「大分岐」と「大収斂」アジアからの世界史像の再構築 アジアの発展を

Program for Asia-Japan Research Development
共生分野
「大分岐」と「大収斂」アジアからの世界史像の再構築
The ‘Great Divergence’ and the ‘Great Convergence’. Reconstructing World History with Asian Perspectives
プロジェクトリーダー 山下範久(国際関係学部)
グローバル・ヒストリーの研究
大学における社会科学教育の
社会科学における人間観の転換と
蓄積と歴史記述の見直し
グローバルな変容
パラダイムチェンジ
新しい教科書の製作
グローバル教養教育の
歴史研究と
アジアからの
モデル提示
社会科学との架橋
知的発信
アジアの発展を踏まえた近代化概念の根本的見直しに基づく
新しい世界史像を構築し、大学教育に実装する
歴史記述検討ユニット
stage1a 「大分岐」論の総括
stage2a 教科書の構成案の作成
地域研究から歴史記述への
社会科学基礎論から歴史記述
フィードバック
へのフィードバック
stage3
『グローバル・リベラル・
アーツの世界史』教科書βの
作成
アジア地域研究ユニット
社会科学基礎論ユニット
stage1b アジアの発展の世界史的位置付けの検討
stage1c 社会科学のパラダイムシフトの検討
stage2b アジア内の歴史観の多元性の検討
stage2c 脱人間中心史観の射程の検討
stage2d 「大収斂」論の比較的検討
目的 Purpose
グローバル化、特に中国をはじめとするアジアの発展を踏まえて、①世界史における近代/近代化の意義を捉え返して
社会科学の前提となる歴史観を更新し、②そうした歴史的前提の更新が社会科学の諸ディシプリンの基礎的な問題意識に
どのようなインパクトを持つかを評価し、③グローバル化する社会のなかの社会科学教育の基盤の再整備を行う。
目標 Goal
社会科学の各ディシプリンの前提にある世界史像を更新し、特に学部レベルにおいて特にアジア圏を中心に国際的に各
ディシプリンで共通に用いることのできる英語版の教科書(『グローバル・リベラル・アーツの世界史』)を設計する。