登録海技免許講習の必要履修科目の講習時間等の講習の内容の基準

平成28年11月
国土交通省海事局
海 技 ・ 振 興課
登録海技免許講習の必要履修科目の講習時間等の講習の内容の基準等
を定める告示の一部改正について
1.改正の背景
船舶職員及び小型船舶操縦者法(昭和26年法律第149号)は、1978年の船員
の訓練及び資格証明並びに当直の基準に関する国際条約(以下「条約」という。)に準
拠して、船舶職員になるための資格要件等を定めており、登録海技免許講習の課程の修
了を海技免許の取得要件の一つとしています。
登録海技免許講習については、「登録海技免許講習の必要履修科目の講習時間等の講
習の内容の基準等を定める告示(平成16年国土交通省告示第163号。以下「講習告
示」という。)」において講習内容や講習方法等を定めており、登録海技免許講習のうち
「消火講習」と「(機関)救命講習」の実施については、実地訓練によらず視聴覚教材
等を使用する代替措置を認める旨の規定等を定めています。
しかしながら、人的要因による船舶事故が絶えないことや、直近の条約改正において
実地経験・訓練が義務付けられたこと等を受け、講習告示に規定する代替措置を削除す
る等所要の改正を行うこととします。
2.改正の概要
①登録海技免許講習のうち、「救命講習」及び「機関救命講習」の一部を視聴覚教材に
よる講義で代替できることとする規定を削除します。
②登録海技免許講習のうち、「消火講習」の一部において実際の火を使用しなくてもよ
いこととする規定を削除します。
③「救命講習」、「機関救命講習」及び「消火講習」を、乗船履歴として認められる期間
内の課程において履修されるものでないこととする規定を削除します。
3.今後のスケジュール
公
布:平成28年12月28日
施
行:平成29年1月1日