後期高齢者医療保険料収納率が、平成 26 年度と比較し大きく向上した市の 収納対策の取組み事例について 平成 27 年度の振り返り 平成 27 年度において、収納率の向上に、非常に効果があったと考えられる取り組み事例 ○ 口座振替勧奨 ・ 年齢到達者や転入者への証送付時や保険料額(変更)決定通知送付時に、口座振替への案内文、依 頼・申込書を同封。 なお年齢到達時に、国保被保者が国保加入時に選択していた口座振替は後期制 度へ引き継がれない旨の文書も同封。 ・ 口座振替の利便性等について、あらゆる機会に広報誌へ掲載。 ○ 電話による納付勧奨 ・ 納め忘れたと思われる方を対象に、納期限の概ね 20 日後(督促状発送の約 10 日前)に、電話で納付等 を呼びかけた。 ○ 催告書(状)の発送 ・ 定期的な催告書発送以外にも、状況に応じ適時適切なタイミングで催告書を発送。 ・ 長期の滞納者に対し、催告書の発送に使用する封筒へ宛名を手書きで大きく記載するとともに、朱色の 『重要』スタンプを押し、書留郵便で送付した。 ・ 催告書とともに、差押え予告等の滞納処分の行使を予告する文書を同封した。 ・ 困難案件を債権管理室に移管させる前に、債権管理室で行う財産調査や滞納処分について明記した 「事務引継ぎ予告書兼催告書」を発送し、納付相談等につなげた。 ○ 臨戸訪問による納付勧奨 ・ 年金の受給月日近辺を重点的に訪問徴収したことにより、未収金回収や口座振替への申込みを獲得し た。 ○ 滞納処分等の強化 ・ 庁内で債権管理・回収を専門におこなう部署を設置し、差し押えなどの滞納整理を強化した。 収納業務において、非常に苦慮した取組み事例等 ・ 高齢者であることから「滞納していること」への認識が低く、まず、そのことを理解させていくのに時間を要 し、さらに、その後の納付交渉においても困難なケースとなった事例が多く見受けられた。 平成 28 年度の取組み 更なる収納率の向上を目指した新たな取組み事例 ・ コンビニ収納を導入し、被保険者の利便性向上と事務処理軽減を図る。 ・ 国税や府税の徴収業務の経験のあるアドバイザーを嘱託職員として雇用し、収納強化を図る。 広域連合へ、収納率の向上を図るために求めること ・ 毎年度、収納率が府内で上位となっている市町村の取組み事例を集積し提供していただきたい。 ・ 府内市町村の取組み状況を知りえる機会となるよう収納対策会議等を開催していただきたい。
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