平成28年度「外国人旅行者向け着地型旅行商品の造成等業務」仕様書

平成28年度「外国人旅行者向け着地型旅行商品の造成等業務」仕様書
1.委託業務名
平成28年度「外国人旅行者向け着地型旅行商品の造成等業務」
2.業務期間
契約締結の日から平成 29 年3月 15 日までとする。
3.目的
訪日外国人旅行者の旅行形態が団体旅行から個人旅行に移行しており、旅行先での体験に関
するニーズが多様化している。本県においてもそのようなニーズに応え、外国人旅行者の誘客
の促進並びに本県での滞在日数及び旅行消費額の増加を図るためには,本県滞在中に楽しめる
体験(滞在コンテンツ)を充実させ、その利用を促進する必要がある。
このため、外国人観光客を対象とした滞在コンテンツを着地型旅行商品として造成し、その
販売体制の構築及び商品のPRを行うとともに、外国人によるモニター調査を実施することに
より、着地型旅行商品を充実させ、本県への外国人旅行者の誘客の促進並びに本県での滞在日
数及び旅行消費額の増加を図る。
4.業務の内容
公益社団法人香川県観光協会(以下「協会」という。
)は、以下の業務を受託者に委託する。
(1)滞在コンテンツの企画及び着地型旅行商品の造成
・アジア、欧米豪等からの外国人旅行者を対象とした滞在コンテンツを企画し、外国人旅行者
向けの着地型旅行商品として 10 以上造成すること。
・滞在コンテンツの内容は、例えば、宿泊を伴わない日帰りのもの、香川県ならではの特色を
持つもの、日本の文化を体験するもの、特定の国・地域の外国人旅行者にターゲットを絞っ
たものなど、多様な商品で、外国人に選ばれる魅力を持ち、かつ、独創性の高いものが望ま
しい。
・商品には参加者の運送サービス(移動手段)を含まなくてもよい(現地集合・現地解散の商
品でもよい)
。
・通訳案内士による案内を含む商品である必要はないが、外国人旅行者が言語の壁を感じるこ
となく参加できるような工夫を施すこと。
・商品の購入者(体験者)の使用言語は、少なくとも英語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)
及び韓国語を想定すること。
・商品造成に当たっては、最少・最大催行人数、体験所要時間、価格、予約期限、注意事項等を
明示すること。
(2)外国人によるモニター調査
・本業務で造成した商品を外国人に体験させるモニター調査を実施すること。
・モニターは、出入国管理及び難民認定法に基づく在留資格を持ち、日本に在住している外国
人を募集し確保すること。
・モニターの出身国・地域及び人数は、中国(香港を含む。)から2名以上、台湾から2名以上、
韓国から2名以上、シンガポール・米国・オーストラリアの3か国のうちから2名以上、フ
ランス・イギリスの2か国のうちから2名以上の計 10 名以上を募集し確保すること。
・モニターに対し、商品体験の際に要した交通費(少なくともモニターの自宅から集合場所ま
での交通費の実費)を確認の上、その額を支払うこと。
・モニターに対し、造成した全ての商品を体験させるとともに、各商品の評価等を内容とする
アンケートを実施すること。
・上記アンケートの結果を集計・分析の上、着地型旅行商品の造成の参考にするとともに、協
会に提出すること。
(3)着地型旅行商品の販売体制の構築及び商品のPR
・本業務で造成した商品を WEB サイトへ掲載し販売する体制を構築すること。
・海外で予約して来日することを想定し、WEB サイト内での予約及び決済を可能にすること。
・平成 29 年3月 15 日までに販売を開始し、少なくとも平成 30 年3月 15 日まで販売を継続す
ること。
・WEB サイトは、少なくとも英語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)及び韓国語に対応する
こと。
・造成した商品を網羅的に紹介するページ及び各商品を詳細に紹介するページを制作し、WEB サ
イトに掲載すること。
・商品を掲載した WEB サイトの効果的なPRを提案し、実施すること。
(4)実績報告
上記(1)から(3)までの業務の内容の実績報告を次のとおり行うこと。
①納品期限
平成 29 年 3 月 15 日
②納品内容
次に掲げるものについて納品すること。なお、納品する電子媒体は、最新のウィルス対策
ソフトを用いてウィルスチェックを行うこと。
ア.別紙様式3
紙媒体で1部納品すること。
イ.報告書
紙媒体(5部)及び電子データで納品すること。
ウ.その他本業務で生じた資料のうち協会が指示する資料一式
③納品場所
香川県庁東館5階観光振興課内
公益社団法人香川県観光協会
(5)その他留意事項
上記(1)から(4)の業務の詳細については、企画提案の内容を基本として、契約締結
後、協会と受託者とで協議の上決定するものとする。
5.委託金額
4,500,000 円以内(消費税及び地方消費税を含む。
)とする。
6.再委託の禁止について
(1)受託者は、本委託の履行について、業務の全部又は一部を第三者に再委託してはならな
い。ただし、観光協会から承認を得たときは、この限りでない。
(2)受託者は、
(1)により、業務の一部を第三者に再委託するときは、当該第三者の行為の
すべてについて責任を負うものとする。
7.その他
(1)協会と受託者は、本事業が円滑に行われるよう、連携を密にし、適宜調整を図りながら実施
する。
(2)本仕様書に明記されていない事項又は疑義が生じた記載事項は、協会と受託者との協議によ
り定めることとする。