中学校

中学校
教諭
こん の しゅう じ
今野 秀治 先生
南中山中学校
教諭歴 20 年
クイズ形式の
問いかけが生徒に
好評です
多感な時期の子どもたちが見せる喜びの表情は,常に新鮮な気持ちを与えてくれま
す。子どもたちのために本気で熱意をぶつけられる仕事は教員のほかにはないと
思っています。
多感な時期の生徒と向き合い
感動と喜び,充実感を共有したい
Q1
A1
教員を志した理由を教えてください。
私が中学生の時,学校で授業や部活動,生徒指導に情熱を燃や
す教員の姿に憧れました。学校で生き生きと日々を過ごしてい
る様子を見て,
「私も先生のようになりたい」と思うようになりま
した。高校,大学と進む中で,中学校の教員になって将来を担
う子どもたちを支え,子どもたちの成長を見届けたいという思
いはさらに高まり,教員を目指そうと決意しました。
Q2
A2
仕事をする上で,
心掛けていることを教えてください。
子ども・保護者・ほかの教員に対して,積極的にコミュニケーショ
ンをとるようにしています。学年主任をしているので,相手との
信頼関係を築きながら仕事をスムーズに行うように心掛けてい
ます。授業では,どうすれば子どもたちが知識を得る楽しさや
驚きを感じてくれるのか研究しています。テレビのクイズ番組
を見ながら,授業のヒントを得ることもあるんですよ。
Q3
A3
仕事でやりがいを感じるのは
どのような時ですか。
やはり,子どもたちの成長を目にした時ですね。成績が向上し
たり,部活動で入賞したり。仲間と励まし合いながら目標や課
題をクリアした時に見せる,子どもたちの満足した表情を見て
いると,私自身も達成感や成就感を抱きます。日々の仕事は,
長年教員としての経験を積むことで,慣れてしまいがちです。
それだけに子どもたちの喜びの表情は,新鮮な気持ちを与えて
くれます。
Q4
A4
今,一番力を入れて取り組んでいることを
教えてください。
学習や部活動,道徳の授業などの実践を通して知育・体育・
徳育をバランス良く指導することです。子どもたちの個性や
特技を伸ばしながら,一つの分野に秀でた能力を育てること
はもちろん大切ですが,中学生には心身ともにバランスのと
れた人格形成が求められると考えています。部活動では,試
合に勝つことだけではなく,挨拶や道具を大切にする心も教
えています。
Q5
A5
勤務している校種や職種の魅力を
教えてください。
中学生の 3 年間は,心身ともに急激な成長が見られる時期です。
自我が確立されてくる時期でもあり,不登校になる生徒が出る
のも中学生が多いと言われています。純粋ゆえに対応に苦慮す
ることもありますが,学習や部活動にひたむきに打ち込む姿は
とても魅力的です。多感な時期の子どもたちと関わる中学校教
員の仕事を通じて,感動や喜び,充実感を得ることができます。
Q6
A6
仕事において,思い出に残っている
出来事を一つ教えてください。
卒業式の後に担任をしていた生徒が,教室で「お別れ会」を開い
てくれたことですね。生徒から花束を受け取り,1 年間の思い
出話や感謝の言葉を耳にした時,卒業式では我慢していた涙が
あふれ出しました。子どもたちのために本気でしかったり,子
どもたちと手を取り合って喜んだり,大粒の涙を流したりでき
る仕事は,教員のほかにはありません。その時私はそう強く感
じました。
Q7
A7
仙台市立学校教員を目指している
みなさんに応援メッセージをお願いします。
将来を担う子どもたちを育む一人一人が私たち教員です。毎日
が慌ただしく,時には大変な局面を経験することもありますが,
その苦労を上回る充実感を得ることもできます。みなさんには,
「絶対に教員になるんだ」という強い気持ちをもってチャレンジ
してほしいと思っています。そして,教員の仕事に大きな希望
と情熱をもって,私たちと共に歩んでいきましょう。