全建川柳募集中! - 一般社団法人 全日本建設技術協会

会計検査オフサイドトーク
信ずるより確かめよ
現役時代、その日の実地検査が終わると、有志だ
けということで調査官達とヤキトリの煙の漂う巷に
紛れて、「反省会」と称する飲み会を連日のように
やったものです。
「反省会」は取りあえず「今日、
どうだった?」から始まります。検査箇所、現場の
状況、相手方の反応、押さえた証拠、足りないもの、
自分の判断の根拠とその妥当性など、一応真面目な
話からスタートしますが、杯を重ねるにつれ、その
指摘の理屈が自分達の上司に理解してもらえるか、
上司の頭のキレの良し悪しから、判断の遅さ、情け
なさ、自分達は他の検査課に比べ不幸な環境にあり
はしないか、それと比べたら優秀なプロ野球の監督
が上司だったらどうなるか、その場合の選手達の打
率や防御率はどう変わるか、やがて来るべき人事に
までヒートアップすることもたびたびで、その様子
は全国のサラリーマンの同志のみなさまと全く同じ
飲み会です。
さて、その話題の中でも一応、後継者の育成らし
きものを、話の流れや弾みでやる場合があります。
現場で採用した工法について疑問に思うことを某調
査官が話している最中、どうも部下の受け答えがお
かしい。生返事だし答えがズレている。そこで一発、
「お前、彼が疑問に思っている工法が分かってて聞
いているのか?この際だから、きちんと理解しろ。
聞かざるは一生の恥、知ったかぶりと思い込みは調
査官の命取りだからな。」と先輩から有難いお言葉。
こんな姿勢での検査は見逃しや誤解で終わってしま
い恐ろしい結果を招きます。これと関連して、われ
われの頃には、先輩から検査の基本であるとして、
「信ずるより確かめよ」という言葉も覚えろという
ことで、その解説が始まりました。旧海軍の教えだ
と先輩には教えられたのですが、酒の席ですので今
では記憶が定かではありません。この検査姿勢は、
どんなに親しい人に対しても貫かねばならない辛さ
があるのですが、その人が大事だからこそ「信ずる
より確かめろ」と指導され、しかし、結果として、
検査だけではなくいろいろな場面で、この言葉には
どれだけ助けられたかわかりません。
この「反省会」に同席したはずの後継者達が、そ
の後、どうなったかは、指摘の打率を見ると一目瞭
然ですが、相変わらずザルのような検査をして受検
庁のみなさまに愛されている後継者もいつかは分
かってくれるものと願っております。
(元会計検査院 農林水産検査第4課長 芳賀 昭彦)
全建川柳募集中!
月刊建設では、多くの会員のみなさまにご参加いただけるよう、みなさまから「川柳」を募集し
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日常業務の中で経験されている“喜怒哀楽”を、応募者、読者のみなさまが「あるある」と思わ
ず共感できる“あるある話”を「川柳」にてお聞かせください。
(応募される際の注意点)
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なお、「全建HP」 http://www.zenken.com/の機関誌 「月刊建設」、「特集等執筆
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等を選定し、受賞された作品にはクオカード(5,000円分)を進呈します。
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月刊建設16−09