8.工場操業における環境配慮 (1)省エネルギー・廃棄物削減実績

8.工場操業における環境配慮
(1)省エネルギー・廃棄物削減実績
電力をはじめとしたエネルギーの使用量について日常管理を徹底し、積極的な省エネ活動を推進しています。
又、廃棄物についても削減はもとより、排出されるものについても可能な限り再利用や分別に努め、有価物化を図ると共に
ゼロエミッション※1の維持を継続しています。
省エネルギー活動の推進
(千t-CO2)
12,000
廃棄物削減活動の推進
CO2排出量の推移
1990年度※2比
約39%の削減と
なっています。
11 362
11,362
10,000
8,866
(t)
廃棄物等発生量の推移
1,400
1,200
1,000
6,951
1,063
800
4,000
697
617
400
2 000
2,000
200
1990
2013
2014
2015(年度)
電気や燃料の使用量を削減しています
(年度)
1990
2013
2014
1,509
1,243
[kL]
16
15
15
14
LPガス
[t]
35
11
11
10
重油
[kL]
326
0
0
0
CO2換算
排出量
[t]
11,362
8,866
8,429
6,951
灯油
272
347
23
210
2013
2014
2015
2015
1,543
[万kWh]
19
16
(年度)
廃棄物の削減とゼロエミッション※2維持を継続しています
2,479
電気
897
0
~
~
0
1,130
905
6,000
600
一般廃棄物
産業廃棄物
8,429
8,000
有価物
有価物
一般廃棄物
内、雑芥(焼却ごみ))
内、雑芥(焼却
産業廃棄物
合計
有価物化率
最終処分率
(年度)
[t]
[t]
[t]
[t]
[t]
[%]
[%]
2013
617
16
10
272
905
2014
697
19
19
347
1,063
2015
897
23
7
210
1,130
68.1
01
0.1
65.6
01
0.1
79.3
01
0.1
※1: 当社では、廃棄物の埋立量(焼却ごみ焼却後の残渣量=最終処分量)を限りなくゼロに近づけること(廃棄物+有価物の総量の0.5%未満とすること)を
ゼロエミッションと定義しています。
※2: 1990年は京都議定書の基準年です。
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8.工場操業における環境配慮 (2)省エネ・廃棄物削減取り組みの例
継続的な省エネ・廃棄物削減の取り組みの例
【2015年度】第1工場:発泡スチロール減容器の導入
継続的な省エネ・廃棄物削減取組みの他、従業員ひとり
継続的な省エネ
廃棄物削減取組みの他 従業員ひとり
ひとりが少しでも環境負荷を低減できるような意識のもと
日常業務を行っています。
液晶テレビの部品を納入する際の梱包部材には緩衝材
としてたくさんの発泡スチロールが使用されています。
従来はそれらをすべて廃棄物として処理していましたが、
発泡スチロールを溶かしてポリスチレンのインゴット(かたま
り)にする減容器を導入することで、有価物化できるように
なりました。
◆省エネ取り組みの例
・事務棟屋上 太陽光発電装置の設置
(2015年度発電量:5.4万kWh)
従来はすべて廃棄物
として処理
として処理。
圧縮等もできないため
保管スペースを圧迫。
・高効率省エネ機器の導入
(LED照明、空調機等)
・休憩時/不使用エリアの消灯励行
・環境試験装置の運用管理徹底
(恒温槽等)
...など
など
部品梱包用発泡スチロール緩衝材の例
(液晶テレビ LC-70XG35の液晶モジュール用)
◆廃棄物削減取り組みの例
・液晶パネル、プラスチック部品等の梱包材再利用
(通 箱 活用)
(通い箱の活用)
・部品梱包部材の分別や材質変更による有価物化と
梱包/納入形態見直しによる廃棄物削減
減容器を導入
・テレビ会議システム(TeleOffice)/電子黒板(BIG PAD)
活用によるペーパーレス化の推進
インゴット化して買取業者に売却
【改善効果】
発泡スチロ ル廃棄物の削減量
発泡スチロール廃棄物の削減量
・光造形システムの導入とシリコン注型プロセスの活用に
よる廃棄物の削減とシリコン型の有価物化推進
▲23 6t/半期
▲23.6t/半期
・産業廃棄物排出時に発行する「マニフェスト」の電子化
(2005年導入開始、2008年100%移行完了) ...など
※ 保管スペースの削減に繋がっているほか、有価物に転換
したことにより処理費用の削減も図ることができました。
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