学校だより26号(PDF:342KB)

学校だより
No.26
平成 28年 11 月 15 日
大村市立三浦小学校
文責
香田 公裕
毎週月曜日の放課後に、主として低学年の学びの場として放課後子ども教室が
開催されています。No.7 でお伝えしたように、今年度は、指導の先生方が代わ
られましたが、その中で、中山千利先生が自己都合でおやめになられました。
11月7日(月)に、新たに山田喜典先生をお迎えし、指導をしていただくこ
先週、図書だよりでもお伝えしたように、11月9日(金)に縦割り読書
とになりました。山田喜典先生は、大村市
内の小学校で長年担任や管理職として指導
をしました。初めておこなう試みです。
三浦小学校の強みは、少人数でお互いのことをよく知っており、家族的な
雰囲気でみんな仲良し・・・のはずなのですが、実際はそこまでいっていな
され、諫早の長田小学校の校長を最後に、
今年の3月に退職されました。
いのが実情です。一人一人はとても優しく、魅力的な子ばかりです。しかし、
話がとても上手な先生で、早速子どもた
集団になると、その良さを発揮できず、お互い傷つけあうことがまだありま
ちの心をつかんでいたようでした。上野先生
す。また、異学年になると、名前は知らない、顔すら覚えていないという現
前田先生とともに、よろしくお願いします。
状もありました。これは、様々な原因があるのでしょうが、地域で集い、遊
んだり学んだりすることが少なくなってきたことも一因だと感じています。
そこで、学校の中に意図的にそのような場を創り、体験の中で学ばせるの
が「縦割り活動」です。地元出身の山浦教諭を中心に「縦割り遊び」「縦割
り給食」
「縦割り掃除」
、そして「縦割り読書」をおこなっています。
この活動を通して、6年生が育ち“学校の顔”となります。5年生は、最
高学年への覚悟ができてきます。1~4年生は、高学年生へ信頼と憧れを持
ちます。何より、相手意識が育ちます。このような好循環を続けることで、
三浦小学校の強みを真の強みにしていきたいと思います。
2~3週間前に、朝から立哨してくださる保護者の方から、「バスの運転手さ
んに、
『定期券を忘れてバスに乗る小学生が増えて困っている』との指摘があり
ました」と、連絡をいただきました。
早速、登下校時にバスを利用する子どもたち60数名を体育館に集めました。
今までに定期券を忘れバスに乗ったことがある子どもに手を挙げてもらいまし
た。なんと、20数名もいました。複数回ある子もいたようです。
子どもたちの中に、定期券を忘れても、「言えば乗せてくれる」との安易な情
報が流布されていたようでした。定期券が無いことが分かっていながら、乗車す
僕が縦割り読書で気をつけたことは、二つあります。
まず一つ目は、大きな声で読むことです。小さな声で読むと、後ろにいる
人たちに聞こえないので、できるだけしっかり大きな声で読みました。
ることは、大人であれば無賃乗車で犯罪です。子どもだからと言って許されるも
のではありません。
校長として、このような事実を把握できなかった
次に二つ目は、本を持つときに手が他の人の邪魔にならないようにするこ
ことを恥ずかしく申し訳なく思っています。忘れ物
とです。読むときに手が絵などの上に重なって絵が見えなくなってしまうこ
は誰にでもありますが、誰かに迷惑をかけるような
とがあります。だから、僕は絵本の端っこに手を置いて重ならないように努
忘れ物は、ないようにしたいものです。また、それ
力しました。 うまくできたので良かったです。次にするときは、この経験
を常態化するなどは、厳に慎むべきことです。ご家
を生かしていきたいです。
庭でも、さらなる言葉掛けを願いいたします。
(6年男子)