宮 城 県 の 経 済 動 向

宮 城 県 の 経 済 動 向
平 成 18 年 第 2 四 半 期
(4月∼6月期)
Ⅰ
本県の経済概況
平成 18 年第2四半期(4月∼6月期)の宮城県経済の動向をみると、生産は、回
復しており、緩やかな上昇傾向にある。住宅投資は、持家は低調ではあるが、このと
ころ増加しており、貸家や分譲住宅は足元低調である。公共投資は低調である。個人
消費は、一部に持ち直しの動きもみられるが低調である。雇用は、改善の動きがみら
れる。企業倒産は、件数は減少し、負債総額は増加した。
このように、景気は緩やかな持ち直しの動きを続けている。
[前期(平成 18 年1月∼3月期)の概況]
生産は、回復基調が強まり、緩やかな上昇傾向にある。住宅投資は、持家は低調ではあるが、
貸家や分譲住宅は増加している。公共投資は低調である。個人消費は、低調ではあるが、一部に
持ち直しの動きがみられる。雇用は、有効求人倍率等が下げ止まってきており、やや改善の動き
がうかがわれる。企業倒産は、件数は増加し、負債総額は減少した。
このように、景気は緩やかな持ち直しの動きを続けている。
生
産
自
鉱工業生産指数は、前年同期比が3期連続の
上昇となった。大口電力使用量は、前年同期比
が 10 期連続の増加となった。
住宅投資
新設住宅着工戸数は、前年同期比が持家は5
期ぶりに増加、貸家は9期連続の増加、分譲住
宅は3期ぶりに減少となった。
全体では9期連続の増加となった。
公共投資
公共工事請負金額の発注主体別の前年同月
比は、国が2期ぶりに増加、県が2期ぶりに減
少、市町村が3期ぶりに減少となった。
全体では 13 期連続の減少となった。
大型小売店
大型小売店販売額(百貨店・スーパーの販売
額の合計。既存店比較)は、前年同期比が 27
期連続の減少となった。百貨店は前年同期比が
3期連続の増加となった。スーパーは前年同期
比が 27 期連続の減少となった。
動
車
軽自動車の新車届出台数を含む乗用車新車
登録台数は、前年同期比が2期ぶりに減少とな
った。普通車は前年同期比が6期連続の減少、
小型車は前年同期比が2期ぶりに減少、軽自動
車は前年同期比が5期連続の増加となった。
物
価
仙台市消費者物価指数は、生鮮食品を除く総
合指数は、前年同期比が2期連続の上昇となっ
た。総合指数は、前年同期比が2期連続の上昇
となった。
雇
用
有効求人倍率(原指数)は、前年同期差が2
期連続の上昇となった。新規求人倍率(原指数)
は、前年同期差が2期連続の上昇となった。
所実質賃金指数(製造業・30 人以上)は、前年
同期比が2期ぶりに上昇となった。
企業倒産
企業倒産は、件数は前年同月比が5期ぶりに
減少となった。負債総額は前年同月比が2期ぶ
りに増加となった。
−2−
Ⅰ
生
産
(1)鉱工業生産指数
平成 18 年第2四半期(4月∼6月期)の鉱工業生産指数(季節調整済)は 107.5(平成 12 年=100)で、
前年同期比(原指数での比較)3.1%の上昇となり、3期連続の上昇となった。
ウェイトの大きい業種を中心にみると、電子部品・デバイス工業は前年同期比が 10.1%の上昇となり、
4期連続の上昇となった。一般機械工業は前年同期比が 18.3%の上昇となり、平成 17 年第2四半期以
降、5期連続の上昇となった。
一方で、食料品工業は前年同期比が 2.3%の低下となり、2期連続の低下となった。パルプ・紙・紙加
工品工業は前年同期比が 0.1%の低下となり、3期ぶりに低下となった。金属製品工業は前年同期比が
6.0%の低下となり、2期連続の低下となった。電気機械工業は前年同期比が 13.2%の低下となり、2期
ぶりに低下となった。
四半期別鉱工業生産指数前年同期比の推移
(%)
平成 12 年=100
40
電子部品・デバイス工業
30
20
10
0
▲ 10
鉱工業
食料品工業
金属製品工業
▲ 20
▲ 30
Ⅱ
H14
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
H15
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
Ⅱ
H16
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
H17
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
Ⅱ (四半期)
H18
0
(資料:宮城県統計課)
−3−
(2)大口電力使用量
平成18年第2四半期(4月∼6月期)の大口電力(契約電力500KW 以上)使用量は11億4,965万 KWh で、
前年同期比4.8%の増加となり、平成16年第1四半期以降、10期連続の増加となった。
主要業種別にみると、食料品分野は前年同期比が7.6%の増加となり、平成16年第3四半期以降、8
期連続の増加となった。機械分野は前年同期比が2.9%の増加となり、3期連続の増加となった。鉄鋼分
野は前年同期比が4.2%の増加となり、2期連続の増加となった。
四半期別業種別大口電力使用量および前年同期比の推移
(億KWh)
(%)
7
14
前年同期比(右目盛り)
6
12
5
10
4
8
3
その他
2
6
1
鉄鋼
4
0
食料品
2
▲1
機械
0
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
H14
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
H16
H15
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
H17
Ⅰ
▲2
Ⅱ (四半期)
H18
(資料:(株)東北電力宮城支店「業務資料」)
四半期別業種別大口電力使用量前年同期比の推移
(%)
20
15
機械
10
5
0
全体
▲5
鉄鋼
▲ 10
食料品
▲ 15
▲ 20
Ⅱ
H14
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
H15
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
Ⅱ
H16
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
H17
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
Ⅱ (四半期)
H18
(資料:(株)東北電力宮城支店)
−4−
Ⅱ
建設投資
(1)新設住宅着工戸数
平成18年第2四半期(4月∼6月期)の新設住宅着工戸数は5,717戸で、前年同期比2.7%の増加とな
り、平成16年第2四半期以降、9期連続の増加となった。
利用関係別にみると、持家(建築主が自分で居住する目的で建築するもの)は前年同期比が6.7%の
増加となり、平成17年第1四半期以来、5期ぶりに増加となった。貸家(建築主が賃貸する目的で建築す
るもの)は前年同期比が9.6%の増加となり、平成16年第2四半期以降、9期連続の増加となった。分譲
住宅(建売または分譲の目的で建築するもの)は前年同期比が25.0%の減少となり、3期ぶりに減少とな
った。
四半期別利用関係別新設住宅着工戸数および前年同期比の推移
(戸)
(%)
25
7,000
前年同期比(右目盛り)
20
給与住宅
6,000
15
5,000
分譲住宅
10
4,000
5
3,000
0
▲5
貸家
2,000
▲ 10
1,000
▲ 15
持家
0
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
H14
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
H16
H15
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
H17
Ⅰ
▲ 20
Ⅱ (四半期)
H18
(資料:国土交通省)
四半期別利用関係別新設住宅着工戸数前年同期比の推移
(%)
60
40
分譲住宅
貸家
20
0
▲ 20
持家
▲ 40
Ⅱ
H14
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
H15
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
Ⅱ
H16
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
H17
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
Ⅱ (四半期)
H18
(資料:国土交通省)
−5−
(2)公共工事請負金額
平成18年第2四半期(4月∼6月期)の公共工事請負金額は553億6,500万円で、前年同期比2.2%の
減少となり、平成15年第2四半期以降、13期連続の減少となった。
発注者別にみると、国は前年同期比が57.2%の増加となり、2期ぶりに増加となった。宮城県は前年
同期比が6.1%の減少となり、2期ぶりに減少となった。市町村は前年同期比が3.9%の減少となり、3期
ぶりに減少となった。
四半期別発注先別公共工事請負金額の推移
(億円)
(%)
1,200
30
前年同期比(右目盛り)
20
1,000
10
800
その他
0
600
▲ 10
400
市町村
▲ 20
宮城県
200
▲ 30
国
0
Ⅱ
H14
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
H15
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
H16
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
H17
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
H18
▲ 40
Ⅱ (四半期)
(資料:東日本建設業保証(株))
四半期別発注先別公共工事請負金額(寄与度)の推移
(%)
30
国
宮城県
市町村
その他
前年同期比
20
10
0
▲ 10
▲ 20
▲ 30
▲ 40
Ⅱ
H14
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
H15
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
Ⅱ
H16
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
H17
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
Ⅱ (四半期)
H18
(資料:東日本建設業保証(株))
−6−
Ⅲ
個人消費
(1)大型小売店販売額
平成18年第2四半期(4月∼6月期)の大型小売店販売額は、981億600万円で、前年同期比(既存店
比較)は2.0%の減少となり、平成11年第4四半期以降、27期連続の減少となった。
業態別にみると、百貨店の販売額は265億7,200万円で、前年同期比(既存店比較)が0.3%の増加と
なり、3期連続の増加となった。スーパーの販売額は715億3,300万円で、前年同期比(既存店比較)が
2.9%の減少となり、平成11年第4四半期以降、27期連続の減少となった。全店舗比較では前年同期比
が2.2%の増加となり、3期ぶりに増加となった。
四半期別業態別大型小売店販売額および前年同期比の推移
(億円)
(%)
1,200
6
前年同期比(全店舗)(右目盛り)
1,000
4
800
2
スーパー
600
0
400
▲2
200
▲4
百貨店
前年同期比(既存店)(右目盛り)
0
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
H14
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
H16
H15
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
H17
Ⅰ
▲6
Ⅱ (四半期)
H18
(資料:東北経済産業局)
(%)
四半期別業態別大型小売店販売額前年同期比(全店舗、既存店比較)の推移
8
6
百貨店(既存店)
4
スーパー(全店舗)
2
0
▲2
▲4
▲6
▲8
スーパー(既存店)
▲ 10
百貨店(全店舗)
▲ 12
Ⅱ
H14
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
H15
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
Ⅱ
H16
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
H17
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
Ⅱ (四半期)
H18
(資料:東北経済産業局)
−7−
(2)乗用車新車登録台数
平成 18 年第2四半期(4月∼6月期)の軽自動車の新車届出台数を合わせた乗用車新車登録台数は
1万 9,350 台で、前年同期比 4.9%の減少となり、2期ぶりに減少となった。
車種別にみると、普通車(排気量 2,000cc超)は前年同期比が 6.9%の減少となり、平成 17 年第1四半
期以降、6期連続の減少となった。小型車(排気量 2,000cc以下)は前年同期比が 11.8%の減少となり、
2期ぶりに減少となった。軽自動車(排気量 660cc未満)は前年同期比が 6.4%の増加となり、平成 17 年
第2四半期以降、5期連続の増加となった。
四半期別車種別乗用車新車登録台数および前年同期比の推移
(台)
(%)
10
30,000
前年同期比(右目盛り)
8
25,000
6
20,000
4
普通自動車
2
15,000
小型自動車
0
10,000
▲2
▲4
5,000
▲6
軽自動車
0
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
H14
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
H16
H15
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
H17
Ⅰ
▲8
Ⅱ (四半期)
H18
(資料:自動車販売協会連合会宮城県支部、全国軽自動車協会連合会)
四半期別車種別乗用車新車登録台数前年同期比の推移
(%)
30
20
軽自動車
小型自動車
10
0
▲ 10
▲ 20
普通自動車
▲ 30
Ⅱ
H14
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
H15
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
Ⅱ
H16
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
H17
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
Ⅱ (四半期)
H18
(資料:自動車販売協会連合会宮城県支部、全国軽自動車協会連合会)
−8−
Ⅳ
物
価
(消費者物価指数)
平成 18 年第2四半期(4月∼6月期)の平均仙台市消費者物価指数(平成 12 年=100)は総合
指数は 98.5 で、前年同期比 0.6%の上昇となり、2期連続の上昇となった。生鮮食品を除く総合
指数は 98.2 で、前年同期比 0.4%の上昇となり、2期連続の上昇となった。
総合指数および生鮮食品を除く総合指数の推移
(平成 12 年=100)
(指数)
100.5
100.0
99.5
総合指数
99.0
98.5
98.0
97.5
生鮮食品を除く総合指数
97.0
Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ (四半期)
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
(資料出所:宮城県統計課)
−9−
Ⅴ
雇
用
(1)有効求人倍率および新規求人倍率
平成 18 年第2四半期(4月∼6月期)の有効求人数(月平均値)は4万 1,822 人で、前年同期
比 6.7%の増加となった。有効求職者数(同)は5万 386 人で、前年同期比 2.8%の減少となった。
有効求人倍率(原指数)は 0.83 倍で前年同期差は、0.07 ポイント上昇し、2期連続の上昇とな
った。
新規求人数(月平均値)は1万 5,873 人で、前年同期比 6.1%の増加となった。新規求職申込
件数(同)は1万 3,568 人で、前年同期比 2.9%の減少となった。新規求人倍率(原指数)は 1.17
倍で前年同期差は、0.10 ポイント上昇し、2期連続の上昇となった。
有効求人数(四半期平均)、有効求職者数(同)および
有効求人倍率(原指数、前年同期差)の推移
(千人)
(ポイント)
0.30
60
前年同期比(右目盛り)
求人数
求職者数
50
0.20
40
30
0.10
20
0.00
10
0
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
H14
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
H16
H15
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
H17
Ⅰ
Ⅱ
▲ 0.10
(四半期)
H18
(資料:宮城労働局)
新規求人数(四半期平均)、新規求職者数(同)および
新規求人倍率(原指数、前年同期差)の推移
(千人)
(ポイント)
20
0.40
前年同期比(右目盛り)
求人数
求職者数
0.30
15
0.20
10
0.10
5
0.00
0
Ⅱ
H14
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
H15
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
Ⅱ
H16
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
H17
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
Ⅱ
▲ 0.10
(四半期)
H18
(資料:宮城労働局)
−10−
(2)賃金
平成 18 年第2四半期(4月∼6月期)の実質賃金指数(平成 12 年=100)の調査産業計(事業
所規模 30 人以上)は 103.6 で前年同期比 2.8%の上昇となり、3期連続の上昇となった。
主要業種別にみると、製造業(事業所規模 30 人以上)は 116.5 で前年同期比が 1.0%の上昇と
なり、2期ぶりに上昇となった。建設業(事業所規模 30 人以上)は 111.3 で前年同期比が 0.1%
の低下となり、3期ぶりに低下となった。
四半期別主要業種別実質賃金指数の推移(事業所規模 30 人以上)
(平成 12 年=100)
(指数)
150
製造業
140
調査産業計
建設業
130
120
110
100
90
80
70
Ⅱ
H14
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
H15
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
Ⅱ
H16
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
H17
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
Ⅱ (四半期)
H18
(資料出所:宮城県統計課)
−11−
Ⅵ
倒
産
(企業倒産)
平成 18 年第2四半期(4月∼6月期)の宮城県内の企業倒産(負債総額1千万以上)の件
数は 49 件で、前年同期比 21.0%の減少となり、平成 17 年第1四半期以来、5期ぶりに減少
となった。負債総額は 222 億 4,300 万円で、前年同期比 52.2%の増加となり、2期ぶりに増
加となった。
これらのうちの不況型倒産(販売不振、売掛金回収困難、赤字累積)の件数は 35 件で、前
年同期比 27.1%の減少となった。件数の構成比は 71.4%で前年同期より 6.0 ポイント低下と
なったが、依然として高水準で推移している。
大型倒産(負債総額 10 億円以上)は3件発生し、前年同期と同水準となった。負債総額は、
151 億 8,500 万円であった。
四半期別倒産件数および前年同期比と不況型倒産構成比の推移
(%)
100
90
80
70
不況型倒産構成比(右目盛り)
(件)
100
60
40
倒産件数前年同期比(右目盛り)
30
80
20
製造業
10
60
0
40
▲ 10
建設業
▲ 20
20
サービス業
▲ 30
卸売・小売業
▲ 40
その他
0
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
H14
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
H16
H15
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
H17
Ⅰ
▲ 50
Ⅱ (四半期)
H18
(資料:(株)東京商工リサーチ)
四半期別倒産の負債総額および前年同期比の推移
(億)
800
(%)
400
350
700
300
600
前年同期比(右目盛り)
250
500
200
400
150
300
100
50
200
0
100
▲ 50
負債総額
0
▲ 100
Ⅱ
H14
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
H15
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
Ⅱ
H16
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
H17
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
H18
Ⅱ
(四半期)
(資料:(株)東京商工リサーチ)
−12−