3 家庭・地域との連携による道徳教育の充実の工夫 学校における道徳教育の取組についての情報を家庭・地域に発信することによって、理解 や関心を高め、協力してもらうことで、児童の道徳性の育成に大きな効果が得られると考え る。そこで、家庭・地域との連携や啓発の方法を工夫する。 (1) 保護者アンケートの実施 保護者に「道徳教育に関するアンケート」を実施することにより、保護者の道徳教育へ の関心を高めるとともに、学校に期待する部分と家庭で力を入れて育てる部分との意識の 確認をした。 この結果も参考にして、道徳教育の重点内容項目を決定した。 「保護者アンケートの結果から」 身に付いていると思うもの 【低学年】 1 善悪の判断 2 勤勉努力 3 友情・信頼 【中学年】 1 思いやり・親切 2 節度・節制 3 友情・信頼 学校教育で育てて欲しいもの 【高学年】 1 誠実・明朗 2 思いやり・親切 3 礼儀 本校児童 の「よさ」 家庭で心がけているもの 【低学年】1 2 3 友情・信頼 公徳心・規則の尊重 愛校心 【低学年】1 2 3 誠実・明朗 礼儀 生活習慣・節度 【中学年】1 2 3 友情・信頼 公徳心・規則の尊重 愛校心 【中学年】1 2 3 節度・節制 礼儀 家族愛 【高学年】1 2 3 勇気・努力 友情・信頼 役割・責任 【高学年】1 2 3 思いやり・親切 家族愛 節度・節制 道徳教育重点内容に反映 家庭教育の啓発 -1- (2) 道徳だより等による啓発 学校の道徳教育への取組や道徳の時間の様子、日常生活の中での心温まる実話等について、 道徳だより「心のかけはし」などを通じて家庭にお知らせし、啓発に努めている。 【道徳だより「心のかけはし」】 道徳教育の取組や体験活動のようすを 載せて、ホームページでも公開している。 【学校だより H 28.7 月号】 -2- 心の教育として、道徳教育と関連の深い 取組についてもお知らせしている。 【人権教育だより H 28.6 月号】 (3) 授業参観での道徳授業の公開 本校では授業参観を、年に3回実施している。この中で唯一、上学年と下学年に分けてい る7月の授業参観で、全学級が道徳の授業を公開した。これまでも、学級ごとに年に一度は 授業参観や学校公開日に道徳の授業を公開していたが、全学級で同時期に道徳の授業を実施 するのは、初の試みであった。2日間に分かれているので、複数学年に児童がいる保護者も 比較的落ち着いて授業を参観できた。保護者からの感想には、次のような声が多かった。 道徳の授業をゆっくり見て、一緒に 考える機会になりました。しっかり と考えている様子が見られました。 道徳の授業というのは、物事の善し悪 しが決まっているイメージでしたが、 今日の授業を見て、答えが一つではな い道徳がとてもよいと思いました。 当たり前と思える判断が、成長途中 の子どもには難しいんだということ を改めて感じ、道徳という授業の重 要さに気づきました。 今日のように、自分だけで考える、グ ループでえる、クラスみんなで考える ことで、いろんな考え方、感じ方があ ることを知っていってほしいです。 保護者が多数参観しているので、保護者にも参加してもらう場面を設けた学級もあった。 私 の 考 えを 聞 いてね。 【親子で役割演技】1年生 【考えを保護者に伝える】6年生 お 母 さん は 、 ど う 思う ? 【親子での話合い】4年生 -3- 授業を参観した保護者から「私たちの道徳」の書き込みページに、子どもたちへ向けたメッ セージや感想を記入していただいた。 【わたしたちの道徳1・2 年P 175】 【私たちの道徳 5・6 年 P206 】 -4- 【わたしたちの道徳 3・4 年 P190】 【わたしたちの道徳 3・4 年 P136・137】
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