オーストラリアの魅

2016年12⽉2⽇
オーストラリアの魅⼒
①成⻑性と健全性をそなえた経済構造
オーストラリアの経済は、1992年以降2015年まで24年連続のプラス成⻑を達成し、景気は順調に
拡⼤しています。安定した経済成⻑の背景には、どのような原動⼒があるのでしょうか。このレ
ポートでは3回にわたって、オーストラリア経済の現状と、同国の経済成⻑を⽀えるエンジンについ
て探ります。
相対的に⾼い経済成⻑を維持
オーストラリアは、主要先進国が欧州債務問題などに端を発した世界的な景気減速の影響を受け低い
経済成⻑にとどまる中、主に資源投資が牽引役となり、先進国の中で⾼い経済成⻑を果たしました。
今後も健全な財政状況や移⺠政策による⼈⼝増加などを背景に、先進国の中では相対的に⾼い経済成
⻑を維持することが期待されます。
主要国の実質GDPの推移
世界のGDP成⻑率の⾒通し
(%)
(1991年〜2015年)
240
220
オーストラリア
200
米国
180
160
ユーロ圏
140
日本
120
100
※1991年の実質GDPを100として指数化したもの。
80
1991
1999
*⼀部予測値を含む。
2007
2015
(年)
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
先進国
3.4
1.9
3.2
2.1
3.1
1.6
3.4
1.8
3.6
1.8
米国
2.4
2.6
1.6
2.2
2.1
ユーロ圏
1.1
2.0
1.7
1.5
1.6
日本
0.0
0.5
0.5
0.6
0.5
オーストラリア
2.7
2.4
2.9
2.7
2.9
新興国
4.6
4.0
4.2
4.6
4.8
中国
7.3
6.9
6.6
6.2
6.0
インド
7.2
7.6
7.6
7.6
7.7
ブラジル
0.1
-3.8
-3.3
0.5
1.5
ロシア
0.7
-3.7
-0.8
1.1
1.2
世界
出所:IMFのデータをもとに⼤和住銀投信投資顧問作成
●この資料は具体的な商品をご説明するものではないため詳細を記載しておりませんが、元本保証のないリスク性商品のご購入や
ご売却、保有にあたっては、手数料等をご負担いただきます。
●リスク性商品には、各種相場環境等の変動により、投資した資産の価値が投資元本を割り込むなどのリスクがあります。
●リスク性商品を中途解約する場合は、ご購入時の条件が適用されず不利益となる場合があります。
●詳しくは三井住友銀行本支店等にご用意してある各商品の説明書を必ずご覧ください。
■当資料は情報提供を目的として大和住銀投信投資顧問が作成したものであり、特定の投資信託・生命保険・株式・債券等の売買を推奨・勧誘するものではありませ
ん。■当資料は各種の信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。■当資料に記載されている今後の
見通し・コメントは、作成日現在のものであり、事前の予告なしに将来変更される場合があります。■当資料内の運用実績等に関するグラフ、数値等は過去のものであ
り、将来の運用成果等を約束するものではありません。■当資料内のいかなる内容も、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。
2016年12⽉2⽇
先進国の中で相対的に健全な財政
オーストラリアの政府債務残⾼は、対GDP⽐で他の先進国に⽐べて低い⽔準です。財政が健全な背
景には、財政運営の規律が保たれており、時々の経済環境に合わせて財政収⽀を柔軟にコントロー
ルしてきたことが挙げられます。リーマンショック後に財政⽀出を拡⼤したことで、オーストラリ
アは世界的な景気減速の影響が相対的に⼩さく、プラスの成⻑率を維持することができました。
また、他の先進国が債務削減で苦慮し格下げが相次ぐ⼀⽅で、オーストラリアは最⾼格付けAAAを
維持し続けており、信⽤⼒の⾼さも魅⼒の⼀つです。
オーストラリアの2016年度予算案では、2015年度に2.4%だったオーストラリアの財政⾚字(対
GDP⽐)を2.2%に縮⼩することを⾒込んでいます。雇⽤と経済成⻑を重視した財政運営を掲げ、
2020年度までには財政収⽀が均衡化するとしています。
主要国の政府債務残⾼(対GDP⽐)
(2015年IMF推計値)
主要国の格付けの推移
(2007年12⽉31⽇→2016年11⽉30⽇)
(2015年IMF推計値)
※信⽤格付けは、上記基準⽇におけるスタンダード・アンド・プアーズ
(S&P)の⾃国通貨建て⻑期債の格付けを使⽤。
(出所)IMF、Bloombergのデータをもとに⼤和住銀投信投資顧問作成
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