がんの75歳未満年齢調整死亡率2015年集計結果

75歳未満年齢調整死亡率の全体目標の結果
140
実測値
ベースライン値および目標値(20%減)
予測値
1975-2013年データに基づく予測値
76.7
14.8%減
100
策定時(2005年値)92.4
15.6%減
目標20%減
80
2015年実測値 78.0
目標値(2015年値)73.9
60
計画前後の減少率の比較
1995-2005年(10年) 14.8%減
2005-2015年(10年) 15.6%減
40
20
1999-2007年(8年) 15.1%減
2007-2015年(8年) 11.9%減
*
(注)人口動態統計の公表値に基づいて死亡数の予測を行い、総人口を用いた率を算出した。
予測値の出典: 第51回がん対策推進協議会資料2( Japanese Journal of Clinical Oncology 2014; 44: 36-41の手法による)
実測値の出典: 国立がん研究センターがん対策情報センター「がん情報サービス」(http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/dl/index.html pref_AllCancer_mortality(1995-2015).xls)
* 対数線形回帰をあてはめた場合の年変化率に統計学的有意差あり(p<0.05)
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
2001
2000
1999
1998
1997
1996
1995
0
1994
75歳未満年齢調整死亡率(人口10万対 1985年モデル人口)
120
1
部位別 胃がん 男女計
25
実測値
30.9%減
15
33.2%減
10
計画前後の変化率の比較
1995-2005年(10年) 30.9%減
2005-2015年(10年) 33.2%減
5
1999-2007年(8年) 27.7%減
2007-2015年(8年) 28.3%減
(注)人口動態統計の公表値に基づいて死亡数の予測を行い、総人口を用いた率を算出した。
予測値の出典: 第51回がん対策推進協議会資料2( Japanese Journal of Clinical Oncology 2014; 44: 36-41の手法による)
実測値の出典: 国立がん研究センターがん対策情報センター「がん情報サービス」(http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/age-adjusted.html)
* 対数線形回帰をあてはめた場合の年変化率に統計学的有意差あり(p<0.05)
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
2001
2000
1999
1998
1997
1996
1995
0
1994
75歳未満年齢調整死亡率(人口10万対 1985年モデル人口)
20
2
部位別 大腸がん 男女計
15
10.0%減
6.5%減
10
5
計画前後の変化率の比較
1995-2005年(10年) 10.0%減
2005-2015年(10年) 6.5%減
1999-2007年(8年)
2007-2015年(8年)
11.0%減
4.0%減
*
*
(注)人口動態統計の公表値に基づいて死亡数の予測を行い、総人口を用いた率を算出した。
予測値の出典: 第51回がん対策推進協議会資料2( Japanese Journal of Clinical Oncology 2014; 44: 36-41の手法による)
実測値の出典: 国立がん研究センターがん対策情報センター「がん情報サービス」(http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/age-adjusted.html)
* 対数線形回帰をあてはめた場合の年変化率に統計学的有意差あり(p<0.05)
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
2001
2000
1999
1998
1997
1996
1995
0
1994
75歳未満年齢調整死亡率(人口10万対 1985年モデル人口)
実測値
3
部位別 肝がん 男女計
20
15
31.9%減
10
48.8%減
計画前後の変化率の比較
1995-2005年(10年) 31.9%減
2005-2015年(10年) 48.8%減
5
1999-2007年(8年)
2007-2015年(8年)
35.0%減
41.5%減
*
*
(注)人口動態統計の公表値に基づいて死亡数の予測を行い、総人口を用いた率を算出した。
予測値の出典: 第51回がん対策推進協議会資料2( Japanese Journal of Clinical Oncology 2014; 44: 36-41の手法による)
実測値の出典: 国立がん研究センターがん対策情報センター「がん情報サービス」(http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/age-adjusted.html)
* 対数線形回帰をあてはめた場合の年変化率に統計学的有意差あり(p<0.05)
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
2001
2000
1999
1998
1997
1996
1995
0
1994
75歳未満年齢調整死亡率(人口10万対 1985年モデル人口)
実測値
4
部位別 肺がん 男女計
20
実測値
7.3%減
15
10
計画前後の変化率の比較
1995-2005年(10年) 9.3%減
2005-2015年(10年) 7.3%減
5
1999-2007年(8年)
2007-2015年(8年)
*
9.2%減
5.5%減
(注)人口動態統計の公表値に基づいて死亡数の予測を行い、総人口を用いた率を算出した。
予測値の出典: 第51回がん対策推進協議会資料2( Japanese Journal of Clinical Oncology 2014; 44: 36-41の手法による)
実測値の出典: 国立がん研究センターがん対策情報センター「がん情報サービス」(http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/age-adjusted.html)
* 対数線形回帰をあてはめた場合の年変化率に統計学的有意差あり(p<0.05)
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
2001
2000
1999
1998
1997
1996
1995
0
1994
75歳未満年齢調整死亡率(人口10万対 1985年モデル人口)
9.3%減
5
部位別 肺がん 男性
35
実測値
12.6%減
25
8.4%減
20
15
計画前後の変化率の比較
1995-2005年(10年) 12.6%減
2005-2015年(10年) 8.4%減
10
5
1999-2007年(8年)
2007-2015年(8年)
10.8%減
6.1%減
*
*
(注)人口動態統計の公表値に基づいて死亡数の予測を行い、総人口を用いた率を算出した。
予測値の出典: 第51回がん対策推進協議会資料2( Japanese Journal of Clinical Oncology 2014; 44: 36-41の手法による)
実測値の出典: 国立がん研究センターがん対策情報センター「がん情報サービス」(http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/age-adjusted.html)
* 対数線形回帰をあてはめた場合の年変化率に統計学的有意差あり(p<0.05)
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
2001
2000
1999
1998
1997
1996
1995
0
1994
75歳未満年齢調整死亡率(人口10万対 1985年モデル人口)
30
6
部位別 肺がん 女性
10
7.8%減
5.6%減
5
計画前後の変化率の比較
1995-2005年(10年) 7.8%減
2005-2015年(10年) 5.6%減
1999-2007年(8年)
2007-2015年(8年)
*
8.6%減
4.7%減
(注)人口動態統計の公表値に基づいて死亡数の予測を行い、総人口を用いた率を算出した。
予測値の出典: 第51回がん対策推進協議会資料2( Japanese Journal of Clinical Oncology 2014; 44: 36-41の手法による)
実測値の出典: 国立がん研究センターがん対策情報センター「がん情報サービス」(http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/age-adjusted.html)
* 対数線形回帰をあてはめた場合の年変化率に統計学的有意差あり(p<0.05)
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
2001
2000
1999
1998
1997
1996
1995
0
1994
75歳未満年齢調整死亡率(人口10万対 1985年モデル人口)
実測値
7
部位別 乳がん 女性
15
10
13.6%増
5
2.7%増
計画前後の変化率の比較
1995-2005年(10年) 13.6%増
2005-2015年(10年) 2.7%増
1999-2007年(8年)
2007-2015年(8年)
8.6%増
1.2%増
*
*
(注)人口動態統計の公表値に基づいて死亡数の予測を行い、総人口を用いた率を算出した。
予測値の出典: 第51回がん対策推進協議会資料2( Japanese Journal of Clinical Oncology 2014; 44: 36-41の手法による)
実測値の出典: 国立がん研究センターがん対策情報センター「がん情報サービス」(http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/age-adjusted.html)
* 対数線形回帰をあてはめた場合の年変化率に統計学的有意差あり(p<0.05)
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
2001
2000
1999
1998
1997
1996
1995
0
1994
75歳未満年齢調整死亡率(人口10万対 1985年モデル人口)
実測値
8
部位別 子宮頸がん 女性
5
75歳未満年齢調整死亡率(人口10万対 1985年モデル人口)
実測値
9.6%増
3.4%増
計画前後の変化率の比較
1995-2005年(10年) 3.4%増
2005-2015年(10年) 9.6%増
1999-2007年(8年)
2007-2015年(8年)
4.4%増
12.4%増
*
(注)人口動態統計の公表値に基づいて死亡数の予測を行い、総人口を用いた率を算出した。
予測値の出典: 第51回がん対策推進協議会資料2( Japanese Journal of Clinical Oncology 2014; 44: 36-41の手法による)
実測値の出典: 国立がん研究センターがん対策情報センター「がん情報サービス」(http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/age-adjusted.html)
* 対数線形回帰をあてはめた場合の年変化率に統計学的有意差あり(p<0.05)
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
2001
2000
1999
1998
1997
1996
1995
1994
0
9
がん種別の寄与割合 男性
計画前(1995-2005年)
現計画(2005-2015年)
5.0
膵臓, 0%
口腔・咽頭, 0%
75歳未満年齢調整死亡率の変化(人口10万対)
0.0
胆のう・胆管, 4%
-5.0
肝臓, 32%
-10.0全がん, -27.1
(100%)
大腸, 7%
-15.0
-20.0
胃, 33%
脳・中枢神経系, 1%
前立腺, 3%
胆のう・胆管, 3%
食道, 7%
膵臓, 1%
肝臓, 35%
全がん, -24.0
(100%)
大腸, 4%
胃, 28%
肺, 10%
-25.0
-30.0
肺, 14%
全がんの減少は鈍化
胃、大腸、肺の減少への寄与割合が低下
(注)計画期間は死亡データの入手可能時期に合わせて2年遅れとしている
10
2015-2025年の値は1975-2014年データに基づく予測値で求めた
がん種別の寄与割合 女性
現計画(2005-2015年)
計画前(1995-2005年)
75歳未満年齢調整死亡率の変化(人口10万対)
5.0
乳房, 3%
乳房, 15%
膵臓, 5%
子宮頸部3%
子宮体部, 6%
膵臓, 5%
子宮頸部 1%
子宮体部, 3%
0.0
卵巣, 5%
胆のう・胆管, 11%
胆のう・胆管, 15%
-5.0
肝臓, 21%
肺, 7%
全がん, -8.7
大腸, 10%
(100%)
胃, 50%
-10.0
-15.0
肝臓, 33%
全がん, -7.3
(100%)
肺, 6%
大腸, 11%
胃, 33%
全がんの減少は鈍化
胃、肺減少への寄与割合が低下
増加に寄与していた乳房は横ばいに
子宮頸部・体部の増加への寄与が増加
(注)計画期間は死亡データの入手可能時期に合わせて2年遅れとしている
11
2015-2025年の値は1975-2014年データに基づく予測値で求めた
まとめ
• がん対策推進基本計画の全体目標「がんの75
歳未満年齢調整死亡率の20%減」は16%減にと
どまった
• がん種別に計画前後の傾向を比較すると
– 計画後に減少が加速: 肝臓
– 計画後に増加が止まった: 女性乳房
– 計画前後でほぼ同じ減少: 胃
– 計画後に減少が鈍化: 大腸、肺
– 計画後に増加が加速: 子宮頸部
• がん対策加速化プランをはじめ、死亡率減少に
つながる対策を進める必要がある
12
都道府県別の結果
出典: 国立がん研究センターがん対策情報センター「がん情報サービス」(http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/dl/index.html pref_AllCancer_mortality(1995-2015).xls)
13