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ＮＥＤＯ省エネルギー技術フォーラム 2016
国際エネルギー消費効率化等技術・システム実証事業
＜近距離交通における”Mobility as a System”技術の開発＞
事業実施法人名：ソフトバンク(株)
実証事業期間：平成 28年 5月～平成 30年 9月
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１－１．実証事業の背景
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フィリピンの現状
フィリピンでは、環境改善や省エネを目的として、電気自動車（EV）導入の動きがある。
多くの企業が市場にエントリーするが、広まっていない現状がある。
フィリピンでのEV導入の動き
フィリピンはじめ、ASEANでの
排気ガス、交通渋滞、騒音の問題
電気自動車（EV）導入の流れ
フィリピンでの現時点の実態
車両単品販売
広まらない
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ターゲットの定義
フィリピンでの移動手段の概略は下図の通り。
近距離交通用の低速車両の領域が今回のターゲット。
乗合（公共交通機関）
占有
距離
電車
※殆ど存在しない
長
バス
中
マルチキャブ、
UVエクスプレス
ジープニー
近距離交通用の低速（40km/h以下）の乗り物
短
（例、トライシクル、トライク、NEV*）
今回のターゲットセグメント
•
NEV = Neighborhood Electric Vehicle
•
今回のプロジェクトではLSEV(Low Speed Electric Vehicle)と呼ぶ
・自家用車
・タクシー
・ハイヤー
・バイク
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アプローチ
一般的なアプローチ
今回のアプローチ
クラウド(IT)
単純な置き換え
ガソリン車
電気自動車
既存の仕組みのまま
- 個人事業主型
- 運行はドライバー個人の裁量による
省エネと騒音減に寄与はするが、
街内の移動効率は向上しない。
運行エリア
定期運行モデル
- ドライバーは従業員型
- すべての車両はクラウドに接続
- 運行は管理者が調整
• 街中の交通全体の最適化。
• 域内の総車両台数も減り、プ
ラスの省エネ効果あり。
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１－２．実証事業の目的、目標
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テクノロジー
ソフトバンクの保持する技術や資産を適応し、車両と運用をセットでシステムとして提供する。
（= Mobility as a System）
EVエコシステム
充電インフラ
ソフトバンククラウド
サービスプラットフォーム
収入管理・精算
運賃課金
Barcode Ticket
Use a Ticket
MC ME
1
I
N
AM O P20
.
0
0
Effective for * min.
SVC
＜領域1>
PackeT
インフラ
サービス
管理
<領域3>
オペレーター精算管理
EVサービス
<領域4>
CRM
ユーザー
（例）
運行サービス
オペレーター
EV
<領域2>
オペレーター
収入管理業
務
代行
Power Charger
(1) 車両
(2) ITシステム
(3) 給電インフラ
(4) カスタマケア
(5) メンテナンスサービス
テレマティクス
アセット管理
運行管理
オンボードIT
車載通信機器搭載
運行方針 = 定期運行（「線路のない電車」モデル）
EV Stop
2. 車間は同じ。乗客は分かりやすい。
1. ITで管理された運行
3. 充電時間もスケジュールされている
e-vehicle
Parking & Charging spot
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２－１．実証事業体制
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２－２．実証事業内容
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（１）実施スケジュール
*FY2015
*FY2016
*FY2017
*FY2018
Item
Q1
Q2
Q3
Q4
Q1
Q2
Q3
Q4
Q1
1. 1.
Signing
MOU
MOU締結
2. 2.
Customization
ITの準備 of IT system
3. Installation of charging
3. 給電環境準備
station
Intramuros
4.4.
Deploy
EV units
EV配備
Intramuros
5.5.
Demonstration
実証事業
Intramuros
6.6.
Promotion
Activities
普及活動
* *4月をFY（会計年度）の開始としている）
conforming to rule of Japanese Fiscal Year that is started from April
3-wheeler x 50 units
Q2
Q3
Q4
Q1
Q2
Q3
Q4
２－２．実証事業内容
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（２）実証技術内容
MaaS システム構成
ビリングシステム
・課金、請求管理
・契約管理
・問合せ管理
ユビ電アプリケーション
（充電管理）
・車両ごとの充電量
・機器の状態管理
・充電口の稼働管理
テレマティクス
（資産管理）
・車両位置
・アラート管理
・車両制御
テレマティクス
（運行管理）
・充電タイミング管理
・運行スケジュール管理
・配車管理
サーバー環境
クラウド
・充電設備： 1 7 台
（認証器： 5 0 台）
3 G or 4 G
・ E V （３輪）： 5 0 台
大量データ（位置情報など）
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３－１．成果
環境性能が高いEVによる運行サービスの提供
高稼働率、安定した輸送能力の供給
省エネ効果
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３－２．実績等
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３－３．今後の展望
 LSEVと旅客運行サポートを事業者に対して一括提供し、
ガソリン→EV化で排出ガス＆エネルギー消費削減を推進。
 フィリピンの他都市を始め、他のASEAN地域への横展開
 コンパクトシティ内での交通手段として昇華させる
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