統領選後の 国 型株式市場

情報提供資料
⽶⼤統領選後の⽶国⼩型株式市場
2016年12⽉16⽇
 トランプ⽶次期⼤統領が掲げる⼤規模なインフラ投資や法⼈減税などの政策への期待から、⽶⼤統
領選後の⽶国株式市場は上昇。
 特に、政策の恩恵を受けやすいとみられる⽶国⼩型株式は、新政権下の2017年の⽶国株式市場に
おいて注⽬度が⾼まると予想
⽶⼤統領選後の⽶国株式市場
11⽉8⽇の⽶⼤統領・議会選挙以降、トランプ新政
権の経済政策に対する期待などを背景に、⽶国の株
式市場は上昇しました。
中でも、⽶国の代表的な⼩型株指数であるラッセル
2000指数は、相対的に⼤きく上昇しています(図表
①)。
トランプ新政権の政策
トランプ⽒は⼤統領選において、「アメリカ・
ファースト」「グローバリズムではなく⽶国優先」
を掲げ、⽶国の経済成⻑を最優先する政策を⽰しま
した。
具体的には、⼤規模なインフラ投資、法⼈税や所得
税の引下げなどの減税策、各種規制緩和など、企業
活動を活性化させることで経済成⻑を狙う政策が検
討されています(図表②)。
【図表①】⽶国の各種資産のリターン
(2016年11⽉8⽇〜2016年12⽉8⽇)
20%
16.2%
15%
10%
5.2%
5%
2.4%
0%
-2.6%
-5%
⼩型株
⼤型株
REIT
国債
⼩型株:ラッセル2000指数(配当込み・⽶ドルベース)
⼤型株:S&P500指数(配当込み・⽶ドルベース)
REIT:FTSE NAREIT All Equity REITs指数(配当込み・⽶ドル
ベース)
国債:シティ⽶国国債指数(ヘッジなし・⽶ドルベース)
⽶国⼩型株式への影響
【図表②】トランプ⽒の主な経済政策
①⽶国の経済成⻑の恩恵
⽶国⼩型企業は海外事業⽐率が低く、⽶国内事業
⽐率が⾼いため、⽶国の経済成⻑の恩恵を受けや
すいとみられます(図表③)。
項⽬
インフラ投資
②法⼈減税の恩恵
トランプ新政権では、法⼈税率を現⾏の35%から
15%に引き下げることが検討されています。
⽶国内事業⽐率が⾼い⽶国⼩型企業は、海外で事
業展開し節税措置などを講じることができる⼤型
企業(多国籍企業)と⽐較して法⼈実効税率が相
対的に⾼いため、減税実施による恩恵は、⼤型企
業より⼤きいといえます(図表④)。また、法⼈
税率の引下げは、利益拡⼤にもつながるため、株
価にもプラスに寄与すると考えられます。
内容
⼤規模な公共投資
(向こう10年間で1兆⽶ドルの投資)
所得税率の引下げ(最⾼税率39.6→33.0%)
減税
法⼈税率の引下げ(35→15%)
法⼈国際課税の軽減
規制緩和
⾦融規制改⾰法の⾒直し等
出所:ブルームバーグが提供するデータおよび⽶議会資料などを
基にアセットマネジメントOneが作成
※上記は、将来における⽶国の各種資産のリターンおよびトラン
プ⽒の経済政策の実⾏性を保証するものではありません。
※P.3の投資信託に係るリスクと費⽤およびご注意事項を必ずお読みください。
商 号 等 / アセットマネジメントOne株式会社
⾦融商品取引業者 関東財務局⻑(⾦商)第324号
加⼊協会/ ⼀般社団法⼈投資信託協会
⼀般社団法⼈⽇本投資顧問業協会
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③レパトリ減税の恩恵
トランプ新政権では、企業が⽶国外で得た所得を
⽶国に還流(レパトリエーション)する際の税率
引下げも検討されています。
海外利益は⽶国に還流する際に課税されますが、
還流するまでは課税の繰り延べが認められていま
す。このため、多国籍企業には海外に利益を滞留
させておくインセンティブがありますが、新政権
では、還流時の税率を35%から10%に引き下げる
ことにより、⽶国への資⾦還流を促すことを企図
しています。
現在、⽶国の多国籍企業は海外に約2.5兆⽶ドルの
留保利益を有しているといわれています*。減税措
置がとられることにより、多国籍企業が資⾦を海
外から⽶国に還流した場合、⾃社株買いや⽶国内
での設備投資、⼩型企業の合併・買収(M&A)な
どが活発化する可能性があります。
⼩型企業に対するM&Aが増加することは、⽶国⼩
型株式市場全体にとってプラス材料になるといえ
ます。
トランプ⽒と議会との連携や政策の実現性などに不
透明感はありますが、新政権下、⽶国⼩型株式市場
の注⽬度が⾼まることが⾒込まれます。
【図表③】⽶国企業の売上に占める国内⽐率
(2015年)
100%
80%
79.5%
71.2%
60%
40%
20%
0%
⼩型株
⼤型株
【図表④】法⼈実効税率
(2015年)
50%
40%
31.1%
30%
28.3%
20%
10%
*Citizens for Tax Justice “Offshore Shell Games 2016”より
0%
⼩型株
⼤型株
⼩型株:ラッセル2000指数
⼤型株:S&P500指数
各指数採⽤銘柄のうち、地域別売上⾼および法⼈実効税率を公表
している銘柄より集計したもの。
出所:FACTSETが提供するデータを基にアセットマネジメント
Oneが作成。
※上記は、将来における⽶国企業の売上に占める国内⽐率および
法⼈実効税率を⽰唆、保証するものではありません。
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します。NAREIT®はNAREITが所有する商標です。
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※P.3の投資信託に係るリスクと費⽤およびご注意事項を必ずお読みください。
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投資信託に係るリスクと費⽤およびご注意事項
【投資信託に係るリスクと費⽤】
● 投資信託に係るリスクについて
投資信託は、株式、債券および不動産投資信託証券(REIT)などの値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替リス
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● 投資信託に係る費⽤について
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■お客さまが直接的に負担する費⽤
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その他の投資信託の換⾦時⼿数料:ありません
■お客さまが信託財産で間接的に負担する費⽤
運⽤管理費⽤(信託報酬):上限 年率2.6824%(税込)
※上記は基本的な料率の状況を⽰したものであり、成功報酬制を採⽤するファンドについては、成功報酬額の加算に
よってご負担いただく費⽤が上記の上限を超過する場合があります。成功報酬額は基準価額の⽔準等により変動する
ため、あらかじめ上限の額等を⽰すことができません。
■その他費⽤・⼿数料
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