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平成28年12月8日
茨城県企画部統計課
企画分析グループ 石井
電話 029-301-2642
資 料 提 供
茨城県の経済動向(茨城経済四期報平成28年7~9月期)について
本県では,最近の経済動向について,これまで県が公表した主要経済指標データの数値に,
国等他の機関のデータを加えた上で四半期ごとに分析した概況は次のとおりです。
1 全体の概況
~ 本県経済は,持ち直しの動きが続いている ~
2 主要経済指標の概況
○ 景況
・ 景気ウォッチャー調査9月実施による現状判断DIは 44.2 で,横ばいを表す 50 を
10 期連続で下回った。
・
景気動向指数(C I:平成 22 年=100)9月の一致指数は 126.7 で前月比+ 1.6 %
と2か月ぶりに上昇,3 か月後方移動平均は 125.7 となり5か月連続で上昇した。
基調判断は,「改善」を示している。
・ 日銀企業短期経済観測(茨城県)9月は「全産業」の業況判断 DI は前期比-1ポ
イントの0と5期連続で低下した。
○ 生産活動
~ 生産は持ち直し ~
・ 鉱工業生産指数(平成 22 年=100)9月は 105.3 で,前月比+ 1.0%と4か月連続上昇した。
前年同月比(原指数)は+ 3.3 %と2か月連続で前年水準を上回った。
四半期ベース(7~9月)では,前期比+ 3.4%の 104.0 と7期ぶりに上昇した。
前年同期比(原指数)は- 0.5%と5期連続で前年水準を下回った。
○ 消費 ~百貨店・スーパー販売額は底堅い動き,自動車新規登録台数は持ち直し~
・
百貨店・スーパー販売額9月の前年同月比は+ 1.1%と2か月ぶりに前年水準を上回った。
四半期ベース(7~9月)でも,前年同期比+ 0.5%と6期連続で前年水準を上回った。
自動車新規登録台数9月は,前年同月比+ 0.3%と2か月連続前年水準を上回った。
四半期ベース(7~9月)では,前年同期比+ 1.3%と2期連続年水準を上回った。
二人以上世帯の勤労者世帯消費支出9月(水戸市)は,前年同月比- 13.6 %と2か月ぶりに前年
水準を下回った。
○ 民間設備投資
~ 28年度上期は減少見込み,通期は増加見通し
~
・ 法人企業景気予測調査7~9月期調査結果では, 28 年度上期の「設備投資計画額」は,全産業
で前年同期比- 12.5 %の減少見込み,下期では+ 18.5 %の増加見込みとなった。
通期は,全産業で前年比+ 3.9 %の増加見通しとなった。
○ 建設投資 ~ 住宅投資,公共投資は共に持ち直し ~
新設住宅着工戸数9月は,前年同月比+ 15.4 %と2か月連続前年水準を上回った。
四半期ベース(7~9月)でも,前年同期比+ 5.3 %と2期ぶりに前年水準を上回った
公共投資の動向を公共工事請負額からみると,9月は前年同月比+ 48.2 %と5か月連続で前年
水準を上回った。
四半期ベース(7~9月)でも,前年同期比+ 40.5 %と4期月連続で前年水準を上回った。
○ 雇用・労働
~ 雇用及び所得環境は底堅く推移 ~
・ 新規求人数9月は,前年同月比+ 17.8 %(原数値)と7か月連続前年水準を上回った。
新規求職申込件数9月は,前年同月比+ 0.9 %と9か月ぶりに前年水準を上回った。
新規求人倍率9月は 1.81 倍と 41 か月連続で1倍を上回った。
雇用保険受給者実人員9月は,前年同月比- 4.3 %と 36 か月連続で前年水準を下回った。
常用労働者の現金給与総額9月は,対前年同増減率+ 1.6 %と2か月ぶりに前年水準を上回っ
た。
「茨城県の経済動向(茨城経済四期報)」の判断比較
個別項目
全体の概況
前回報告:平成28年4-6月期
(平成28年9月公表)
今回報告:平成28年7-9月期
(平成28年12月公表)
本県経済は,弱いながらも持ち直しの動きが
本県経済は,持ち直しの動きが続いている
続いている
生産は持ち直し
生産活動
生産は減少傾向
消
百貨店・スーパー販売額は底堅い動き, 百貨店・スーパー販売額は底堅い動き,
自動車新規登録台数は持ち直し
自動車新規登録台数は持ち直し
費
民間設備投資
建設投資
雇用・労働
28 年度上期は減少見込み,通期は増加 28 年度上期は減少見込み,通期は増加見
見通し
通し
住宅投資は弱含み,公共投資は持ち直
住宅投資,公共投資は共に持ち直し
し
雇用及び所得環境は底堅く推移
雇用及び所得環境は底堅く推移
※ 詳細につきましては,当課ホームページのいばらき統計情報ネットワーク
「 http://www.pref.ibaraki.jp/kikaku/tokei/fukyu/tokei/index.html 」
にも掲載しておりますのでご活用ください。