ブナセンターだより 12月号 発行 : ブナセンター No.282 No.282 2016, 12 12, 1 今 月 の ご あ ん な い 「つるで遊ぼう」 わくわく土曜日ランド 【日 程】 12月3日(土) 【時 間】 10:00~15:00 【内 容】 ブナセンター周辺でいろいろな「つる」を 採ってきて、大きな〇〇〇〇〇を作ります。 何ができるかは、お楽しみ! 【集 合】 ブナセンター ブナセンター(9 (9: (9:55) 55) または町民センター(9:45 または町民センター(9:45) 9:45) 【定 員】 15名(町内小学生対象) 【参加費】 【持ち物】 参加費】 300円 持ち物】 昼食、防寒着 【申込み】 前日17:00 前日17:00までに 17:00までにブナセンターへ までにブナセンターへ ※詳しくは各小学校で配布のチラシにて 工房からのお からのお知 知らせ 工房 からのお 陶芸教室 毎週木曜日 昼の部 13:30~15:30 夜の部 18:30~20:30 ◆初めての方にはブナセンタースタッフが基本的な作り方 を指導 します。 ※初めて参加される方は前日までにご連絡ください ◆下澤暘子先生(札幌市 北海ありそ焼・愉楽窯)の教室は 冬期間はお休みです(今年度の教室は10月で終了しました) 工房利用のご案内 ブナセンターには木工房 ブナセンターには木工房、 木工房、 陶工房、 陶工房、食工房の 食工房の3つの 工房があります 工房があります。 があります。 ◎工房利用料金 大人270円 小学生130円 (2時間までの場合、暖房費込み) 10月22日 木工教室 隔週木曜日 18:30~20:30 西馬昇一郎先生(ニセコ町 WEST HORSE)の教室 12月8日&22日 18:30~20:30 ※自分が作りたいものを 西馬先生に指導してもらいます ■上記の教室以外でも、ブナセンター開館日であれば、工房はいつでもどなた でも利用できます(指導はつきませんが、道具の使い方などはお教えします)。 ■特に、木工房はどなたでもできる見本作品をいろいろと用意していますので 初めての方でも気軽に作品作りに取り組めます。 ■食工房は冬期間、地元産の大豆を使った豆腐や味噌づくりを行うグループの 利用がさかんです。自分達でもやってみたいという方には、講師をしてくださ るグループの代表者をご紹介します。 (※3月に味噌づくり講座を行う予定です) ■各工房とも、興味のある方は、ぜひ一度見学にいらしてください。 ブナセンター日記 黒松内小学校・学芸会『北のヤシの木』 歌才ブナ林の1度目の 伐採の危機を救った植物 たてわき みさお 「北のヤシの木」は、歌才ブナ林が天然記念物に指定 学者舘野先生(舘脇 操教 されたあと、2度の伐採の危機があった際、学者や地元 授がモデル)や、2度目の 住民によって守られた実話をもとに、町民有志によって 伐採の危機を救った村人 つくられ、上演された市民劇です。この劇が最初に上演 などを、6年生のみなさん されたのは、歌才ブナ林天然記念物指定70周年にあた がとても堂々と演じていて、大人顔負けの演技でした。 る1998年のことです。その後、2005年に黒松内小学 校の学芸会で、6年生がダイジェスト版を演じました。 村民大会のシーン 会場には、「初演の時出演していたので懐かしくて」とい う方もいらしていました。「今年の学芸会、北のヤシの木 やるんだって」と町内で話題になっていたそうです。 今回、初演時の脚本を 劇を見た方からは、「歌才ブナ林を守ってきた人の思 担当された坂井弘治さん いが伝わってきて涙が出そうになった」、「改めて歌才ブ (当時黒松内中学校長)が学 ナ林の歴史を知ることができた」といった声があり、会場 芸会用に台本を書き直し にはたくさんの拍手が響いていました。 てくださり、約10年ぶりの 再演が実現したそうです。 この劇がこれからも引き継がれることを願っています。 歌才ブナ林での舘野先生のシーン 発行 : ブナセンター No.282 No.282 2016, 12 12, 1 この秋、ブナ林は ・ ・ ・ こう よう 黄葉 ~今年はゆっくり、美しく~ ブナ林は四季それぞれに美しいの ブナ林は四季それぞれに美しいのですが、 ですが、秋の黄葉時期は 特に人気です。今年も9月、10月は「ブナの黄葉の見ごろ 特に人気です。今年も9月、10月は「ブナの黄葉の見ごろ はいつですか?」という問い合わせが多くありました。 はいつですか?」という問い合わせが多くありました。 ブナセンターで20年間記録している歌才ブナ林のブナの ブナセンターで20年間記録している歌才ブナ林のブナの 黄葉の記録を平均すると、見ごろは例年10月25日前後で す。今年は例年に比べるとやや遅く、10月30日頃が見ご ろでした。 10月半ばに一度氷点下まで気温が下がったので、一気に 色づきが進むのではと予想していたのですが、その後は比較 的暖かい日が続き、色づきはゆっくりと進みました。 そして、今年の黄葉の特徴はなんといっても、秋まできれ いな葉がたくさん残っていたことです。これは春の若葉の時 期に、虫害や強風の影響を受けて傷ついた葉が少なかったた めと思われます。 実際のブナの葉を使った色づき方の展示 「みどり」から「レモンイエロー」「きいろ」そして 「黄金色」「金茶色」へと変化していく様は、各地 からブナの黄葉を見に来た方に好評でした。 こがね ブナの黄金色だけでなく、ミズナラの黄緑色と金茶色のコ ンビネーション、イタヤカエデの明るいレモンイエローや、 ハウチワカエデのオレンジ色、鮮やかな紅色なども美しく、 色とりどりの葉を10月末まで楽しむことができました。 その後、ブナの葉がまだ残っている11月6日に、記録的 に早い大雪が降り、たくさんの金茶色の葉に雪が積もるとい う珍しい光景が見られました。 ブナの実なり ~不作でした~ ブナの葉に雪が積もった様子 雪の重みで、枝全体がしだれ柳のように垂れ 下がっているブナも多く、幻想的な景色でした。 ブナの不作は他地域でも ブナの豊作は一般的に5~8年周期と言われています。 歌才ブナ林では、ブナセンターが調査を始めた1994年 からでは1997年、2002年と豊作だったものの、その 後10年以上不作と並作を繰り返しています。 この秋、歌才ブナ林に設置した10ヶ所のシードトラップ の中に落ちてきたブナの種子の数はわずかに23個( の中に落ちてきたブナの種子の数はわずかに23個(豊作年 は2000~ 2000~3000個以上入ります)。その23個すべてが虫に食 3000個以上入ります)。その23個すべてが虫に食 われていたり、成熟しきれていない未熟果で、翌春芽を出す 「健全果」は0個でした。 一方、同じブナ科のミズナラ(ドングリ)は今年は豊作で した。例年より大きなものが多く、晴れた日にはパーン、パ ーンとドングリが落ちて葉に当たる音が響いていました。 青森 不作(わずかな木にのみ結実) 岩手、宮城、秋田、山形 不作(皆無) (東北森林管理局HPより) 新潟、富山 不作 (新潟県HP・富山県HPより) 今年のドングリ(ミズナラの種子) 今年のドングリ 上の列は今年多か った「とても大きな」 ドングリ。 下の列は標準的な 大きさのドングリ。 ●「ブナセンターだより」はブナセンターHP 「ブナセンターだより」はブナセンターHPから HPからPDF からPDFファイル PDFファイル 【12月の休館日】 12月の休館日】 をダウンロードできます。 4・5日 / 12・13日 / 19・20日 / 26・27日 ●「ブナセンターだより」郵送ご希望のかたは、郵便番号、 年末年始の休館 12月28日~1月6日 ブナセンターは通常毎週月曜日と火曜日が休館日です 祝祭日は開館します 住所、氏名、電話番号を明記のうえ、希望回数分の82 住所、氏名、電話番号を明記のうえ、希望回数分の82円 82円 切手を同封してブナセンターまでお送りください。 発行所:黒松内町ブナセンター 〒 048-0101 寿都郡黒松内町字黒松内 512 - 1 TEL (0136)72-4411 FAX (0136)72-4440 電子メール [email protected] ホームペー ジ http://www.host.or.jp/user/bunacent/
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