福岡市の共同事業体が―地域福祉における空家の活用―

国交省、「ひと・いえ・まちリエゾンプロジェクト」(福岡市)を選定
福岡市の共同事業体が―地域福祉における空家の活用―
国土交通省住宅局は平成28年度スマートウェルネス住宅等推進モデル事業の二次募集
(7件応募)で、福岡市の(一社)古屋空家調査連絡会・
(社福)福岡市社会福祉協議会共同
事業体から提案された「ひと・いえ・まちリエゾンプロジェクト」を選定した。同プロジェ
クトは、建築不動産等の専門家ネットワークと福岡市社会福祉協議会が連携し、空家活用相
談に関するワンストップ窓口を構築するとともに、空家の福祉施設等への活用を検証する。
スマートウェルネス住宅等推進事業は、高齢者・障害者・子育て世帯の居住の安定確保及
び健康の維持・増進に資する事業を、先導性が高い提案事業の部門(一般)で公募し、国が
選定した事業の実施に要する費用の一部を補助する。今回の二次募集では、全国から7件の
募集があり、うち2件が選定された。
評価結果によると、
「ひと・いえ・まちリエゾンプロジェクトー地域福祉における空家の活
用」は、提案者が(一社)古家空家調査連絡会・
(社福)福岡市社会福祉協議会共同事業体(福
岡市)。提案概要は古家、空家活用の相談窓口及び福祉施設への改修転用事業の検証を行う。
法務税務・建築不動産に関する専門家ネットワークと福岡市社会福祉協議会が連携し、空家
活用時の課題解決に関するワンストップの事業スキームを構築し検証。活動成果等をマニュ
アル化し他地域への還元を図るで、「空家活用相談に関するワンストップ窓口を構築する点、
専門家連携と地域ネットワークを用いて空家を福祉施設へ活用する点、他地域への普及可能
性」が評価された。