2.労働力率の将来推計 今回の財政再計算で被保険者数推計の基礎とした厚生労働省職業安定局によ る「労働力人口の推移推計(平成 14 年 7 月)」における労働力率の見通しは、昭 和 45 年から平成 13 年までのデータを利用して、性・年齢別の労働力率の回帰式 を求め、これに基づいて、一定の仮定の下に平成 37(2025)年まで推計したもので ある。 推計の結果は、第4-6-4表、及び、第4-6-3図に示したとおりであり、 平成 37(2025)年に向けて、男子の労働力率は 60 歳台前半層において若干上昇、 女子の労働力率は 65 歳以上を除く全ての年齢層において上昇する見通しとなっ ている。なお、65 歳以上については、70 歳以上の者が占める割合が増加すること により労働力率が低下する見込みとなっているものである。 第4-6-4表 労働力率の見通し (平 成 1 4 年 7 月 ) 推 計 平 成 22年 平 成 37年 (2 0 1 0 ) (2 0 2 5 ) 実 績 平 成 12年 (2 0 0 0 ) % 男 子 女 子 200 計 15~ 19 20~ 24 25~ 29 30~ 34 35~ 39 40~ 44 45~ 49 50~ 54 55~ 59 60~ 64 65~ 計 15~ 19 20~ 24 25~ 29 30~ 34 35~ 39 40~ 44 45~ 49 50~ 54 55~ 59 60~ 64 65~ 7 6 .4 1 8 .4 7 2 .7 9 5 .8 9 7 .7 9 7 .8 9 7 .7 9 7 .3 9 6 .7 9 4 .2 7 2 .6 3 4 .1 4 9 .3 1 6 .6 7 2 .7 6 9 .9 5 7 .1 6 1 .4 6 9 .3 7 1 .8 6 8 .2 5 8 .7 3 9 .5 1 4 .4 % 7 4 .5 1 9 .0 7 5 .1 9 5 .9 9 7 .6 9 7 .8 9 7 .8 9 7 .5 9 6 .9 9 4 .4 8 0 .0 3 1 .6 4 8 .3 1 7 .8 7 3 .4 7 4 .9 6 3 .3 6 4 .8 7 2 .5 7 4 .9 7 0 .9 6 1 .8 4 5 .0 1 3 .5 % 7 1 .4 2 0 .1 7 7 .6 9 5 .9 9 7 .6 9 7 .8 9 7 .8 9 7 .5 9 6 .9 9 4 .4 8 5 .0 2 9 .5 4 7 .4 1 7 .8 7 3 .7 7 5 .3 6 5 .0 6 7 .4 7 5 .2 7 7 .0 7 3 .5 6 7 .5 6 0 .5 1 3 .0 第4-6-3図 (%) 労働力率の見通し 男 子 100 平成37(2025)年 平成22(2010)年 80 平成12(2000)年 60 40 20 0 15-19 20-24 25-29 30-34 35-39 (%) 40-44 45-49 50-54 55-59 60-64 65- (年齢) 女 子 100 80 平成37(2025)年 60 平成 22 (2010)年 平成12(2000)年 40 20 0 15-19 20-24 25-29 30-34 35-39 40-44 45-49 50-54 55-59 60-64 65- (年齢) 3.被保険者数の将来推計の方法 被保険者数の将来推計の手順は、第4-6-4図の通りである。以下では、こ の流れに沿って具体的な手法を解説する。 201
© Copyright 2024 ExpyDoc