平成28年度自己評価シート(中間評価まとめ)(PDF)

様式4
平成 28 年度自己評価シート(
年度自己評価シート(中間
自己評価シート(中間評価まとめ)
中間評価まとめ)
校番
115
学校名
沼隈特別支援学校
校長氏名
陰迫 紀世美
全・定・通
本・分
1 評価結果の分析
(1)「学校評価アンケート(保護者)」の回答率は 58.0%であった。夏季休業前に実施したため,昨年度と比較すると回答率が下がっ
た。
(2)アンケート結果から次のことが把握できた。
ア 「児童生徒一人一人の実態に応じて,学習内容,指導形態,教材教具の工夫や改善」については,個別の指導計画による
保護者連携や参観日での授業参観等により,96.5.%と肯定的評価であった。
イ 「保護者等から得られた情報により,個々の児童生徒への適切な対応」は,全ての保護者が適切であると回答している。
日々の連絡帳への記載や電話連絡による保護者連携,懇談会での情報共有など,学校全体での取組が適切に実施されて
いる。
ウ 「校内美化や環境整備」については,肯定的回答が 94.8%で概ね良好である。
エ 「児童生徒は毎日学校へ行くことを楽しみにしている」(94.8%),「安心し通学させることができる」(96.6%)と,ほとんどの保
護者が肯定的回答をしている。 児童生徒と教職員のコミュニケーションが積極的に行われていることで好ましい人間関係が
形成されていることが伺える。
オ 一方,「学校からの教育目標や教育方針の説明」(82.8%),「進路情報の提供」(74.2%),「ホームページ等での情報発信」
(79.3%)は,他項目と比較するとやや肯定的回答が低い。児童生徒の現状把握や地域・保護者のニーズの把握をしっかり行
い,積極的な情報発信を行うよう工夫する必要がある。
(3)高等部第3学年の進路指導に関しては,JST,進路指導部及び高等部第3学年担任団が情報共有できている。しかし,関係機
関との連携が不十分な状況があった。
(4)本校の通学区域内の小・中・高等学校への支援や関係機関との連携を積極的に行っており,地域における特別支援教育のセ
ンター的機能を果たしている。特に毎年8月に実施している「特別支援教育事例研修会」は,本年度で3年目を迎え,昨年度の
倍の 77 名の参加者があり,参加した教職員から高い評価を受けた。
(5)児童生徒の活躍できる場面を設定し,参加させることにより自己肯定感や自己有用感を高める取組を進めた。今年度は,全国
高等学校総合文化祭が広島で開催され,高等部の生徒がダンス,販売活動(陶芸作品,カボチャ)に参加し,多くの高校生と交
流を深めるとともに達成感を味わうことができた。
2 今後の改善方策
(1)後期の「学校評価アンケート(保護者)」では,回答率を上げるよう実施期間を検討し,アンケートを回収しやすい日程や行事日
に実施するなど,80%以上の回答率を目指す。
(2)9月末に実施する保護者懇談会で個別の指導計画の前期の評価及び後期の指導計画について丁寧に説明し,保護者連携
を密にした。
(3)12 月末までに一人一細案授業を実施し,授業力の向上を図る。
(4)校内授業研究会で実施した研究協議内容を速やかに校内掲示板に掲載し,学部間で情報共有する(7月実施については 10
月末までに,12 月実施については 12 月末までに校内掲示板に掲載する)。
(5)安全点検については,点検結果を踏まえ不具合箇所等については速やかに対応する。また,校内美化については,週清掃
を確実に実施できるよう調整するとともに,行事や掃除道具点検等の機会をとらえ,週清掃で実施できない場所の清掃活動を行
う。
(6)非常時訓練については,後期に計画している「不審者対応避難訓練」,「地震防災避難訓練」等を実施するに当り,前期と同様
に事前学習を行い,訓練の目的と方法を十分理解させて実施できるよう取り組む。
(7)保護者が進路に関して「わからない」と回答している具体について,懇談等を活用して情報収集し,課題を明らかにし課題解
決に向けた取組を行う。
(8)関係機関との連携を充実するために,連携内容の記録を管理職に報告するとともに,必要な情報を教職員に周知する。
(9)ホームページの定期的な更新を行うとともに,保護者や地域の人たちが本校へ関心をもってくれるような情報発信できるよう,
各分掌,学部学年会へホームページ掲載記事の作成を依頼する。
3 学校関係者評価結果を踏まえた今後の改善方策(学校関係者評価実施後に記入する。)
(1)児童生徒の変容が分かりやすい評価指標を検討する。
(2)「いつまでに」,「何をする」が分かりやすいよう後期の計画を見直す。
(3)児童生徒の状況に応じて,「わかる」「動ける」「できる」の姿を明確にし,誉める,認める,感謝する等の評価の言葉掛けを意識
した授業づくりを進める。
(4)進路に係る保護者のニーズを把握し,必要な情報を保護者に対して発信していく。
(5)福祉事業所や企業等の参観日を 12 月,1月に実施し,学校の取組状況をアピールする。
(6)学校が何をしているのか,今後どうしていくのか等の取組内容を分かりやすくHP等で情報発信する。
(7)小学部,中学部,高等部の取組の連携を充実させるために,「沼隈スタンダード」の改善を図る。
(8))「学校評価アンケート(保護者)」の集約結果について,視覚的に分かりやすいデータの提示を工夫する。
(9)重点目標を達成させるための達成目標,評価指標を設定し,児童生徒の変容で評価できるよう学校経営計画の作成を次年度
に向けて検討する。