〔別紙様式〕 平成27年度全国学力・学習状況調査の結果の分析及び活用について 学校名 1 伊勢原市立高部屋小学校 調査結果の分析と考察 特長 課題 【国語】話の内容に対して、聞き方を工夫することができ ている。具体的な事例を挙げて説明する文章を書くこと ができている。「書くこと領域」が改善傾向にある。 【算数】加法における計算の確かめの方法が理解できて いる。日常生活の中で必要となる時刻を求めることがで きている。 【理科】水蒸気は水が気体になったものであることが理 解できている。 【国語】 「読むこと領域」と「伝統的な言語文化と国語の 特質に関する事項」に課題が見られる。意見と事実を区 別した読み取り、文学教材での登場人物の相関関係や 心情把握、意見文を書く時の「引用」などの効果的な表 現方法について課題がある。 【算数】小数の計算や除数が整数の場合の分数の計算 の定着が必要である。「図形領域」で構成要素と性質を 踏まえて考え解決することに課題がみられる。 【理科】「顕微鏡」「メスシリンダー」の名称と使い方、「蒸 発」の意味など基礎的な知識に課題が見られる。 【国語】目的や意図に応じ記事に見出しを付けたり、文 章の内容を的確に押さえながら要旨を捉えることができ ている。また、文章と図とを関係付けて、自分の考えを 書くことができている。「書くこと領域」が改善傾向にあ る。 【算数】平行四辺形の性質を基に、平行四辺形を構成す ることができる辺の組み合わせが理解できている。 【理科】振り子時計の調整の仕方を調べる実験につい て、条件を制御しながら構想できている。予想が一致し た場合に得られる結果を見通して実験を構想できてい る。 【国語】誰に対してどのような内容を簡潔に伝えられる かを踏まえた上でポスターやリーフレットなどの言語活 動を取り入れていく。その際、「ことわざ」などの引用、図 や表などを使って効果的な表現方法について考えさせ ていく必要がある。 【算数】生活に根ざした課題に対して、情報を整理し、既 習事項を活かした解決方法を導くことに課題がある。 【理科】基礎的な理科用語を習得した上で、観察や実験 の必然性や方法の妥当性を考える学習を一層図る必 要がある。 自尊意識や規範意識、将来に関する意識等は良い傾 向にある。仲間と一緒に創り出す喜びや達成感を味わ い、話し合ったり、みんなの前で発表したりする経験が 多く、学校生活への満足度も良好とみられる。家族間で 質問紙 のコミュニケーションの割合や学校行事への参加率も高 く、地域の催し物へよく参加協力もしているなど、家庭や 地域が協力的であることがうかがえる。 読書量とその習慣作りが十分定着しているとは言えな いようである。また、家庭での学習の習慣について、宿 題以外の勉強はしない傾向が見受けられ、テレビや ゲームの利用度は高い傾向にある。携帯電話等の使 用については、特に顕著な傾向はあるとは言えないも のの、スマホの利用時間と学力との相関関係が話題に なっていることを踏まえ、今後、学校での指導と共に家 庭で約束をもうける等、検討が必要と思われる。 A問題 B問題 2① 授業の充実に向けた重点的な取組 ■言語活動の充実 国語では表現活動をすすめる上で誰に対してどのような目的で作成し、発表するのかをしっかり押さえ、効果的な 表現の工夫について考えさせるなど言語活動の充実に努めていく。算数では生活に根ざした課題を取り上げ、多く の情報の中から必要な情報を選択したりしながら既習事項を活用するなどの改善に取り組んでいく。理科において も観察や実験の必然性をつかめる指導の工夫改善を図っていく。 ■ノート指導の充実 「発表する」「意見を言う」その前に、書かせるという活動を取り入れることで、考えが整理できたり、自分の足りな いところに気付いたり、振り返ったりする学習効果を図り、ノート指導の充実に今後も努めていく。 ■学習のねらい 振り返り、まとめの導入 授業の前に、今日のめあてや課題を明示し、授業の終わりにまとめや振り返りを取り入れる改善に取り組んでい く。 ■読書に親しむ取り組みを推進 授業の関連で読書活動を積極的に取り入れ、読書環境の充実ともに本に親しむ働きかけを今後も継続していく。 2② 家庭(地域)への発信内容(協力依頼事項) ※家庭で取り組んでほしい内容や地域の方に知っておいてほしい内容 質問紙調査では、生活習慣をはじめとして、家庭や地域で子どもを見守り、健やかな成長を支えていただいている 様子が見て取れました。地域の催し物に積極的に関わるなど、高部屋の地域性がよく表れていました。 しかし、昨年までと同傾向にある家庭での学習時間、テレビ、ゲームの利用、読書の習慣など、今後も引き続き学 校と家庭で共に考えていかなくてはならないと思います。家庭学習については、学校の宿題を一つの目安として、お 子さんに合った内容や量の学習を行っていくことや家庭学習の習慣作りが大切だと考えます。学校の指導だけでは 十分な成果が上がるものではないので、各家庭においても協力をお願いしたいところです。また、スマホの利用につ いても同様で、今後益々その普及が小学生にも広がり、無料通話アプリによるいじめ等が社会的に指摘されている ことを受けて、子どもの生活習慣づくりとともにインターネットや携帯利用の時の約束事を設ける等、ご検討していた だきたいところです。
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