〇 機械判読に適したデータの形式や項目にするため、ファイル形式、デー タ項目、情報の表記方法や意味などについて、標準仕様への統一を図る。 <標準仕様の例> ・表形式データ … 一つのファイルには、一つのテーブルのみを含める。 (例)1ファイルに3テーブルを 含む場合(右イメージ)は、 1ファイルに1テーブルと なるように整備する。 ・位置情報データ … 住所に加え、緯度経度座標を付与する。 住所 緯度 (例) 東京都新宿区西新宿 2-10-1 35.6881427 経度 139.690673 (世界測地系) ・ファイル形式 … 表形式データは当面、csv 形式やこれに準じる Excel 形式とする。 総務省資料 http://5stardata.info/ ・データ項目 … 意味の不一致などによる誤解の可能性がないように 設定する。 例 「水」→避難所の飲料水、病院の蒸留水、消防の消火 用水 等 ③ データ標準化対象の選定 ○ 機械判読に適したデータ形式と、人が見やすいデータ形式は相違するこ とが多く、オープンデータ用ファイルを別途作成する必要があるため、オ ープンデータを利用したアプリケーション開発事例などを踏まえ、整備対 70 70 象分野・データを選定する。 人が見やすいデータ形式イメージ (セル結合あり) 機械判読に適したデータ形式イメージ (セル結合なし) (2) データの公開基盤整備と利活用 ① カタログサイトの構築 オープンデータ利活用を促進するため、利用を希望する事業者等が簡易に データアクセスできる仕組み(カタログサイトなどの基盤)の整備を進める。 <サイト機能の例> ・ データの一覧表示 ・ キーワード等による 検索 ・ 利活用に向けた情報 提供 等 ○ 基盤整備と合わせ、データ選定時のチェックリスト、公開ファイル名や データリンクの設定手順と役割分担、データの鮮度維持のための更新フロ ーなど、オープンデータを継続的に運用するためのルールと体制を確立し ていく。 ○ オープンデータとして公開することに法的な制限等のあるものについ ては、国における整理(内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室等)を参 考に公開ルールを検討する。 ② オープンデータの取組の拡大 ○ オープンデータを利活用したアプリケーションやサービスの更なる充 71 71 実に向けて、複数地域を含めたデータの公開対象や連携のあり方について 区市町村と協議し、運用ルールを確立していく。 <連携方法の例> ・ 各団体で独自のデータ公開基盤を用意せず、都のカタログサイトを共同 利用し、そこにオープンデータを掲載する。 ・ 各自治体のデータ公開基盤に掲載されたオープンデータについて、都の カタログサイトにリンクさせる。 (3) 今後の検討事項 〇 都民や利用者への周知と利活用促進策の実施(コンテストなど)によるニ ーズの更なる掘り起こし 〇 区市町村連携の対象データ分野の選定、データ連携方式の具体化 6. スケジュール案 平成 28 年度 オープンデータ拡充 平成 29 年度 量の充実と質の向上 データ公開基盤整備 カタログサイトの構築・運用 利活用促進イベント アプリケーション開発コンテスト等 ▲ … データ連携 連携の在 り方検討 データ連携の実施 ※ 平成 29(2017)年度以降については、現時点の予定 72 72 平成 30 年度
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