編 集 後 記 編 集 後 記

編 集 後 記
大塚副大臣の巻頭言「大義に依って王道を歩む」から始まるファイナンス 11 月号、
いかがでしたでしょうか。
11 月 11 日から 17 日までは、
「税を考える週間」です。昭和 29 年に「納税者の声を
聞く月間」を設けてから現在に至るまでの歴史や、高校生が小学生に租税教室を行う取
組み、財務局との協働などを特集ページで紹介しています。期間限定でキッザニア東京
に「TAX OFFICE」を開設するといった行事も予定しています。私自身、この機会に
国税庁ホームページの動画や学習教材を活用して、家族や友人と税の在り方について意
見交換してみたいと思います。
連載している夏季職員セミナーでは、
「イクボスになろう!」(NPO 法人ファザーリ
ング・ジャパン代表理事の安藤哲也様)、「突破する力!」
(カーレーサーの井原慶子様)
を掲載しています。ちなみに、ファザーリング・ジャパンとは、3 年ほど前からお付き
合いを深めており、例えば、ロールモデルカフェ(10 人程度の規模)では、財務省職
員が自身の仕事と子育ての両立に係る経験を語った上で、国の実施する子育て支援やそ
れを支える財政の話で意見交換を実施しています。
連載といえば、神田参事官の「WLB 時代の若者への番外講話シリーズ」連載が始ま
りました。海外旅行から、温泉、スポーツと続きます。第十七記となった若原静岡県農
林水産戦略監の「静岡記」の今月のテーマは「教育」です。
お二人にちなむ訳ではありませんが、10 月に開催された浜松トップガン教育の課外講
座に参画させて頂きました。3 つの異なる中学高校の生徒 50 人が自主的に参加、3グルー
プに分かれ、科学技術予算をテーマとしつつ、日本の科学技術戦略、企業の戦略、政策
選択全般という3 つの異なる切り口を45 分 ×3 回、生徒間で討論するという取組みです。
文部科学省、経済産業省の仲間とファシリテーターを行ったのですが、導入説明は 5
分程度であとは討論。活発な議論になるか不安でしたが、生徒同士が相反する意見や体
験に基づく提案をぶつけ議論は白熱。時間が足りなかった、との声が多く聞かれました。
「自分の祖父母は元気。高齢者と区切らないで」
「健康でなくなった時の医療をどうす
るか家族で話し合っている」
「違う立場の人と素直に考えを話し合うことが重要と認識」
「私たちの将来は私たちが考えるべき」といった生徒達の様々な意見や感想。地縁、血
縁等従来の関係の希薄化が叫ばれて久しいですが、様々な枠組みで人と人との交流を行
うことはすごく大切なことだと再認識するとともに、元気をもらえた貴重な機会でした。
(財務省広報室長 佐久間 寛道)
11 月号(通巻第 612 号)平成 28 年 11 月 11 日発行
編集・発行
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