安全データ シート(SDS) 製造者情報 会社 :プロメガ株式会社 住所 :東京都中央区日本橋大伝馬町14-15 担当部門 : テクニカルサービス部 担当者 : 上田 昌宏 Tel : 03-3669-7981 FAX : 03-3669-7982 整理番号 : DS0032 作業番号 : 2015002 作成 : 平成27年2月20日 製品名(化学品名, 商品名など): Thimerosal (0.021%) Maxwell® RSC RNA FFPE Kit (AS1440) Maxwell® RSC DNA FFPE Kit (AS1450) 物質の特定 危険有害性の分 類 混合溶液 化学名: 成分及び含有量: 化学式又は構造式: 官報公示整理番号: CAS No.: 国連分類及び国連番号: 分類の名称 : 危険性 : 有害性 : チメロサール(エチル水銀チオサリチル酸ナトリウム) 0.021% NaOCOC6H4SHgC2H5 (MW404.8) 54-64-8 クラス6.1(毒物)・2025 毒物 目、皮膚に刺激性あり。吸入した場合、鼻、のど、気管支の粘膜に炎症を 起こし、水銀中毒を起こすことがある。 環境影響 : 応急処置 目に入った場合 : 皮膚についた場合 : 吸入した場合 : 飲み込んだ場合 : 火災時の処置 消火方法 : 清浄な水で最低15分間、眼を洗浄する。洗浄の際には、まぶたを開いて眼 球のすみずみまで水が行き渡るようにする。必要ならば、医師の手当てを 受ける。 製品に触れた部分を、水で洗い流しながら洗浄する。 鼻孔を多量の水で洗い、医師の手当てを受ける。 水で口の中をよく洗浄する。可能であれば吐き出させ直ちに、医師の手当 てを受ける。 大量の水、又は消火剤で消す。消化作業の際には必ず防具を着用する。 消火剤 : 水 漏出した場所の周辺にロープを張るなどして、関係者以外の立ち入りを禁止する。作業の際には、保護 具を使用し、飛沫等が皮膚に付着したり、粉塵、ガスを吸入しないようにする。真空で吸い取る等、粉塵 漏出時の処置 が飛散しない方法で取り除く。残りは多量の水で洗い流す。この場合濃厚な排水が河川などに排出され ないこと。 取扱い及び保管 取り扱いは換気のよい場所で行い、保護具(防塵マスク、保護メガネ、保護 取扱い : 上の注意 手袋)を着用する。 施錠のできる冷暗保管庫に保管し、火気、熱源、強酸化性物質より遠ざけ 保管 : る。 設定されていない 暴露防止措置 管理濃度 : 許容濃度 : ACGIH TLV TWA 0.1mg(Hg)/m3 (skin) 日本産業衛生学会 0.25mg/m3 (水銀蒸気として) 屋内作業場での使用の場合は発生源の密閉化,又は局所排気装置を設 設備対策 : 置する。 保護マスク、保護メガネ、保護衣、保護手袋等を着用し、人体の接触を避 保護具 : ける。 物理/化学的性質 外観等 : 白色結晶性粉末 (製品は液体) (100%の場合) データなし 沸点 : データなし 蒸気圧 : 融点 : 比重 : - 危険性情報 (100%の場合) 溶解度 : 引火点 : 可燃性 : 発火性 : 酸化性 : 自己反応性 : 粉塵爆発制 : 安定性 : その他 : 有害性情報 皮膚腐食性 : 刺激性 : 急性毒性 : 水、アルコールに可溶 光により分解する 強熱すると酸化水銀(II)の煙霧及びガスを発生する。煙霧及びガスは有害 なので注意する。 ウサギ眼 8mg MLD 経口毒性 》 ラット経口 LD50: 75mg/kg 経皮毒性 》 マウス皮下 LD50: 66mg/kg 吸入毒性 》鼻、喉、気管支の粘膜に炎症を起こし,水銀中毒を起こすこと がある。 輸送上の注意 亜急性毒性 : 慢性毒性 : 変異原性 : 生殖毒性 : 催奇形性 : その他(水と反応して有毒なガスを発生する等を含む): 分解性 : 蓄毒性 : 魚毒性 : その他 : (1) 培焼法 還元培焼法により、金属水銀として回収する。 (2) 沈殿隔離法 水に溶かし希硫酸を加えて酸性にし、酸化剤(次亜塩素ナトリウム、さらし粉等)の水 溶液を加えて硫化水銀(II)を沈殿させ、上澄液を取り除いてから、セメントを加えて固化し溶出試験を行 い、溶出量が判定基準以下であることを確認して埋め立て処分する。 輸送に際しては、容器の漏れ、破損がないように確認して行う。 適用法令 毒物・劇物取締法:第2条別表第1毒物 環境影響情報 廃棄上の注意 記載内容の問い合わせ先 : 上記担当部門 引用文献等 Promega Corp. のMSDS MERCK INDEX 危険・有害性の評価は必ずしも十分ではないので、取扱いには十分注意して下さい。
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