北洋新聞

HOKUYO NEWS PAPER
北洋新聞
札幌No.1無料電子新聞
第899号
平成28年12月26日(月)発行
購読料 無料
発行所 ㈱パンダ不動産
編集発行人 田口宗勝
[email protected]
「ブラック企業大賞2016」の授賞 残っていた。
式が開かれ、エントリー11社のうち、
大賞となったのは「電通」だった。
電通では、「殺されても放すな、
実行委員から賞状が授与されたが、 目的完遂までは……」などの『鬼十
どの企業も授賞式には出席しなかっ 則』に象徴される経営側の精神訓の
た。
下、13年前には入社2年目の男性社
員の自殺が過労死と認定され、3年
電通は、広告代理店として日本最 前にも30歳の男性社員の病死が過労
大手。所が平成27年12月、24歳の新 死と認定されている。
入社員・高橋まつりさんが長時間労
働の末に自殺した。その後、労働基
こうした状況下、電通は十分な改 同社の活用は「開催地選考に有利」
準監督署は、これを過労によるもの 善策を実施しなかった。厚生労働省 との見方もある。
として、労災として認定した。時間 は10月に抜き打ちで電通本社への強
外労働が月105時間であったという。 制捜査を実施し、労働時間を正直に
小売店や一般消費財のメーカーで
申告させず過少報告させる組織的な あれば、企業イメージ悪化で、不買
これに加えて、「はたらきたくな 体質も浮かび上がっている。
運動などの業績低下をもたらす懸念
い 1日の睡眠時間2時間はレベル
があるが、電通の顧客は、自治体や
が高すぎる。」など、彼女が残した
一方、電通子会社の電通北海道は、 企業で、直接的な影響を受けない。
過酷な労働実態を示すツイートの数々 札幌市から委託され2026年冬季五輪 札幌市も同社を利用し続けることで、
も明らかとなった。加えて上司によ 開催計画を作成した。電通とIOC ブラック企業をサポートしているこ
るパワハラを疑わせる書き込みまで の癒着が指摘されていることから、 とになる。
札幌冬季五輪計画も
ブラック企業大賞
|経済
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平成28年12月26日(月)
北洋新聞
ニトリ苦戦
今年最大の下げ幅
ニトリが発表した12月度(11月21日~12月20日)の月次売上高
によると、既存店の売上高は前年同月比4.5%減。2ヶ月ぶりに
マイナスに転じた。客数も2.7%減で2ヶ月ぶりのマイナス。客
単価も1.9%減だった。
同社の発表によると、12月は気温の低下が早かったことから、
コタツ関連商品の販売が前年割れとなった。つまり、昨年は12月
に売れていたものが、気温低下で11月に売れてしまったというこ
とだ。確かに、11月の既存店売上は前年同月比プラス18.7%の大
幅。その反動で12月が不振だったと言えそうだ。
消一方、3~12月の売上は、前年同期比プラス5.9%、客数も
プラス6.0%だ。消費者心理の長期停滞が心配されていたが、同
社の底力を見せつけている。
中国経済の減速が表面化し、中国人観光客による「爆買い」が
終了しつつある。外国人向けに設備投資をした企業と違い、ニト
リの経営は順調だ。
同性カップル
札幌市が認定
札幌市が平成29年度から、同性カップルをパートナーとして公
認する方針を固めたことが、時事通信の報道で分かった。
同性カップルをめぐっては、東京都の渋谷区と世田谷区、三重
県伊賀市、兵庫県宝塚市、那覇市が同様の証明制度を導入してい
るが、政令指定都市では札幌市が全国初となる。認められれば、
携帯電話の家族割引制度や同性パートナーの死亡保険金の受け取
りなどでメリットがあるという。
報道によると、市は条例ではなく要綱を策定し、互いをパート
ナーとする「宣誓書」の提出を受ければ、市として公的に認める
書類を発行する方向で検討している。条例を制定した渋谷区以外
は要綱に基づく制度となっている。
|不動産
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平成28年12月26日(月)
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物件数でも大差
貸家の確認申請数
住宅産業新聞社の調査によると、札幌市内の賃家の確
認申請数は、サン建築設計が独走していることがわかっ
た。同社は、今年1~9月までの合計で596戸と、2位
のエルクリエイト(538戸)、3位のノースファインプ
ランニング(526戸)に大差をつけている。
「投資用マンション企画」を専門としている企業は、
土地を投資家に販売し、建物は投資家と建設会社との請
負契約とするケースが多いことから、確認申請ランキン
グではカウントされない。そのため、販売力のある企画
会社からの紹介受注が多い建設会社が上位にランキング
される傾向がある。
企画会社は、受注単価だけでなく、引き渡し後のクレー
ム対応なども評価し、建設会社を選別している。ランク
上位の建設会社は、品質でも信頼されていると見られる。
確認申請での賃家には、賃貸マンションの他に、サー
ビス付高齢者向け住宅等も含まれる。今年は、相続税対
策として貸家着工が増えており、新築分譲マンションと
違って活況となっている。ただし、地下鉄駅徒歩圏の土
地が不足しており、建設会社主導での土地探しも目立っ
てきている。
|娯楽
の69億円から20%増やした。
3位は昨年6位の乃木坂46。シ
ングル全3作が年間トップ10に入り、
アルバム「それぞれの椅子」は年間
7位。総売上は74億円で、昨年の45
億円から64%アップ。ついに公式ラ
イバルのAKB48を超えた。
嵐は、10月に発売したアルバム
「Are You Happy?」が年間首位と
なり、シングルも全3作が年間トッ
プ10に入り。DVDでは、8月に発売
した「ARASHI LIVE TOUR 2015 Japo
そのAKB48は、昨年の2位か
nism」が年間2位となり、総売上12 ら4位へ転落。総売上も昨年の113
1億円(昨年は143億円)を記録した。 億円から69億円へ39%減った。シン
グルでは、年間1位から4位までを
2位は、昨年3位の三代目 J Sou 独占し、例年の傾向が続いている。
l Brothers from EXILE TRIBE。3 ただし、新アルバムを発売しなかっ
月に発売したアルバム「THE JSB LE たことから、売上が低迷したようだ。
GACY」が年間2位。昨年12月に発売
したDVD「BLUE PLANET」が年間1位
2017年は、AKB48が、年間シ
になるなど、総売上は83億円。昨年 ングル首位の座から陥落するかどう か注目される。
北洋新聞
乃木坂に敗れ3位
オリコン年間ランキングが発表さ
れ、2016年の年間アーティストトー
タルセールスは、嵐が4年連続6度
目の1位となった。
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平成28年12月26日(月)