1.企業概要 企業名 B商店街 【内訳】 ①飲食業 :65% ②サービス業 :20% ③非食品小売業:15% 業種 従業員数 資本金 売上金 B商店街協同組合(8割の店舗が加盟) ・先取された理事:13名 ・専従職員 :2名 1,000(万円) 創業 歓楽街(明治中期)➡商店街(昭和初期) ➡周辺住民向けの商店街(昭和後期) 住所 ・ローカル私鉄のX駅周辺 ・総面積は4万㎢ 経営体制 店舗・工場 180店の店舗で構成 2.外部環境・内部環境(調査・分析) 【機会】工場街跡地再開発による高価格の高層マンション街が形成 外 顧 客 【機会】周辺人口の増加(30歳~40歳代を世帯主とし、10歳以下の子供を持つファミリー層) 部 【脅威】住宅街の中高年層が他地域へ転居 環 【脅威】低価格品を扱う大手総合スーパー(食品・非食品・飲食・サービス) 境 競 合 【脅威】低価格を売りにする外食チェーン 【弱み】業種構成に偏りがあり、食品小売業はほぼ無い(元々の歓楽街としての側面が強いため) ※業種構成は、飲食業65%:サービス業20%:非食品小売業15% 【弱み】空き店舗率が年々上昇している(05年:約3%➡10年:約5%➡15年:約7%) 価 格 【弱み】総合スーパーのNB商品やPB商品と比較して価格競争力が弱い プロモーション 【弱み】総合スーパーと一体化した商業集積を活かせてない チャネル 【強み】県内の農水産物や加工品を扱う「物産市」は高い集客力を持つ サービス 【強み】県や市、商店街の店主、土地・建物の所有者が組合に協力的 生産・技術 組織・人事 【強み】50歳代の代表理事および若手店主理事が商店街活性化のために積極的に関与 財 務 【課題①】物産市における非食品小売店の売上効果がない 【課題②】総合スーパーとの差別化を図るため、環境変化に対応した業種誘致 その他 【課題③】顧客と店主・店員との関係性の構築 事業・商品 内 部 環 境 3.経営革新・改善の内容(提言・助言) 経営理念 商店街活性化に向けた10年後を見据えた組合運営 【課題①】物産市におけるイベントの改善(短期的課題) 経営目標 【課題②】環境変化対応業種誘致(中期的課題) 【課題③】顧客関係性強化(長期的課題) 経営戦略 対象顧客 今後も増加が見込まれる高価格帯の高層マンションに居住する30~40歳代の子育て世代 商 品 マ ー ケ テ ィ ン グ 組 織 財 務 【課題①】 ・家具店➡幼児向けの地元産木材を使用した家具や木製玩具の品揃え強化 ・食器店➡地元産を使用した料理にマッチした親子で使用できる食器の品揃え強化 ・スポーツ店➡子供向けスポーツ用品の充実・親子で着れるスポーツウェアの品揃え強化 【課題②】子育て世代のニーズに合う、保育施設・幼児教育施設の他、将来を見据えた学習塾の誘致 【課題③】地元産の無農薬野菜等を扱う生鮮食品店やアレルギー等に配慮した和洋菓子店 価 格 【課題①】 ・家具店➡生活シーン等をVMDで訴求して関心を高める プロモーション ・食器店➡テーブルセッティング等をVMDで訴求して関心を高める ・スポーツ店➡スポーツインストラクターによる親子参加のスポーツイベントの実施 【課題③】地元産品を用いた料理教室や親子で物産品の産地巡りツアーの開催 チャネル サービス 組織体制 人事制度
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