講 評 震災から 20 年を経過し、新たなステージを歩み始めた神戸市が、 「神戸の都心の未来の姿」を描き、三宮周辺地区の『再整備基本構想』 を策定した。 (2015 年 9 月) 本公募では基本構想を受け、 「えき≈まち空間」の基本計画の策定に むけて、 1)公共空間と民間開発地内の人の空間が有機的につながる 「えき≈まち空間」の考え方 2)その計画策定に求められる高度な企画力及び設計技術を有し 意欲ある技術者チーム を求めた。 公募の結果、5チームの応募があった。 最優秀と評価したグループ C は、 「えき≈まち空間」における交通軸の つくり方および「三宮クロススクエア」の空間構成の考え方には卓越し たものがあった。ただ「三宮クロススクエア」を構成する周辺の建築物 のデザインコントロールの考え方については、もう少し具体的な検討が 望まれる。 次点となったグループ E については、地域との連携への配慮や、面的 広がりをもって総合的に考えられているところは評価できるが、空間構 成において具体性に欠けた。 平成 28 年 12 月 12 日 神戸三宮「えき≈まち空間」基本計画作成業務 委託事業者選定に関する委員会 委員長代行 小浦 久子
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