水戸市新庁舎広告付き窓口番号案内表示システム設置事業 仕様書 この仕様書は,水戸市(以下「市」という。)の市役所新庁舎1階に設置する窓口番号案 内表示システム(以下「システム」という。 )に関し,必要な事項を定める。 1 設置場所 市役所新庁舎内1階窓口フロア(市民課,国保年金課) 2 事業内容 (1)システム及び広告表示モニター(以下「機器等」という。 )の設置 (2)機器等の適正な維持管理 (3)民間企業等の広告主の募集,広告表示モニターに表示する動画又は静止画の広告の制作 (4)機器等の導入後における職員に対する操作研修の実施 (5)設置事業者(以下「事業者」という。)は,民間企業等から広告主を募集し,機器等に 広告を掲載することで得られる広告収入により,機器等の設置及び維持管理の経費を賄う ものとし,設置機器等に関して,市は一切の費用を負担しないものとする。 3 機器等の設置時期 システムの運用に当たり,機器等の調整及び操作研修等に要する期間を考慮し,市と事業 者が協議の上,決定した時期とする。(平成30年7月から8月を予定) 4 運用開始日 市と事業者が協議の上,決定する日とする。 (平成30年8月下旬を予定) 5 事業期間 システムの運用開始日から10年間とする。なお,事業者は,システムの運用開始日前に窓 口業務を担当する職員への操作研修及び機器調整を実施すること。 6 システムの仕様等 設置する機器等は以下に定めるとおりとする。ただし,機器等の数量や機能については, 市と協議の上,変更することができるものとする。 (1)番号発券機(設置台含む。) ア 表示内容の変更が可能なタッチパネル式番号発券機とし,台数は2台(市民課:1台, 国保年金課:1台)以上の事業者提案事項とする。 -1- イ ディスプレイは,6業務以上に対応し,各業務の待ち人数の表示や,多言語表示が可 能であること。 なお,表示内容等の詳細については,市と協議の上,決定するものとする。 ウ バーコード,発券年月日,時刻のほか,簡易な文字情報が印字できること。 エ 各月の窓口単位での処理件数等の集計や,待ち時間等の統計が取れる機能を有するこ と。 オ 番号発券機を同一業務で複数台設置した場合に,発券機相互の連携が図られること。 (2)受付番号案内表示パネル ア 番号表示が明瞭で,視認性に優れたものとし,台数は15台(市民課:8台,国保年金: 7台)以上の事業者提案事項とする。 イ 矢印の点滅や窓口番号の表示等により,左右の窓口案内が可能であること。ただし, 事業者提案により表示パネルを個々の窓口に設置できる場合は,この限りでない。 ウ 番号呼出時の音声案内及び音量調整機能があること。 エ 後面に待ち時間及び待ち人数等の表示が可能であること。 オ 待ち時間に応じ,音声アナウンス内容が自動的に変わる機能を有していること。 (3)卓上操作機 ア 操作性に優れたものとし,台数は28台(市民課:15台,国保年金課:13台)以上の事 業者提案事項とする。 イ 順番呼出,再呼出,任意番号呼出,保留番号呼出,未呼出番号取消し等の機能を有し ていること。 (4)受付番号表示モニター ア 大きさは50インチ以上の薄型とし,台数は4台(市民課:2台,国保年金課:2台) 以上の事業者提案事項とする。 イ 番号表示が明瞭で,視認性に優れたものであること。 ウ 番号呼出時の音声案内及び音量調整機能があること。 エ 設置箇所や設置方法,表示内容等の詳細については,市と協議の上,決定するものと する。 (5)交付番号呼出機(バーコードリーダー等)及び交付番号表示モニター ア 番号札に印字されたバーコードをバーコードリーダーで読み取る方法等により,モニ ターへの番号表示と音声による呼び出しを自動的に行えるものとし,台数は1台とする。 イ モニターは50インチ以上の薄型とし,設置箇所や設置方法,表示内容等の詳細につい ては,市と協議の上,決定するものとする。 ウ 番号呼出時の音声案内及び音量調整機能があること。 エ バーコードリーダーの読み取りやテンキー等の入力により,番号をモニターに表示又 は取消しができること。 -2- (6)市政情報及び広告掲載モニター ア モニターは,受付番号表示モニターに準じるものとし,台数は事業者提案事項とする。 イ 音声出力及び音量調整機能があること。 ウ 設置箇所や設置方法,表示内容等の詳細については,市と協議の上,決定するものと する。 (7)その他 ア 機器の管理や集計・統計等に必要なパソコンなどの周辺機器のほか,接続ケーブル, 固定用具等の必要なものを用意すること。 イ 省スペース,省電力に配慮した機器を選定すること。 ウ 電力は,AC100Vを使用すること。 エ 機器等の設置に当たっては,庁舎の維持管理及び災害時の避難誘導の支障とならない ようにすること。 オ 機器等の転倒や破損等を防止するなど,来庁者や職員の安全対策を十分に施すこと。 カ 設置工事に当たっては,市と協議の上,その指示に従うこと。維持管理,保守,撤去 及び設置期間終了後の原状回復においても同様とする。 7 市政情報の広報及び民間企業等の広告 (1)市政情報の広報 ア 事業者は,市が提供する原稿等に基づき,掲載するコンテンツを制作すること。 イ その他,市政情報の広報に関する市の要求に可能な限り対応すること。 (2)民間企業等の広告 ア 事業者は,広告主の募集,決定,広告の制作,掲載,広告主との調整等,民間企業等 の広告に係る一切の業務を行うこと。 イ 事業者は,原則として,本社,支店又は営業所が市内に所在する企業等の広告を掲載 するよう努めること。 ウ 事業者は,広告審査体制を整備するとともに,広告を制作し掲載する際には水戸市広 告掲出等に関する要項及び水戸市広告掲出等審査基準を遵守すること。 エ 水戸市広告掲出等に関する要項に基づき,広告審査を行うため,事業者は,広告見本 を市が指定する期日までに提出すること。 オ 市は,広告主及び広告内容が水戸市広告掲出等に関する要項に適合しないと認めると き又は広告の掲載が適当でないと認めるときは,事業者に対し広告掲載の中止を指示す る。この場合において,市は,広告主又は事業者に対し賠償の責を負わない。 (3)その他の留意事項 ア 市政情報の広報及び民間企業等の広告の方法は,事業者提案事項とする。 -3- イ コンテンツの制作期間や掲載開始時期等については,水戸市と事業者の協議により決 定すること。 8 維持管理等 (1)事業者は,システムの円滑運営に資するため,定期的な点検,清掃等を行うとともに, 必要に応じて消耗品の補充を行うこと。 (2)事業者は,システムに故障や不具合が生じた場合,現場での点検・修理や,同等機器と の代替を行うなど,速やかに問題を解決できる体制を整備すること。 (3)事業者は,システムを使用する職員に対し,その操作等について研修を行うこと。また, 市からの問合せには速やかに対応できる体制を整備すること。 (4)事業者は,システムの操作マニュアルを作成し,市に提出すること。 9 費用負担 (1)事業者が負担するもの ア 機器等及び附属備品の調達一式 イ 機器等の設置(配線含む。),維持管理(故障時の修理,同等機器との代替等) ,移動, 撤去に伴う費用 ウ 市政情報の広報に係るコンテンツ制作 エ 広告主の募集及び広告制作 オ 機器等の撤去に係る行政財産の原状回復 カ 市政情報等の掲載に係る電気料金 (2)システムによる民間企業等の広告で得られる広告料は,事業者の収入とする。この場合 において,その広告主は事業者が募集する。 (3)システム運用後に機器等を増設する必要が生じた場合,その設置や維持管理等に係る費 用については,市と事業者の協議の上,決定するものとする。 10 その他 (1)新庁舎建設と並行して機器等の導入についての協議を行うため,機器等の導入が円滑に 進むよう,市との連絡調整を密に行うこと。 (2)この仕様書に定めのない事項については,市と事業者の協議の上,決定するものとする。 -4-
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