熊本市立熊本五福幼稚園引受法人選考基準

【別紙4】
熊本市立熊本五福幼稚園引受法人選考基準
1
選考の概要
(1)選考基準の位置づけ
この選考基準は、熊本市立熊本五福幼稚園の引受法人を決定するにあたり、「熊本市立熊本五
福幼稚園引受法人選考委員会」
(以下「委員会」という。
)において、引受法人を選定するための
方法、審査基準等を示すものである。
(2)基本的考え方
選考にあたっては、次に掲げる観点から審査を行い、最も優れた法人を引受法人として選定
するものとする。
ア
安定した経営が確保できるものであること。
イ
信頼できる良好な教育・保育の実施が可能であること。
ウ
教育・保育の質の向上に対する取組みが期待できるものであること。
(3)選考方法
選考は、一次審査(資格等審査・書面審査)及び二次審査(面接審査)によるものとする。
2
一次審査(資格等審査・書面審査)
(1)資格等審査
募集要項に規定する応募条件等について、応募書類等により審査する。
応募資格がない場合又は応募条件等を満たさない場合は失格とする。
(2)書面審査
(ア)応募者から提出された記入シートの記載内容及び添付書類を審査し、採点する。
(イ)得点が書面審査の配点の6割に達しないものは失格とする。
(ウ)得点が書面審査の配点の6割に達したものの中から上位3者について二次審査を実施する。
(エ)書面審査では、次の項目を設定して記載内容を審査し、評価する。
【審査対象】
ア
教育・保育の内容:どのような教育・保育を実践しようと考えているか。
イ
家庭・地域等連携:家庭や地域等との連携についてどのように考えているか。
ウ
質の向上策:教育・保育の質の向上策についてどのように考えているか。
エ 運 営 体 制:安定した運営が確保できるか。
【審査項目】
(1)
教育・保育理念、方針、目標
(2) 教育・保育内容
(3) 年間行事
(4) 特別な教育的支援を要する園児や障がいのある園児への教育・保育
(5) 園児の健康づくりの考え方
(6) 保護者との連携
(7)
地域や小中学校等との連携
(8) 園児募集の考え方
(9)
職員研修・職員処遇 (10) 職員配置・採用(合同保育期間含む)
(11)
園児の安全管理
(12)
(13)
引受後の園での新たな取組や提案等
(14)
資産及び決算等の状況
教育・保育の実績
(オ)評価は、次の5段階評価とする。
【評
価】
5点
優れている
4点
やや優れている
3点
普通
2点
やや不安がある
1点
不安がある
(カ) 審査にあたっては、申込書及び記入シートの記載内容及び提出書類を客観的に判断する
とともに、内容から受ける印象も含め、各委員の専門的見地から判断し、絶対評価を行う。
3
二次審査(面接審査)
(ア)面接審査は、書面審査の得点が配点の6割に達したものの中から上位3者について実施する。
書面審査において選考された応募者の代表者及び園長就任予定者を対象に実施し、その人物像
を可能な限り明らかにすることにより、見識と意欲、能力を有し、人格的に優れており、信頼で
きる人物であるかどうかを総合的に評価・判定する。
【審査対象】
ア
応募者の代表者(理事長又は理事長就任予定者)
イ
園長就任予定者
(イ)得点が面接審査の配点の6割に達しない場合は失格とする。なお、6割に達した場合でも、
対象者の一方の得点が配点の6割に達しない場合については失格とする。
(ウ)次の中から質問項目を設定して質問し、各審査項目について評価する。
①
委員会が別に定める質問項目
②
提出書類の記載内容
③
上記以外の事項(質問の回答に対する再質問など)
【審査項目】
・見識
・意欲
・能力
・人格
(エ)評価は、次の5段階評価とする。
【評
価】
5点
優れている
4点
やや優れている
3点
普通
2点
やや不安がある
1点
不安がある
(オ)審査にあたっては、どのような園運営を目指すかについてアピールしたい点(現在、幼稚園
等を運営している場合は、具体的な取組を含めて)を10分以内で説明してもらい、評価を行う。
また、質問に対する回答内容を客観的に判断するとともに、受け答えの態度(冷静さ・表情の
明るさ)や話し方(説得力がある・信念がこもっている)、話の一貫性など、対象者から受ける
印象をも考慮して、各委員の専門的見地から判断し、総合的に絶対評価を行う。
(カ)理事長が園長を兼任する場合は対象者が1名となるが、理事長としての評価と、園長として
の評価を別々に行う。
4
配点及び採点方法
(1)恣意的な採点を排除するため、書面審査及び面接審査については各委員の採点から最高点と最
低点を除外した5名の採点を合計した点数を得点とする。
(2)書面審査及び面接審査は委員が7名、書面審査が14項目、面接審査が対象者2名で、各々の
配点は次のとおりとする。
ア
書面審査
・
各委員につき70点満点(5点×14項目)の配点とする。
→
最高点と最低点を除外した5名の委員の合計で350点満点(70点×5名)となる。
得点が書面審査の配点の6割に達しない場合(350点×6割=210点未満)は失
格とする。
イ
面接審査
・
対象者一人あたり、各委員につき20点満点の配点とする。
→
最高点と最低点を除外した5名の委員の合計で、対象者1名あたり100点(20点
×5名)となり、満点は200点(100点×対象者2名)となる。
得点が面接審査の配点の6割に達しない場合(200点×6割=120点未満)は失
格とする。なお、6割に達した場合(200点×6割=120点)でも、対象者の一方
の得点が配点の6割に達しない場合(100点×6割=60点未満)は、失格とする。
配点
書面審査:350点満点
面接審査:200点満点(対象者1名あたり100点満点)
合
計:550点満点
(3)書面審査、面接審査、審査対象や審査項目について配点比率の軽重は設けない。
よって、書面審査、面接審査の得点の合計が、そのまま応募者の得点となる。
5
引受法人の選定
(1)書面審査及び面接審査の合計得点の上位1者を引受法人として選定する。
(2)最高点が同点の場合は、各委員による無記名投票により決定する。