- 37 - 議案第94号 東京都板橋区立高齢者住宅条例の一部を改正する

議案第94号
東京都板橋区立高齢者住宅条例の一部を改正する条例
上記の議案を提出する。
平成28年11月24日
提出者
東京都板橋区長
坂
本
健
東京都板橋区立高齢者住宅条例の一部を改正する条例
東京都板橋区立高齢者住宅条例(平成9年板橋区条例第41号)の一
部を次のように改正する。
第2条に次の1号を加える。
⑺
区営住宅
東京都板橋区営住宅条例(平成9年板橋区条例第40
号 。 以 下 「 区 営 住 宅 条 例 」 と い う 。) 第 2 条 第 1 号 に 定 め る 区 営 住
宅をいう。
第7条中「使用の申込み」を「使用申込み」に改め、同条に次の1項
を加える。
2
法第44条第3項の規定による区営住宅の用途の廃止により当該区
営住宅の明渡しをしようとする使用者(区営住宅条例第10条第3項
の規定により使用の許可を受けた者をいう。第22条第2項及び第3
4 条 第 3 項 に お い て 同 じ 。) が 、 当 該 明 渡 し に 伴 い 一 般 高 齢 者 住 宅 の
使用申込みをした場合においては、その者は、前条第1項第1号から
第5号まで及び同条第2項第1号から第8号までに掲げる条件を具備
する者とみなす。
第 8 条 第 4 項 を 同 条 第 5 項 と し 、 同 条 第 3 項 中 「 前 2 項 」 を 「 前 3 項」
に改め、同項を同条第4項とし、同条第2項の次に次の1項を加える。
3
前2項の規定にかかわらず、区長は、第1項各号に掲げる者のうち、
速やかに一般高齢者住宅に入居することが必要であると認められるも
のとして規則で定める者を、他の者に優先して使用予定者として決定
することができる。
第9条に次の1号を加える。
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⑸
区営住宅条例第2条第4号に定める区営住宅建替事業による区営
住宅の除却
第14条の3を削る。
第16条第3項中「前2項」を「前3項」に改め、同項を同条第4項
とし、同条第2項の次に次の1項を加える。
3
次の各号のいずれかに該当する場合には、区長は、共益費を減額し、
若しくは免除し、又は共益費の徴収を猶予することができる。
⑴
使用者及び同居者の責めに帰すべき事由によらないで引き続き1
0日以上一般高齢者住宅の全部又は一部を使用することができない
とき。
⑵
前号に掲げるもののほか、区長が特別の事情があると認めるとき。
第 1 8 条 の 見 出 し を 「( 同 居 の 許 可 )」 に 改 め 、 同 条 第 1 項 を 次 の よ
うに改める。
世帯向け一般高齢者住宅の使用者は、許可された同居者以外の者を
新たに同居させようするときは、公営住宅法施行規則 ( 昭和26年建
設省令第19号 ) 第10条に規定するところによるほか、規則で定め
るところにより、区長の許可を受けなければならない。
第18条第2項中「前項の一般高齢者住宅の使用開始の際に同居を認
められた親族」を「前項の新たに同居させようとする許可された同居者 」
に、「同項ただし書」を「同項」に改める。
第22条第2号中「特別な」を「、特別の」に改め、同条に次の1項
を加える。
2
区長は、次の各号のいずれかに該当する場合は、使用する区営住宅
から一般高齢者住宅への住宅の変更を許可することができる。
⑴
単身者である区営住宅の使用者又は2人世帯である区営住宅の使
用者及び同居者が65歳以上となった場合で、当該使用者が一般高
齢者住宅を使用することが適当であるとき。
⑵
前号に掲げるもののほか、特別の事情があるとき。
第23条第1項中「使用者が」を「使用者は」に、「当該住宅」を「
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当該一般高齢者住宅」に、「受けなければ」を「受けるまでにこれを原
形に復さなければ」に改め、同条第2項を次のように改める。
2
前項の場合において、使用者が当該一般高齢者住宅を原形に復さな
いときは、区長は、自らこれを原形に復すことができる。
第23条に次の1項を加える。
3
使用者は、前項の規定により区長が原形に復すために要する費用と
して別に定める費用を負担しなければならない。ただし、使用者又は
同居者が、失職、疾病その他の特別の事情により費用を負担すること
が困難であると認めるときは、区長は、その一部又は全部を使用者に
負担させないことができる。
第30条第1項中「東京都板橋区営住宅条例(平成9年板橋区条例第
4 0 号 )」 を 「 区 営 住 宅 条 例 」 に 改 め る 。
第34条第1項中「第7条」を「第7条第1項」に改め、同条第2項
中「前項」を「前3項」に、「により高齢者住宅」を「により一般高齢
者住宅」に、「従前の高齢者住宅」を「従前の一般高齢者住宅」に改め、
同項を同条第4項とし、同条第1項の次に次の2項を加える。
2
第7条第2項の規定による申込みをした者が一般高齢者住宅の使用
を許可された場合における第27条及び第29条の規定の適用につい
ては、その者が法第44条第3項の規定による区営住宅の用途の廃止
により明渡しをすべき当該区営住宅を使用していた期間は、その者が
明渡し後に使用を許可された一般高齢者住宅を使用している期間に通
算する。
3
この条例の規定により区営住宅の使用者が引き続き一般高齢者住宅
の使用を許可された場合における第27条及び第29条の規定の適用
については、その者が従前の区営住宅を使用していた期間は、その者
が新たに使用を許可された一般高齢者住宅を使用している期間に通算
する。
第36条中「第9条の2、第9条の3、第14条の2及び第14条の
3」を「第7条第2項、第9条の2、第14条の2及び第34条第4項 」
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に改める。
付
則
1
この条例は、公布の日から施行する。
2
この条例による改正後の東京都板橋区立高齢者住宅条例第16条及
び第23条の規定は、この条例の施行の日以後の使用に係る費用及び
返還に係る費用について適用する。
(提案理由)
使用申込者の資格の特例等を追加し、共益費の減免、同居の許可、住
宅の返還に係る費用負担の軽減等について定めるほか、所要の規定整備
をする必要がある。
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