新年あけましておめでとうございます２０１７年２０１７年を迎えました。広島、長崎への原爆投下から７１年。今年は、被爆者のねがいにこたえる歴史的なチャンスを迎えています。国連では、核兵器禁止条約の交渉を始めるよう求める決議に、加盟国の６割を超える国々の賛同が寄せられています。条約交渉への気運が高まっているのです。核保有国やその「核の傘」の下にいるほんの一握りの国々が、こうした流れに抵抗しています。「核兵器のない世界」の実現をねがう世界の人びとの声と行動で、世界をうごかす年にしましょう。残念ながら日本の政府は、核保有国とならんで、核兵器禁止の動きに真正面から逆行しています。昨年の国連総会第１委員会では、禁止条約交渉開始を求める決議に反対したのです。被爆国にあるまじき姿勢です。広島・長崎の被爆者のみなさんの平均年齢は８０歳を超えました。「生きているうちに核兵器のない世界を」との渾身の訴えを込めて被爆者のよびかけのもと、とりくまれているのが「ヒバクシャ国際署名」です。既に昨年１０月、日本や海外から寄せられた５６万筆余りの署名を国連に提出しました。２０２０年まで毎年、国連に提出する予定ですが、世界で数億人分が目標です。政府の姿勢を決めるのは、その国で暮らす人びとの声と行動です。ぜひ「ヒバクシャ国際署名」にご協力いただき、被爆者の願う「核兵器のない世界」をともに実現しましょう。（２０１７・１・６）国連認証 NGO・原水爆禁止日本協議会（日本原水協） ℡03-5842-6031 HP:http://www.antiatom.org/