HS-GC/MS ガスクロマトグラフ質量分析装置仕様書

HS-GC/MS ガスクロマトグラフ質量分析装置仕様書
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概要
揮発性有機化合物(VOC)を高精度,高感度に自動測定でき,かつ短時間にデータ処理可能
である新品の装置一式
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装置の構成
ガスクロマトグラフ質量分析計,オートサンプラー及び制御・データ処理装置付属部品一式
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数量
1式
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仕様
(1)
ガスクロマトグラフ部
オーブン温度及び試料気化室温度は最高 450℃まで制御可能であること。
電子式ガス制御であること。
カラム流量が 15ml/min まで対応可能であること。
スプリット/スプリットレスインジェクションを有すること。
(2)
GC/MS インターフェース
キャピラリーカラム直結型
50℃から 350℃までの温度制御が可能であること。
(3)
イオン源
電子衝撃イオン化(EI)法であること。
140~300℃まで独立温調可能であること。
フィラメントはデュアル方式で分析中に自動切替が可能であること。
電子電圧は 10~200ev,電子電流は 5~250μA とする。
(4)
分析部
プリロッド付四重極型とすること。
(5)
質量範囲
(6)
分解能
m/z614 において 2000 以上有すること。
(7)
検出器
二次電子倍増管
(8)
真空排気系
m/z 1.5~1090
主ポンプはターボポンプによる差動排気システムを有し,350L/sec(he)以上の排気量を有す
ること。
(9)
機器制御
日本語で制御でき,ヘルプや取扱説明書まで含め完全日本語対応していること。
分析条件は GC の測定条件,MS の測定条件及びデータ処理の条件をメソッドに一括登録可
能であること。
最高 SCAN 速度は 20,000u/sec,SCAN 範囲 m/z50~950 を 0.1u ステップで 0.06 秒インタ
ーバルの測定が可能であること。
SIM は 64 チャンネル×128 グループを有すること。
保持指標を用いた保持時間修正機能を有し,分析条件を変更することなく保持時間の修正
が可能であること。
スキャン/SIM の同時測定が可能であること。
バッチ処理による連続自動運転が可能であること。
化合物ごとに全検体の定量結果とクロマトグラムを一括で表示できること。
全化合物,全検体の定量結果(濃度値や面積値など)を一覧で表示できること。
基準値を超えた検体にフラグマークを付けて絞り込みができること。
(10)
PC セット
OS は Windows7professional 32 ビット以上であること。
メモリは4GB 以上であること。
OS に対応した Microsoft Office を付属すること。
モニターサイズは 21.5 インチ以上であること。
本体ガスクロマトグラフ部,質量分析部及びオートサンプラーの制御及びデータ処理が可能
であること。また,既存のデータ保存用のネットワークに接続すること。
(11)
ヘッドスペースサンプラー
制御・データ処理 PC から操作できること。
サンプルは 90 本セットできること。
トラップ方式及びループ方式によるサンプリングが可能でソフトウェア上で簡易に切り
替えが可能なこと。
バイアルシェーカー付であること。
トラップ管の充てん剤は VOC 分析用であること。
サンプルループの容量は 1ml であること。
ヘリウムガス又は窒素ガスで使用できること。
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参考機種
島津
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GCMS-QP2020 / HS-20Trap
付属品
(1) メンテナンス用標準工具
1式
(2) ガストラップ(モレキュラーシーブ)
1個
(3) オキシゲントラップ
1個
設置及び実習
(1)
装置の設置及び立ち上げに必要な部品,費用等は納入者の負担とする。
(2)
実習期間は当局の指定する 3 日間とし,これに要する費用等は納入者の負担とする。
なお,実習日程及び内容については両者協議の上調整することとする。
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検収
HS-GC/MS 法で VOC ならびに 1,4-ジオキサンを測定し,基準値の 1/10 の S/N 比が 10 以上
で,かつ5回繰り返し測定した時の変動係数が 20%以下であることを確認する。以上の条件が満た
されない場合は,速やかに機器の改善または交換を行うこと。
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納入期限 平成 29 年 2 月 28 日(火)
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納入場所
呉市青山町5-3
呉市上下水道局施設管理部浄水課水質試験所
11 設置場所
水質試験グループ職員の指定する場所とする。
12 廃棄
既存機器(島津 GCMS-QP2010/PerkinElmer TurboMatrix40)の廃棄については,関係法
令を遵守し,納入業者が費用を含め責任を持って行うこと。
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保証
(1) 保証期間は検収の日より 1 年間とし,オンコール修理調整を含む。
(2) 保証期間中,上下水道局の故意又は過失によらない場合で,第8項に規定する定量下限値
を保持できない時は故障とみなし,修理調整すること。
なお,修理調整には,原則として3営業日以内に着手することとし,修理期間が2週間以上か
かる場合には,別途協議するものとする。
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その他
(1)
機器設置,検収及び研修にかかる費用材料は,納入業者の負担とする。
(2)
参考機種に設定している機種以外で応札しようとする場合は,必ず,事前にカタログ等仕様
がわかるものを提出し,水質試験グループ職員の承認を得ること。
(3)
疑義がある場合は,水質試験グループ職員と協議すること。