少年法を考える 三年 I Y 近年、少 年によ る 犯罪 がニュー スなど で 多く 取り上 げられて いる 気 がしま す 。その 話 に 深 く関わっ てくる のが 「 少年法 」 という 法律で す。み なさんは この法 律をご 存じでし ょ う か 。私もあ まり 知 らなか ったので すが 調 べてみ ると 「 子供のす る犯罪 と大人 のする 犯 罪 と で は違った 面があ り 、子 供のする 犯罪は 、自分 の行っ た行動の 意味や 結果の 予測につ い て の 判断が未 熟であ ったた め 行った ことで ある 、 そこで 子供を罰 すると いうよ りも 反省 を し て立ち直るためのチャンスをあたえる法律」と記されていました。 しかし 、 私はこ の 「少 年法 」と いう 法 律があ る 意味 が少し理 解でき ません 。そう思 う 理 由 としては 、確か に少年 法 によっ て チャ ンスを あたえ られた 子 供の中 でしっ かりと 更 生 し て 社会を生 きてい る 人も いるかも しれま せん 。 しかし 、そのあ たえら れたチ ャンスを 「 別 に俺、未成年だし少年法で守られるから大丈夫でしょ。」などと違う意味で理解してしまう 人 もいるの が 現実 だと思 うからで す 。そ こで 、 私がそ う思って しまう 一番の 原因とな る 事 件をお話しします。 二〇一三 年 、広 島県呉 市 で起こ った 事 件です 。この 事件の主 犯格 は 一六歳 の少女。 L I N E上で女 友達 と 口論に なり 、主 犯格 の 少女は 仲間を 集め、殴 る蹴る の暴行 はもちろ ん の こ と、なん とタバ コの 火 を腕など に 焼き つけて 痛みを おわせる 「根性 焼 き」 というも の を 耳 の穴の中 にやり 、気絶 させてし まった そうで す 。さ らに 、山 に引き ずり 込 み、途中 被 害 者 が命ごい をした のにも 関わらず 、とど めに 一 緒に来 ていた 主 犯格 の 男友達 が首の骨 を 無 理矢理曲げて殺害したそうです。 「人間が やるこ とでは ない 」と 私は思 い、初 めてそ の 話を聞 いたと きは 、 なぜそん な こ と をしても 少年法 で守ら れてしま うのか 、怒り で心が いっぱい になり ました 。しかも そ の 加 害者 は名 前をあ かされ ず 「少年 A」な どと 表 記され 、個人情 報 はほ とんど あかされ ま せ ん 。それに 対して 被害者 の女性は 痛みを 負いな がら 苦 しんでな くなっ ていっ たのにも 関 わ ら ず、名前 、交友 関係 や おいたち 、それ らを 全 て日本 全国 、い や全世 界 に発 信されて し ま う のです 。 プライ バシー の 侵害以 外のな にもの でも な いと 思い ました 。そし て 主犯格 の 少 女 は反省の 色を全 く見せ ず友達に LIN E で「 また遊 ぼうね 」 などと メッセ ージを 送 っ た そうです 。 いくら 少 年法 と いう 法 律で更生 した人 がいた として も 犯罪は 犯罪で す。大 人がやっ た 犯 罪 とは違う なんて 言って いる 場合 ではな いので す 。最 近の話で いうと 選挙権 が十八歳 に ま で 引き下げ られま した よ ね。それ はもう 大人で あると いう メッ セージ が 込め られてい る と 私 は思いま す 。と いうこ とは ある 程度の 責任を とらな ければな らない という ことです 。 よ くそこを理解してほしいと思いました。 私はなに も 少年 法 を完 全否定 し ている わけで はあり ません 。 ですが 、その 少年法 に よ っ て 苦しむ人 々がい るとい うことを 理解し てほし いので す 。被害 者 の遺 族は加 害者 が更 生 し ても怒りはおさまらないと思います。なぜなら被害者の女性は一生戻ってこないからです。 し かし 、日 本に少 年法 と いう 法律 がある 以上加 害者 は 少年法 の 存在意 義 であ る 「反省 を し て立ち直る」ということを行ってほしいと強く願います。 それが被害者に対するつぐないだと思うからです。
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