1.計画策定の趣旨 「大分市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」とは、大分市の自然的・社会的条件に 応じて温室効果ガス排出の抑制等を行うための施策に関する事項を定めた計画です。 5.温室効果ガス削減目標 短期目標 2020年度(平成32年度)に2013年度(平成25年度)比で、2.4% 削減 平成25年3月の現行計画策定以降、国においては、新たな「エネルギー基本計画」や 「地球温暖化対策計画」が策定され、また、国際的な動向として、全ての国が参加して温室 効果ガス削減に取り組むための法的枠組み「パリ協定」が発効されるなど、温暖化に関する 中期目標 2030年度(平成42年度)に2013年度(平成25年度)比で、9.0% 削減 国内外の情勢はめまぐるしく変化しています。 本市においても、現行計画の短期目標年度が平成28年度であることに加え、このような 情勢の変化に対応した実効性の高い取組を行う必要があることから、この度、「大分市地球 温暖化対策実行計画(区域施策編)」の改定を行います。 6.温室効果ガス削減目標達成のための取組 市民・事業者・行政等の温室効果ガス排出抑制のための日常生活・事業活動における取組 2.計画期間 (緩和策)を5つの柱で整理します。 地球温暖化対策(緩和策)の5つの柱 平成29年度から平成32年度(4年間) 3.計画の位置づけ 本計画は、地球温暖化対策の推進に関する法律第21条に基づくものであり、大分市総合 計画「おおいた創造ビジョン2024」や大分市環境基本計画などの上位計画、及びその他 1. エコライフスタイル・エコビジネススタイルの実現 2. 環境教育、連携の体制の充実 3. 緑に恵まれた環境づくりの推進 関連計画との整合性を図りながら、市民、事業者、市の協働で地球温暖化対策の施策を推進 していくものです。 4.本市における温暖化の現状と課題 4.環境にやさしい交通体系・まちづくりの推進 5. 再生可能エネルギー等の利用促進 平成25年度における本市の温室効果ガス総排出量は25,329千t-CO2と推計され、現 行計画の基準年度である平成22年度から2.8%(725千t-CO2)の減少となっています。 また、本市の温室効果ガス排出の大半を占める二酸化炭素の排出量の増減に直結する世帯 あたりや事業所床面積あたりの電気使用量も減少傾向にあります。 しかしながら、東日本大震災を起因とする原子力発電所の稼働停止によって火力発電の割 合が高まり、電気の使用に伴う二酸化炭素排出係数が基準年度から大幅に上昇したことが影 7.計画の推進 本計画に掲げた地球温暖化対策を推進するためには、各主体が互いに連携・協力し、それ ぞれの立場で取り組むことが必要です。 計画を着実に推進するため、毎年度、温室効果ガス排出量を把握し、実態の点検・評価を 響し、二酸化炭素排出量としては、民生家庭部門で40%増、民生業務部門で49%増と 行います。市の施策の実施状況については「大分市環境審議会」や「地球温暖化対策おおい なっています。 た市民会議」に報告し、意見をいただきながら必要に応じて取組の見直しを行います。。 家庭や事業所等における温室効果ガス排出量削減のため、すでに行っている節電や省エネ ルギー等の取組を定着させたうえで、追加的な地球温暖化対策を総合的、計画的に進めてい く必要があります。 また、国及び県のエネルギー戦略、地球温暖化対策との方向性、大分市のあらゆる状況を 踏まえ、適宜計画の見直しを行うものとします。
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