平成28年度私立大学教員の授業改善に関する調査

平成28年度私立大学教員の授業改善に関する調査
平成 28 年 12 月
公益社団法人 私立大学情報教育協会
新たな生涯に亘り主体的に学び続け、行動できる人材育成が国、社会から要請されています。これを受けて、各大学では「大学改革実行
プラン」に沿って教育の質的転換に向けて、知識伝達型の教育に加えて学生が主体的に問題を発見し、解を見出すアクティブ・ラーニング
の導入と PDCA による組織的な教学マネジメントの再構築が課題となっています。改革の中心的役割を担う先生方は未知の時代を切り拓
く人材育成に向けてどのように教育の改革を受け止め、対応すべきとお考えでしょうか。アクティブ・ラーニングに対する取り組み、全学
的な教学マネジメントに対する関与の仕方、情報通信技術 (ICT) を活用した授業改善の取り組みなどについて披瀝いただき、本協会として
大学及び文部科学省、関係機関に施策への反映を呼びかけることにしています。
☆ このマークシート、または本協会の Webサイト(http://www.juce.jp/que2016/) の何れかの方法で平成29年1月20日(金)までに回答下さい。
☆ いただいた回答は、本協会の事業に限定して使用し、目的以外の使用はいたしません。
本調査では、先生が担当されている授業科目の中で、主要な 1 科目を対象に回答願います。
※ 受講学生の多い科目など、主要科目とお考えの科目についてお答え下さい。対象科目は、講義・実験・実習・演習とし、ゼミを除きます。
【マーク記入欄】
鉛筆で回答して下さい。
〔可〕 〔不可〕〔不可〕 【自由記述欄】
シートを折ったり汚したりしないで下さい。 枠内を塗りつぶして下さい。
枠内にきちんと書いて下さい。
1.主要な1科目について記述又は該当する番号を塗りつぶして下さい。
(1) 科目名〔
(3) 授業科目のキーワード 1.
〔
(4) 所属大学
大学学部(昼間部のみ)
科目の学系コード
〕 (2)
〕 2.
〔
受講学生数 〔
短期大学(本科のみ) (5)
裏面の学系コード表から選択して下さい
〕人
〕
2.教育現場での問題認識(主要1科目について回答願います)
(1)、(2)について、それぞれ該当する番号を 2 つ以内 選び、塗りつぶして下さい。
学生の学修に関する問題
(1)
学修に必要な基礎学力が不足している
授業には参加するが、自分から学び考える主体性が不足している
その他(
(2)
教員に関する問題
授業の質を向上させるための準備や教室外での学修指導の時間が取りにくい
授業科目の目標達成に向けて PDCA による授業の改善ができていない
人的物的支援が弱く、授業の質向上への対応に限界がある
その他(
授業の事前準備や事後の展開に取り組む意欲が不足している
将来設計やキャリア形成を考えて学修に取り組んでいない
)
基礎学力に格差があり、計画通りの授業運営が難しい
アクティブ・ラーニングや反転授業、地域社会等との連携教育の経験がない
教育改善のために教員同士の連携・協力が不足している
)
3.アクティブ・ラーニング (AL) に対する取り組み
当該授業でのALの取り組みについて、該当する番号を選び、塗りつぶして下さい。
※アクティブ・ラーニングとは、教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、能動的な学修を取り入れた教授・学修法を指します。
発見学修、問題解決学修、体験学修、調査学修等が含まれますが、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワー
ク等も効果的なアクティブ・ラーニングの方法です。
当該授業でのAL実施の有無を1つ 選び、塗りつぶして下さい。
(1)
実施している
実施を検討中
実施していない
(2) ALを実施している、または検討中の方は、ALの種類を1つ 選び、塗りつぶして下さい。
PBL:プロジェクト・ベースドラーニング、プロブレム・ベースドラーニング TBL:チーム・ベースドラーニング
知識の定着・確認を目指したAL(クリッカーの活用、反転授業、グループ学修など)
知識を活用・創造し、問題発見・課題探求を目指したAL(PBL、フィールドワーク、体験学修など)
知識を活用・創造し、問題解決を目指したAL(PBL・TBL、医療系の症例基盤型学修、工学系のモノづくり実習、経営系のビジネス実習など)
)
その他(
(3) ALを実施している、または検討中の方は、ALを実施する方法を2つ以内 選び、塗りつぶして下さい。
講義との組合せ
反転授業との組合せ
eラーニングとの組合せ
)
地域連携・産学連携との組合せ
遠隔授業による大学連携との組合せ
その他(
(4) ALを実施している方は、ALの教育効果について3つ以内 選び、塗りつぶして下さい。
事前学修、事後の展開に取り組む学生が増え、知識の定着がすすんだ
暗記型の学修から考察型の学修に取り組む学生が増えた
主体的に自分の考えを説明できる学生が増えた
失敗を経験させることで、真剣に学修に取り組む学生が増えた
問題発見・解決を体験することで、実践力を身につけた学生が増えた
期待した以上に顕著な効果が見られない
)
その他(
ALを実施していない場合、その理由を3つ以内 選び、塗りつぶして下さい。
(5)
ALの授業設計・方法がわからない
ALを行うには学生数が多くて難しい
個人学修又はグループ学修できめ細かく相談・助言する支援体制がない
ALの準備時間が確保できない
)
その他(
当該授業科目の到達目標には適さない
AL実施の有無に関わらず、ALを推進・普及するための課題について該当する番号を塗りつぶして下さい。(複数回答可)
(6)
ALの授業設計・方法を支援する体制の導入
主体性を引き出す教育プログラムの導入
ALの体験情報を共有し、意見交流・研究するポータルサイトの利用
異分野の学生がネット上で知識を組合せ、発想・構想する学修サイトの利用
教室外の学修時間及び学修行動を把握するシステムの導入
教員指導の下で対面又はネット上で学修支援する学生ファシリテータの制度化
反転授業、eラーニングなど教材の作成を支援する体制の整備
学修成果の評価方法を検討する体制の整備
ALの過密化による学修負担軽減策としての授業科目の統合・調整
グループ学修に適した教室・ICT機器等ラーニングコモンズの整備
ALのワークショップなどFD・SDの充実
教員のICT活用技術を支援する体制の整備
)
その他(
161031
2nd
リブラス _ 私立大学教員の授業改善に関する調査
(マークシート)
[表面]
210-297
4.組織的に教育改革を進める教学マネジメントに対する先生の関与の仕方について、該当する番号を塗りつぶして下さい。
(複数回答可)
教学マネジメントは、学長を中心とする執行部が行っているので関心がない。
3ポリシー(卒業認定・学位授与、教育課程編成・実施、入学者受け入れ)は知っているが、担当する授業との整合性は十分でない。
学士力と授業科目との関係性を明確にするため、シラバスの内容を関係教員間で相互に検討を始めている。
学修成果の質保証を促進するため、学修ポートフォリオ、学修行動調査などを組み合わせて授業評価を行い、授業の改善に努めている。
教員中心の授業科目編成から学位プログラム中心の科目編成への転換を目指すため、教育プログラムの編成や授業科目の統合・調整の議論に参加したい。
教育改善に向けて、学生、職員、地域社会等とオープンな意見交流を行うよう努めている。
)
その他(
※情報通信技術 (ICT) を授業に使用されている先生は、以下の5.6.に回答して下さい。
情報通信技術 (ICT) を授業に使用されていない先生は回答者プロフィールに進んで下さい。
5.授業改善のための情報通信技術 (ICT) の活用状況
現在の情報通信技術 (ICT) の活用状況と3年先の計画について該当する欄の〔 〕を塗りつぶして下さい。
活用目的
授業改善のための情報通信技術 (ICT) の活用方法・内容
現在
計画
3年先
1 ネット上のシラバスに授業の事前準備や事後の展開に必要な学修の方法を掲載し、授業の進め方、評価方法、到達目標、学士力との関連性などを明確化する。
授業内容の可視化
2 授業改善の取り組みを進めるために、ネット上で教員・職員・学生が意見交換を行う。
3 ネット上に事前・事後の教材・課題、小テストなどを掲載し、
eラーニングで基礎知識の修得を行う。
4 事前に講義内容の映像を配信して反転授業で知識を伝達し、教室のALで知識の定着・確認を行う。
事前・事後の学修
5 LMS(学修支援システム)などを用いて課題提示を行い、グループ学修させた上で、その成果をLMS上で相互評価し、教え合いする中で知識の定着・確認を行う。
6 学修の理解度をクリッカーや携帯端末を用いてスクリーンに表示し、教員と学生、学生同士双方向で質疑や議論を行い、知識の定着・活用を行う。
7 グループ学修を掲示板を介して行い、グループ間で意見発表・評価し、振り返りを行うことで、知識の活用・創造など発展的な学びに結びつける。
8 異分野の学生がネット上で知識を組合せ、発想・構想する分野横断によるフォーラム型の授業を行う。
授業方法の改善
9 優れた授業コンテンツを活用するために、MOOC等を積極的に利用する。
10 学びの動機付けを図るため、ネットを通じて地域社会、企業などからの現場情報を授業に取り入れる。
11 文字や説明では理解が難しい理論や現象を図・アニメーション・映像を利用したり、概念理解の形成を促進するためにシミュレーションなどを活用する。
大学間・産業界・
12 大学間や教員間でネット上で連携授業を行い、多面的な学修を展開する。
地域社会との連携
13 産業界・地域社会とネットで連携し、課題探求型の実践的な学修を行い、学修成果について外部の専門家などの第三者評価を受ける。
14 eポートフォリオなどの支援システムで学修行動・学修状況を観察し、個人指導を行いながら、学修成果を確認する。
学修成果の
点検・評価・改善
15 ルーブリック評価の内容を改善するため、評価基準をネット上でオープン化し、学生からの意見を反映できるようにする。
16 授業評価の結果を踏まえて改善を図り、その内容をeシラバスに反映させる。
6.ご担当科目の中で情報通信技術 (ICT) を活用して顕著な効果をあげている事例があれば、授業科目名、内容、方法、効果
の概要を下欄に記述して下さい。また、3年先に顕著な効果が期待できる計画がある場合も同様に概要を記述して下さい。
現在の授業で顕著な効果を
上げている事例
なお、Webサイトに教材、授業現場等の関連情報があればURLを記載して下さい。URL(http:// )
将来の授業で顕著な効果を
期待できる計画
回答者プロフィール
教授
職位
准教授(助教授)
講師
助教
氏名
大学名
学部・研究科
学科・専攻名
電話番号
FAX
e-mail
URL
http://
学系コードは以下のコード表から選択して記入下さい。
学系コード表
11 文学 12 外国語学 13 史学 14 地理学 15 哲学
人文科学系
情報科学系
1A 宗教学 1B その他
農 学 系
25 経営学・経営情報学 26 会計学 27 社会学
保 健 系
28 社会福祉学 29 政策関係学 2A 環境情報学
2B 国際関係学 2C コミュニケーション関係学 2D その他
理 学 系
工 学 系
65 林学 66 林産学 67 獣医・畜産学 68 水産学
69 その他
21 法学 22 政治学 23 商学 24 経済学
社会科学系
51 情報科学 52 情報工学 53 情報システム学 54 その他
61 農学 62 農芸化学 63 農業工学 64 農業経済学
16 心理学 17 文化関係学 18 人間関係学 19 言語学
生活・家政系
71 医学 72 歯学 73 薬学 74 看護学 75 その他
81 生活・家政学 82 栄養・食物学 83 被服学 84 住居学
85 児童学 86 その他
31 数学 32 物理学 33 化学 34 生物学 35 地学 36 その他
教 育 系
91 教育学 92 体育学 93 その他
41 機械工学 42 電気通信工学 43 土木工学 44 建築工学
芸 術 系
A1 美術 A2 デザイン A3 音楽 A4 その他
B1 教養学 B2 教養課程(文科) B3 教養課程(理科)
45 応用化学 46 応用理学 47 原子力工学 48 鉱山学
49 金属工学 4A 繊維工学 4B 船舶工学 4C 航空工学
4D 経営工学 4E 工芸学 4F その他
教 養 系
B4 教養課程(その他) B5 統計学
B6 その他
「ご協力有難うございました。」
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3rd
リブラス _ 私立大学教員の授業改善に関する調査
(マークシート)
[ウラ面]
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