参考資料 平成28年11⽉11⽇ ⻘森県「企業⼦宝率」調査(試⾏調査)結果(速報)です! 県では、本県の最重要課題である⼈⼝減少克服に向け、若者等の県内就職の促進 や職域での⼦育て環境の向上、ワーク・ライフ・バランスの推進などを⽬的として、 本県では初めてとなる「企業⼦宝率」調査(試⾏調査)を実施し、このたび、別紙 のとおり結果(速報)がまとまりましたので、お知らせします。 今回の調査では、73の企業・事業所から御協⼒を賜りました。⼈⼝減少対策は、 ⾏政、教育機関、県⺠、そして企業・団体の皆様など、あらゆる主体が取り組んで いかなければなりません。来年度の本格実施の際は、より多くの企業・事業所の皆 様に調査に御参加・御協⼒いただき、詳細な分析を進めながら、⼦どもを産み育て やすい職場づくりの取組を普及していきたいと考えています。 「企業⼦宝率」とは? 従業員(男⼥問わず)が企業・事業所単位でその在職中に持つと⾒込まれる⼦どもの数を算 出したものです。ダイバーシティ・コンサルタントの渥美由喜⽒が提唱した「職場の⼦ども の産み育てやすさ」「ワーク・ライフ・バランス」に関する1つの指標で、「企業の合計特 殊出⽣率」とも呼ばれます。 ※ 企業⼦宝率の算出⽅法や名称の使⽤権を含む全ての知的財産は、開発者である渥美由喜⽒(ダイ バーシ ティ ・コン サル タント 、内 閣府少 ⼦化 危機突 破タ スクフ ォー ス前政 策推 進チー ム リ ー ダー)に帰属しており、⻘森県庁の調査以外で⾃治体や企業等が使⽤する場合は、必ず渥美⽒に 使⽤許諾を得る必要があります。 担当:〒030-8570 ⻘森市⻑島1-1-1 ⻘森県企画政策部企画調整課 基本計画推進グループ ⼤橋 TEL:017-734-9131(直通) Email:[email protected] ■別紙 ○ 今回は試⾏調査であり、サンプル数も少なかったため、限定的な分析結 果となっています。 ○ 今回得られた調査課題などを踏まえ、来年度は本格調査で詳細な分析を ⾏い、企業が取り組む⼦育て⽀援の好事例の普及につなげていきたいと 考えています。 ○ より多くの企業・事業所の皆さんに調査に御参加・御協⼒いただきます よう、来年度もよろしくお願いします。 (1)調査期間及び回答率 ・調査期間 平成28年7⽉29⽇(⾦)〜9⽉23⽇(⾦) ・ 回答率 28.7%(73/254企業・事業所) (2)企業⼦宝率調査結果(速報) ① 回答企業・事業所の平均企業⼦宝率(単純平均) 1.17 ② 最⾼値 1.86 ③ 傾向等 企業⼦宝率の差は、地域別、従業者規模別、アンケート設問別には⾒られな かったものの、業種別では、⼥性、特に20〜30代の⼥性従業者の⽐率が⾼い 「医療・福祉」分野でやや⾼い結果となりました。 (3)⼦育てしやすい職場づくり、ワーク・ライフ・バランスの取組に関するアンケート結果 ① 「⼦どもを持つ従業員への経済的⽀援」の有無では、「ある」と回答した企 業・事業所の企業⼦宝率が⾼い結果となりました。 ② ⼀⽅、「仕事と⼦育ての両⽴では何が重要と考えるか」という複数回答のアン ケートでは、「経済的⽀援」の回答割合はあまり⾼くなく、「職場の管理監督 者・同僚の理解」が最も⾼い回答割合になりました。 ③ これは、年次有給休暇や育児休暇制度の取りやすさや時間外勤務の少なさより も⾼い結果であり、福利厚⽣の制度の充実だけでなく、⼦育て従業員に対する 職場の理解や育児・出産期に互いに助け合う社内の雰囲気、職場⾵⼟が、⼦ど もを産み育てやすい職場環境には重要であるという他県の先⾏調査の結果と同 じ傾向を⽰すものです。 「医療・福祉」分野で高い企業子宝率 業種 医療・福祉 その他の業種 回答企業数 仕事と子育ての両立では何が重要か?(3つまでの複数回答) 平均 企業子宝率 11 62 1.34 1.14 子どもを持つ従業員への経済的な支援 支援の有無 あり なし 回答企業数 55 18 平均 企業子宝率 1.21 1.06 回答企業数 職場の管理監督者・同僚の理解 年次有給休暇を取りやすく 時間外勤務を少なく 育児休暇制度を利用しやすく 出勤・退社時間を柔軟に 経済的支援 子どもの看護休暇を取りやすく 短時間勤務を取りやすく 社内保育施設 就業継続しやすいように在宅勤務 ※全回答企業数73社に占める割合 48 37 29 21 16 12 11 11 4 2 回答割合※ 65.8% 50.7% 39.7% 28.8% 21.9% 16.4% 15.1% 15.1% 5.5% 2.7%
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