第 25 回全国小学生作文コンクール 「わたしたちのまちのおまわりさん

第 25 回全国小学生作文コンクール
「わたしたちのまちのおまわりさん」
タイトル:地いきのヒーロー
氏
名:中田 玲慶
小学校名:埼玉県 春日部市立宝珠花小学校 四年
わたしたちの通学路は、車どおしのすれ違いがギリギリ出来るかどうかのはばです。そ
こにカーブがあり、見通しが悪いので、前から来る車やバイクを音で気にしながら通って
います。
朝の車やバイクは、とても急いでいます。すごい音で、すぐとなりを走っていきます。
雨の日は、かさをさしていると、よ計に道がせまくなり、とてもこわいです。
今年から妹が一年生になり、登校はんに入りました。安全のためお父さんやお母さんが、
カーブの先まで見送ってくれるようになりました。
しばらくして、スピードを出す車が多い中でも、さらに、とばしているグレーの車がわ
たしたちの通学する時間に通るようになりました。あまりにもマナーが悪いと、お母さん
が学校の先生に相談すると、先生はすぐに、わたしたちの SP(スクールポリス)に連絡を
してくれました。SP とは、宝珠花交番の落合さんです。
次の日、落合さんは、わたしの家の近くまで来てくれていました。
すると、いつもの通学路に同じように車やバイク、トラックが通っていましたが、おま
わりさんに気付いて、スピードを落としました。
わたし達は顔を見合わせておどろきました。マナーが悪く、とてもスピードを出すグレ
ーの車もおどろいた顔をしたまま、走っていきました。あとで落合さんは、車の持ち主に
連絡をして注意してくれたそうです。
それからは、その車を一度も見かけていません。他の車やバイクも、わたし達のそばを
スピードを落として通っていきます。
毎朝、おまわりさんが立っていてくれるかのように、安全な通学路になりました。
わたし達も、気をつけなければならないけれど、今は、安心して登校しています。
落合さんは、いそがしい中、わたしたちの学校行事にもよく来てくれています。し服の
時もあります。やさしいお兄さんという印象です。せい服を着ている時は、また違うカッ
コよさと、やさしさを感じます。
そしていつも、学校やわたし達の住む町を守ってくれています。朝や放課後、見かける
だけで、とても安心します。
けいさつ官というしょく業は、遠いそんざいでしたが、わたし達の町のおまわりさんは、
一番近くでわたし達を見守ってくれるお仕事だと感じます。
地いきのみんなのヒーロー落合さん。
いつも、ありがとうございます。