講評(PDF形式:78KB)

講
評
震災から 20 年を経過し、新たなステージを歩み始めた神戸市が、
「神戸の都心の未来の姿」を描き、三宮周辺地区の『再整備基本構想』
を策定した。
(2015 年 9 月)
本公募では基本構想を受け、
「えき≈まち空間」の基本計画の策定に
むけて、
1)公共空間と民間開発地内の人の空間が有機的につながる
「えき≈まち空間」の考え方
2)その計画策定に求められる高度な企画力及び設計技術を有し
意欲ある技術者チーム
を求めた。
公募の結果、5チームの応募があった。
最優秀と評価したグループ C は、
「えき≈まち空間」における交通軸の
つくり方および「三宮クロススクエア」の空間構成の考え方には卓越し
たものがあった。ただ「三宮クロススクエア」を構成する周辺の建築物
のデザインコントロールの考え方については、もう少し具体的な検討が
望まれる。
次点となったグループ E については、地域との連携への配慮や、面的
広がりをもって総合的に考えられているところは評価できるが、空間構
成において具体性に欠けた。
平成 28 年 12 月 12 日
神戸三宮「えき≈まち空間」基本計画作成業務
委託事業者選定に関する委員会 委員長代行
小浦
久子