東駿河湾広域都市計画地区計画の決定

東駿河湾広域都市計画地区計画の決定(沼津市決定)
東駿河湾広域都市計画地区計画を次のように決定する。
名
称
東椎路地区計画
位
置
沼津市東椎路字川向、字東荒の一部並びに西沢田字榎田、字西荒、字山崎下の一部
面
積
約 30.3ha
本地区は、国道1号、
(都)金岡浮島線及び(都)片浜西沢田線に接していることに
区
地 区 計 画
域
の
目
標
加え、東名高速道路、新東名高速道路、(都)東駿河湾環状線などの広域交通網への
アクセス性にも優れている特色を活かし、交流人口の受け皿として広域的商業機能を
導入するとともに、既存の都市機能を充実させながら、快適で活力ある“まちづくり”
を目標として地区計画を策定し、良好な市街地の形成を目指します。
の
快適で活力ある“まちづくり”を目指して、以下のように土地利用の方針を設定す
る。
整
(1)商業業務地区A
大規模商業施設を核として、沼津市全体ににぎわいや人の流れが広がっていくこと
備
を目指す地区とする。
(2)商業業務地区B
・
土 地 利 用
開
の
方
針
将来的には商業業務地区Aと一体的な土地利用を目指す地区とする。
(3)医療福祉地区
区域に隣接する沼津市立病院を核として、区域内にある医療・福祉施設と連携し、
少子高齢化社会における多様なニーズに対応できる地区とする。
(4)物流業務地区
発
広域交通の利便性を活かし、物流機能など周辺地域の産業を支える役割を担う地区
とする。
及
(5)沿道サービス地区
国道1号の利用者に対して沿道サービスを提供する地区とする。
び
地 区 施 設 の
保
整 備 方 針
地区内に区画道路、公園及び緑道を適正に配置し計画的な整備を行う。
地区計画の目標及び土地利用の方針に基づき、建築物等に関する制限を次のように
定める。
全
の
(1)それぞれの地区の土地利用にふさわしい建築物等の用途の制限を定める。
建 築 物 等 の
整 備 方 針
方
(2)敷地の細分化による環境の悪化を防止するために、建築物の敷地面積の最低限度
を定める。
(3)日照、通風等を確保するため、壁面の位置の制限を定める。
(4)良好な環境の形成を図るために、建築物の高さの最高限度を定める。
(5)景観の悪化を防ぐため、建築物等の形態又は意匠の制限を定める。
針
市道 2565 号線
幅員8m
延長約 270m
市道 2566 号線
幅員8m
延長約 120m
市道 2567 号線
幅員8m
延長約 110m
市道 2568 号線
幅員 11m
延長約 370m
市道 2568 号線
幅員9m
延長約 70m
市道 2569 号線
幅員8m
延長約 320m
地 区 施 設 の
市道 2571 号線
幅員9m
延長約 400m
配置及び規模
市道 0212 号線
幅員 10m
延長約 570m
地
道
路
区
整
公
園
そ
他
公 共 空 地
備
建
計
の
築
地
地区の
区
名
1号公園
約 0.2ha
2号公園
約 0.2ha
3号公園
約 0.2ha
緑道
幅員3m
延長約 380m
商業業務地区 A
商業業務地区 B
医療福祉地区
物流業務地区
沿道サービス地区
約 13.4ha
約 0.5ha
約 4.5ha
約 9.8ha
約 2.1ha
建築物等
1号から 18 号
次に掲げる建
次に掲げる建
次に掲げる建
1号から4号
の用途の
に掲げる建築
築物は建築し
築物は建築し
築物は建築し
に掲げる建築
制限
物以外は建築
てはならない。 てはならない。 てはならない。 物 以 外 は 建 築
してはならな
してはならな
い。
い。
称
の
区
地区の
分
面
積
物
画
等
に
1
図書館、博
物館その他
関
す
学校
2
図書館、博
1
居住の用
1
共同住宅
1
作業場の
に供するも
又は寄宿舎
床面積が300
物館その他
の(サービス
以外の居住
m2以下の自
するもの
これらに類
付き高齢者
の用に供す
動車修理工
するもの
向け住宅、認
るもの
場
2
これらに類
老人福祉
センター、児
神社、寺
知症高齢者
2
学校
童厚生施設
院、教会その
グループホ
3
神社、寺
その他これ
他これらに
ーム、障害者
院、教会その
用途に供す
らに類する
類するもの
グループホ
他これらに
る部分の床
ームは除く)
類するもの
面積の合計
る
もの
事
項
1
3
4
病院又は
3
保育所
診療所
2
小学校、中
4
診療所
5
公衆浴場
学校又は高
5
作業場の
6
保育所
等学校
4
病院又は
診療所
5
公衆浴場
2
事務所、店
舗、飲食店の
が3000m2以
下のもの。た
だし、次の各
床面積が300
7
工場で次
3
大学、高等
6
保育所
号に該当す
7
認定こど
るものは除
m2以下の自
の各号のい
専門学校、専
動車修理工
ずれかに該
修学校、各種
場
当するもの
学校
6
ボーリン
(1)その用途
4
も園
8
く
(1)カラオケ
法別表第二
ボックスそ
神社、寺
建築基準
グ場、スケー
に供する
院、教会その
(り)項第3
の他これに
ト場、水泳
部分の床
他これらに
号に規定す
類するもの
場、その他こ
面積が
類するもの
る工場
れらに類す
1000m2を
5
公衆浴場
る建築基準
超えるも
6
法施行令第
の
130条の6の
2で定める
法別表第
運動施設
二(り)項
7
スポーツ
の練習場
8
ゲームセ
ンター
9
カラオケ
ボックスそ
作業場の
等の規制及
工場で次
床面積が300
び業務の適
の各号のい
m2を超える
正化等に関
ずれかに該
自動車修理
する法律第
当するもの
工場
2条に掲げ
(2)建築基準
8
(1)その用途
10
危険物の
る営業を営
第3号に
に供する
貯蔵又は処
規定する
部分の床
理に供する
もの
面積が
もので建築
所、公衆電話
自動車修
1000m2を
基準法別表
所その他こ
超えるも
第二(と)項
れらに類す
の
第4号に規
る建築基準
定するもの
法施行令第
理工場
9
9
(2)風俗営業
危険物の
の他これに
貯蔵又は処
(2)建築基準
類するもの
理に供する
法別表第
ペットシ
もので建築
ョップに併
設する畜舎
3
巡査派出
ボーリン
130条の5の
二(り)項
グ場、スケー
4で定める
基準法別表
第3号に
ト場、水泳
公益上必要
第二(と)項
規定する
場、その他こ
な建築物
事務所、店
第4号に規
もの
れらに類す
舗、飲食店の
定するもの
自動車修
る建築基準
建築物に付
法施行令第
属するもの
130条の6の
のうち次の
10
11
用途に供す
10
7
ボーリン
理工場
前各号の
グ場、スケー
し、風俗営業
ト場、水泳
貯蔵又は処
2で定める
各号に該当
等の規制及
場、その他こ
理に供する
運動施設
するもの
び業務の適
れらに類す
もので建築
正化等に関
る建築基準
基準法別表
ポーツの練
合計が
する法律第
法施行令第
第二(と)項
習場
300m2以下
2条に掲げ
130条の6の
第4号に規
る営業を営
2で定める
定するもの
むものは除
運動施設
11
体育館、ス
危険物の
4
るもの。ただ
く
8
11
むもの
12
13
体育館、ス (1)床面積の
カラオケ
のもの
(2)自動車車
ボーリン
の他これに
庫又は建物
グ場、スケー
類するもの
の一部を自
9
ボックスそ
12
原動機付
き自転車を
含む自転車
ポーツの練
ト場、水泳
習場
場、その他こ
ホテル又
動車車庫の
は旅館
用途に供す
カラオケ
れらに類す
15
畜舎
る場合、そ
ボックスそ
る建築基準
16
事務所、店
の用途に供
劇場、映画
の他これに
法施行令第
舗、飲食店の
する部分が
館、演芸場若
類するもの
130条の6の
用途に供す
2階以下に
2で定める
るものでそ
あるもの。
運動施設
の用途に供
ただし、2
する部分の
階の屋上部
ポーツの練
床面積の合
分を自動車
習場
計が3000m2
車庫の用途
を超えるも
に供するも
の
のは除く
駐車場
13
しくは観覧
場
13
ホテル又
は旅館
14
展示場
15
公会堂又、
集会場
16
12
14
巡査派出
14
自動車教
習所
15
畜舎
16
事務所、店
10
11
体育館、ス
カラオケ
所、公衆電話
舗、飲食店の
ボックスそ
所その他こ
用途に供す
の他これに
れらに類す
るものでそ
類するもの
る建築基準
の用途に供
法施行令第
する部分の
130条の6の
床面積の合
2で定める
計が3000m2
公益上必要
を超えるも
14
な建築物
の
15
庫
前各号に
掲げる建築
部を自動車
危険物の貯
車庫の用途
蔵又は処理
に供するも
を行う場合、
畜舎
ののうち3
その数量は
事務所、店
階以上の部
建築基準法
舗、飲食店の
分をその用
施行令130条
用途に供す
途に供する
の9の表中
建物の一
るものでそ
もの。ただ
の準住居地
建築物に付
部を自動車
の用途に供
し、2階の屋
域の欄の数
属するもの
車庫の用途
する部分の
上部分を自
値以下とす
で次の各号
に供するも
床面積の合
動車車庫の
る。
のいずれか
ののうち3
計が3000m2
用途に供す
に該当する
階以上の部
を超えるも
るものを除
もの
分をその用
の
く
庫
18
17
自動車車
庫
前各号の
(1)自動車車
18
途に供する
は旅館
13
自動車教
習所
16
自動車車
19
劇場、映画
庫の用途
もの。ただ
に供する
し、2階の屋
もの
上部分を自
部を自動車
動車車庫の
車庫の用途
20
展示場
庫以外の
用途に供す
に供するも
21
公会堂、集
用途に供
るものを除
ののうち3
するもの
く
階以上の部
(2)自動車車
庫
18
5
物において
自動車車
ホテル又
自動車車
建物の一
17
12
17
17
館、演芸場若
建物の一
しくは観覧
場
会場
22
児童福祉
のうちそ
倉庫で次
分をその用
の用途に
の各号のい
途に供する
供する部
ずれかに該
もの。ただ
分の床面
当するもの
し、2階の屋
(1)その用途
上部分を自
業務等の規
積が
19
施設等
23
馬券・車券
販売所
24
風俗営業
1000m2以
に供する
動車車庫の
制及び業務
下のもの
部分の床
用途に供す
適正化等に
前各号に
面積が
るものを除
関する法律
掲げる建築
1000m2を
く
第2条に掲
物において
超えるも
危険物の貯
の
19
蔵又は処理
(2)倉庫業を
を行う場合、
その数量は
営むもの
20
劇場、映画
18
倉庫で次
の各号のい
ずれかに該
げる営業を
営むもの
25
付属する
当するもの
建築物のう
(1)その用途
ち次の各号
建築基準法
館、演芸場若
に供する
のいずれか
施行令130条
しくは観覧
部分の床
に該当する
の9の表中
場
面積が
もの
の準住居地
21
展示場
1000m2を
(1)床面積の
域の欄の数
22
公会堂又、
超えるも
合計が
の
1000m2を
値以下とす
る。
集会場
23
児童福祉
(2)倉庫業を
施設等
24
馬券・車券
販売所
25
風俗営業
等の規制及
営むもの
19
劇場、映画
超えるも
の
(2)自動車車
館、演芸場若
庫の用途
しくは観覧
に供する
場
部分の床
び業務の適
20
展示場
面積が300
正化等に関
21
公会堂又、
m2を超え
する法律第
2条に掲げ
る営業を営
むもの
集会場
22
馬券・車券
販売所
(3)3階以上
の部分を
風俗営業
自動車車
付属する
等の規制及
庫の用途
建築物のう
び業務の適
に供する
ち次の各号
正化等に関
もの。ただ
のいずれか
する法律第
し、2階の
に該当する
2条に掲げ
屋上部分
もの
る営業を営
を自動車
26
23
るもの
(1)床面積の
合計が
むもの
付属する
途に供す
300m2を超
建築物のう
るものを
えるもの
ち次の各号
除く
(2)3階以上
24
のいずれか
の部分を
に該当する
自動車車
もの
庫の用途
(1)床面積の
に供する
合計が
もの。ただ
300m2を超
し、2階の
えるもの
屋上部分
(2)3階以上
を自動車
の部分を
車庫の用
自動車車
途に供す
庫の用途
るものを
に供する
除く
もの。ただ
し、2階の
屋上部分
を自動車
車庫の用
途に供す
るものを
除く
建築物の
敷地面積
の最低限
1000m2
度
壁面の位
建築物の外壁
置の制限
又は、これに代
わる柱の面は、
(都)金岡浮島
線の道路境界
から 10m、そ
の他の道路境
界から 1m以上
離さなければ
車庫の用
ならない。
ただし、別棟の
車庫及び物置
で、その床面積
の合計が 20m2
未満のもの、又
は、公衆便所、
バス停の上屋
その他これら
に類する公益
上必要な建築
物については、
この限りでは
ない。
建築物の
高さの最
31m
高限度
建築物等
の形態又
は意匠の
建築物の外壁、屋根は、原色を避け周囲との調和がとれた色合いのものとする。
制限
備
考
「区域は計画図表示のとおり」
理
由
広域交通環境に優れる東椎路地区の特色を活かし、交流人口の受け皿として広域的商業機能を導入
するとともに、既存の都市機能を充実させながら、快適で活力あるまちづくりを目指し、良好な市街
地を形成するため、本地区を市街化区域に編入することに併せて、本案のとおり地区計画を決定する。
決
定
理
由
本地区は、国道1号及び2つの都市計画道路(片浜西沢田線、金岡浮島線)を区域界として、三方
を市街化区域に接している区域です。
また、新東名高速道路が開通し、東名愛鷹スマートICや新東名駿河湾沼津スマートICの整備、
さらに東駿河湾環状線の延伸等により、広域交通の利便性が飛躍的に高まることから、地域活力の向
上に繋がるものと期待されている地区です。
本市においては、中心市街地における大型店の撤退や周辺市町の都市化の進行、広域交通網の整備
による立地優位性の低下などにより、かつてに比べその広域拠点性が相対的に低下しており、本市発
展の原動力となっていた交流人口が減少しています。
このような中、沼津駅周辺総合整備事業などによる新たな基盤整備や、これまで蓄積してきた様々
な都市機能の集積を活かしながら、県東部の広域的な都心として、引き続き地域の発展を牽引してい
くとともに、広域交通網の整備を活かした新たな産業立地を図ることにより、持続可能なまちづくり
をすることが必要です。
第4次沼津市総合計画では、県東部地域の拠点都市にふさわしいにぎわいと活気に満ちたまちづく
りが必要であり、本地区を含む「北西部地区」を都市的居住圏の重点構成要素と位置付け、新東名の
開通やスマートICの整備等による、交通の利便性を活かした商業機能等の集積を図る地区とし、効
果的な土地利用を促進し積極的にまちづくりを進めることとしています。
本市が今後も県東部地域の拠点都市としてあり続けるため、広域的な都心である沼津駅周辺地区の
総合整備事業を進めるとともに、広域交通の利便性が高まる地区については、戦略的に新たな産業や
交流人口を受け止める機能を導入することにより、持続可能なまちづくりを進めていきます。
以上のことから、広域交通環境に優れる本地区の特色を活かし、交流人口の受け皿として広域的商
業機能を導入するとともに、既存の都市機能を充実させながら、商業、医療・福祉、物流の複合拠点
を形成するため、本地区を市街化区域に編入することに併せて、本案のとおり地区計画を決定します。