介 護 の 現 場 で 働 く皆 さん を 応 援し ま す! 医療と介護の連携による地域での支えあい ∼地域包括ケアシステムの構築∼ 本 県では、2 0 2 5 年 度に必 要とされる介 護 職員は約 3 2 , 0 0 0 人で、2 0 1 2 年 度と比 べ 約7,000人が新たに必要になると見込んでいます。 このため県は、 「 介護職場への参入促進」、 「 職員の資質向上」、 「 働く職場の環境改善」の 3つの観点から、介護人材の育成・確保に取り組んでいます。 県では、医療と介護が連携し、住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けられるよう、医療・介 護・住まいなどが一体的に提供される 「地域包括ケアシステム」を整備しています。 このシステムは、 「 医療が必要になったら医療」、 「 介護が必要になったら介護」、 「また元気 になったら自宅」 と、その人の希望に沿った生活が実現できるしくみです。 介護職場への参入促進 職員の資質向上 ● 介護の仕事の魅力をアピールし、 イメージアップ 地域包括ケアシステムの姿 医 療 連 携 ● 介護に関するスキルアップ研修や研修受講料の に取り組んでいます。 通院・入院 補助などにより、介護人材の育成を支援します。 (※2) ● 事業所とのマッチングを行い、 求職者の希望に 介 護 通所・入所 住まい 介護職員初任者研修受講支援補助 沿った就職を支援しています。 受講料の2/3補助(上限額66,000円) ● 中・高校生や保護者の方々に介護の現場を知っ 在宅医療の提供 てもらうため、講座や職場体験ツアーを行ってい ます。 働く職場の環境改善 ● 介護福祉士を目指す養成施設の学生に修学資 生活支援・介護予防 ● 経営改善に関する説明会の開催やアドバイザー 金を貸し付けています。 (※1) の派遣により、介護事業所等が行う処遇改善や労 貸付額:学費月5万円以内など (返済免除有り) 訪問介護・ 訪問看護など ※地域包括ケアシステムは、 おおむね中学校区単位を想定 ●地域包括支援センター 働環境の改善を支援します。 (※3) ※平成29年度入学予定者は今後募集予定 ●ケアマネジャー 老人クラブ・自治会・ボランティア・NPOなど 問合せ 福祉・介護の就職合同面談会(※4) ※1,2,4 県社会福祉協議会 福祉人材研修センター ☎095-846-8656 また、高齢者が自立して生活できるように、健康づくりや介護予防のお手伝いもしています。 ☎095-842-1237 ●ところ/長崎県総合福祉センター (長崎市茂里町) 高齢者やその家族の総合相談窓口として、各地域に設置されていて、保健師やケアマネジャー、社会福祉士 が、介護をはじめとするさまざまな分野の相談にワンストップで対応します。 長崎県介護福祉士会 ※3 ●と き/12月18日(日)13時〜� 地域包括支援センター わからないことや悩みごとがあったら、お気軽にお住まいの市町のセンターにご相談ください! 有資格者の再就職のための研修会(※4) ●と き/12月10日(土)10時〜� 具体的な取組 ●ところ/ニチイ学館長崎支店研修室 (長崎市銅座町) 介護の現場でいきいきと働く 県内では、約25、 000人 ︵2012年現在︶ の介護職員の方が働いています。 地 域 に 寄 り 添 い 、地 域 と の つ な が り を 大 切 つじ じゅん こ に し て い る 西 海 市 の グ ル ー プ ホ ー ム﹁ ふ る さ と ﹂で 働 く 辻 純 子 さ ん は 、介 護 支 援 専 門 員︵ ケ ア マ ネ ジャー ︶と し て 、利 用 者 の 介 助 を は じ め 、介 護 ケ ア プ ラ ンの 管 理 や 入 所 相 談 を 行っ 検索 ています。 ﹁ や は り 介 護 の 仕 事 は 大 変 な 面 も あ り ま す 長崎県長寿社会課 が、利用者の方から﹃ありがとう﹄﹃いてくれる と安心する﹄ などと言ってもらえると、 心が豊か になるんですよ﹂と笑顔で教えてくれました。 職 場 の 雰 囲 気 は 家 庭 的 で 相 談 し や す く 、業 県の長寿社会課 ☎095-895-2434 務 の フォロー アップ 体 制 も 整って い る そ う で 問合せ す。﹁ 今 後 は 、認 知 症 に関 す る 知 識 や 経 験 を さ 7 ら に積 み 重 ね て 、よ り 丁 寧 で 適 切 な 対 応 を し ていきたいです﹂。 「利用者さんと話す時間をたくさん持つ ことが大事ですね」と辻さん(写真左) 県では、2025年までに県内21市町全ての地域で、地域包括ケア システムが実現できるよう、市町とともに取り組んでいます。 介護サービスの整備 ※ 認知症支援の推進 生活支援体制の整備 ●認知症になっても地域で安心し ●今後、 高齢者世帯が増え、買い や「24時間対応訪問」など、介 ていきいきと暮らし続けられる 物や電球の取替などちょっと 護を必要とする高齢者やその よう、早期診断・治療が行われ した困り事が増えてくることが 家族の希望に応じることがで る医療 体制を整 備するととも 予想されるため、元気な高齢 きるよう、各地域の実情に合 に介護サービスを充実します。 者をはじめとした住民主体の わせた質の高い介護サービス ● 地域での支えあいを進めるた 活動などにより、さまざまな生 ● 「小規模多機能型居宅介護」 を提供する施設などの整備を 進めます。 め、認知症サポーターの養成や 相談支援体制を強化します。 活支援サービスを提供する体 制をつくっていきます。 ※施設への「通い」 を中心に利用し ながら、短期の 「宿泊」 や自宅への 「訪問」 を組み合わせる介護のこと 6
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