざかっていると見て
日本語の「行く」を全て
“go”
“go”
となるわけです。
と言ってしまうと、ネイティブにとっては
不自然に響いたり、正しく伝わらなかったりすることがあるので気をつけましょう。
◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇
留学から始まるカナダ移民サポート
英語・フランス語の 2 ヶ国語を勉強しながら、国際的に通用するスキルを身につけてカナダ永住権もゲット。
憧れの海外留学、海外移住は今ケベック州モントリオールで実現します。
QLS Education が充実したサポートを提供しています。
www.qlseducation.com
https://twitter.com/QLSeducation
https://www.facebook.com/qlseeker
http://ameblo.jp/qlseducation/
◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇
5 分で鍛える英会話 GYM 【トロント直送のネイティブ英語】、
↓復習は下記ウェブサイトの「Archive」でどうぞ(過去 10 回分のみ掲載)。
http://www.qlslanguagegym.com
当メルマガのバックナンバーも上記ウェブサイトにてご覧いただけます。
Copyright (c) 2016 QLSeeker Canada Inc.
◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇
発行責任者:クオリティー・ライフ・シーカー
発行元:QLSeeker Canada Inc.
公式サイト:http://www.qlseeker.ca
ご意見・ご感想:[email protected]