資料2-2 法令等により書面による保存、交付等が 規定されている手続等の調査(全数調査) <分析結果> 平成28年11月7日 内閣官房IT総合戦略室 目次 1.全数調査について(全体像) 2.行政手続(官‐民等) これまでの取り組み 官-民等手続に係る全体像 オンライン化手続の状況 未オンライン化手続の状況 法令上不可手続の状況 3.行政手続(地方‐民等) 地方-民手続に係る全体像 オンライン化手続の状況 未オンライン化手続の状況 法令上不可手続の状況 4.民間取引(民-民) これまでの取り組み(e-文書法等) 法令上不可手続の状況 1 1.全数調査について(全体像) 2 全数調査について • • IT総合戦略室は、法令等により書面による保存、交付等が規定されている手続等の調査(い わゆる「悉皆調査」または「全数調査」)を、これまで2回実施し、公表。 具体的には、規制制度改革分科会の議論を経た上で、2015年6月に公表し、「IT利活用に係 る基本指針」に反映。その上で、2016年6月に改めて公表※。 ※http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/tetsuzuki/ 目的 法令等により書面による保存、交付等が規定されている手続等について、全数を調査し、見える化を図ることに より、全体像を把握するとともに、各府省庁、IT総合戦略室等における今後の取り組み方針の検討に資する。 対象 行政機関等に係る申請、届出、その他の手続等 及び 法令の規定により民間事業者等が行う書面の保存、交付等の行為 調査方法 • 「官(中央)-民等」「地方-民等」「民-民」の分類のもと、IT総合戦略室が各府省庁に要請し、手続等の 実態を調査。 • なお、「官-民等」のうち、既にオンライン化実施中の手続については、行政手続オンライン化法第10条に基づ く調査を利用。 (注)調査の精度等について • 調査の発注時において必ずしも明確でなかった点については、各府省庁の判断に基づいて回答されている。このため、集計結果においては、例え ば、以下のような差異が生じている可能性がある。 • 例えば、1つの条項において2つ(以上)の行為が規定されている際、「1」と計上する場合と「2(以上)」と計上する場合があるなど、手続数の計測方法は、 項目によって異なる。 例えば、統計調査など同じような手続でも、行政手続として調査対象とした府省とそうでない府省がある。 また、その他重複計上等があるため、順次精査を行っている。そのため、本資料における数値は6月公表時点と異なっており、今後も精査の上で、 見直す可能性がある。 3 全数調査(2016.6)の結果概要 • 法令等により書面による保存、交付等が規定されている手続等を、3類型(官(中央)-民等、 地方-民等、民-民)に分類し、法令上オンラインによる手続が認められているか否か等、について とりまとめ。 分類 行政 手続 総手続数 官-民 等 19,329手続 地方- 民等 14,160手続 法令上オンライン化が可能な手続 オンライン化実施中手続 <オンライン化手続> 8,040手続 ※行政手続オンライン化法 第10条に基づく調査 法令上オンライン化が不可な手続 オンライン化実施していない手続 <未オンライン化手続> <法令上不可手続> 11,092手続 ※うちオンライン化を停止した 手続:4,438手続 9,850手続 ※うち、オンライン化実施中手続:少なくとも2,797手続以上 197手続(1.0%) ※うち検討対象手続:21手続 4,310手続(30.4%) ※うち検討対象手続:108手続 民間 321手続(10.7%) 民ー民 3,005手続 2,684手続 取引 ※うち検討対象手続:34手続 (注)重複計上等があるため、調査結果に係る数値については、今後精査の上で、見直す可能性がある。 (注)法令上オンラインによる手続が認められていない手続については、「IT利活用に係る基本指針」に基づき、各府省庁等に対して、オンライン化に向 けた阻害要因の判定等を行い、オンライン化が有効であると考えられる手続等を「検討対象手続」として設定し、その検討スケジュール(見直し計 画)の策定を依頼。 申請・届出等手続 申請・届出等以外の手続 国の行政機関が扱う手続 2,669手続 ※うち改善促進手続:57手続 5,014手続 独立行政法人が扱う手続 190手続 167手続 (注)国民や企業による利用頻度が高い年間100万件以上の手続や100万件未満であっても主として企業等が反復的又は継続的に利用する手続 については、「オンライン手続の利便性向上に向けた改善方針」に基づき、「改善促進手続」として設定。 4 2.行政手続(官-民等) 5 官-民等 地方-民等 民-民 • • 行政手続IT化に係るこれまでの取り組み① IT戦略本部は、2001年の創設時より、行政手続のIT化を推進。当初は、「すべての行政手続」 のオンライン化を推進。 しかしながら、オンライン利用率の低迷、そもそも申請実績のほとんどない手続までシステムを構築 するなどの状況を踏まえて、2008年ごろから利用促進に向け重点化した取り組みを推進する一 方、2012年を中心に一部システムを停止。 ■ e-Japan戦略(2001年1月 IT戦略本部決定) 「2003年までに、国が提供する実質的にすべての行政手続をインターネット経由で可能とする」。 〇 「行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律」(行政手続オンライン化法)成立(2002年12月) ・法令上紙面で行うこととなっている手続に関し、オンラインでも可能に。(適用除外は、別表に列挙) 〇各府省「行政手続等の電子化の推進に関するアクションプラン」策定(2002年) 国の申請・届出等の96%(13,719手続)がオンラインで利用可能に(2005年) ■IT新改革戦略(2006年1月 IT戦略本部決定) 「オンライン利用促進対象手続について、2010年までにオンライン利用率50%以上を達成する。」 〇オンライン利用拡大行動計画(2008年9月 IT戦略本部決定) • これまでの取組を抜本的に見直し、利用頻度の高い71手続に重点化し、オンラインの利用促進策に集中的に取り組む。 • 利用率が極めて低調で改善の見込みがない手続については、システム停止を検討するなどメリハリの利いた対応を行う。 ■ 新たな情報通信技術戦略(2010年5月 IT戦略本部決定) 「行政サービスのオンライン利用については、費用対効果等を検討し、対象サービスの範囲等に係る基準を整理した上で、業務プロセスを徹底的に見直すという考え 方の下、オンライン利用に関する計画をとりまとめる。」 〇新たなオンライン利用に関する計画(2011年8月 IT戦略本部決定) • オンライン利用の範囲の更なる見直し • 重点手続を中心に、サービスの品質向上に重点を置いたオンライン利用の改善 • 重点手続を対象とした業務プロセス改革の推進【2011年度~13年度】 そもそも申請実績のない手続など費用対効果を考慮し、約3500手続をオンライン利用を停止(2012年) 6 官-民等 地方-民等 民-民 • 行政手続IT化に係るこれまでの取り組み② 2011年~2013年にかけて、オンライン利用が可能な手続全体について、費用対効果等を検証 し、また、パブリックコメント等を経た上で、そもそもの申請のない手続のシステムを停止するなどオ ンライン利用の範囲の見直しを実施。(2012年に約3,500手続の停止を判断) 出典:高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部 第8回企画委員会(H24.6.27)資料 7 官-民等 地方-民等 民-民 • 行政手続IT化に係るこれまでの取り組み③ 2013年に閣議決定された「世界最先端IT国家創造宣言」においては、行政手続のIT化に関し、 利用者の中心のサービス設計を行うものとし、オンライン手続の利便性向上に向けた改善の促進 を推進。 ■世界最先端IT国家創造宣言(2013年6月 IT戦略本部決定) 「オンラインサービスの設計に当たっては、利便性の向上と全体の効率化を図るため、サービスのバリューチェーン全体を通じて電子化することを目指すとともに、マーケティング手 法等を活用しつつ、利用者中心のサービス設計を行い、適切なチャネルでサービスを提供する。」 〇オンライン手続の利便性向上に向けた改善方針(2014年4月 各府省CIO連絡会議決定) ・利用者の意見・要望の把握(各省庁、総務省) <共通取組事項> 〇添付書類の提出の省略等の「オンライン手続に係る負担軽減」 ・改善促進手続の選定、「共通取組事項」を踏まえた、利用者の満足度等の指標 ○処理の迅速化等の「オンラインによる処理の見直し」 を含む各府省による「改善取組計画」の策定 ○APIの開発等による「受付システムの利便性向上」 ・課題解決に向けた府省横断的な情報共有・検討 ○ 窓口におけるオンライン利用の勧奨等による「普及・啓発等」 〇全数調査の実施(2015年6月、2016年6月) ・オンライン化されていない手続、法令上オンラインが認められていない手続を含め、全体像を把握。 オンライン利用可能な手続における「改善促進手続」(57手続)の位置づけ その他 200万件 (0.4%) 改善促進手続以外 1億260万件 (20.6%) 登記 2億670万件 (41.6%) ◆国民や企業による利用頻度が高い年間申請等件数が100万件 以上の手続 ◆100万件未満であっても主として企業等が反復的又は継続的に 利用する手続 等 15 32 1 その他 (注)「平成26年度における行政手続オンライン化等の状況」より作成 5 自動車登録 オンライン利用が可能な全ての手続(約2,700手続)の年間申請等件数:4億9,750万件 社会保険・ 労働保険 オンライン利用可能な手続 の申請等件数の79.4% 分野別の改善促進手続数 国税 国税 3,170万件 (6.4%) 登記 社保・労働 1億5,450万件 (31.1%) <改善促進手続選定の考え方> 4 8 行政手続(官-民等)の全体像 官-民等 地方-民等 民-民 • • 行政手続に係る事業者コスト削減、行政の効率化の観点からは、多くの手続件数において、利便 性の高いオンラインサービスが提供されることが重要。 全数調査の結果によると、多くの手続は、年間手続件数が少数。一方、例えば年間手続件数が 10万件以上の手続であってもまだ未オンライン化等のものが存在。 年間手続件数 100万件以上 10万件以上 1万件以上 年間手続件数から見たオンライン可能性別の行政手続の状況 オンライン化手続 194 47 147 未オンライン化手続 54 20 34 法令上不可手続 6 2 4 合計 254 69(0.4%) 185(1%) 269 100 8 377(2%) 1,388 876 45 2,309(12%) 756 4,840 49 5,645(29%) 不明 5,433注1 5,222注2 89 10,744(56%) 合計 8,040(42%) 11,092(57%) 197(1%) 19,329(100%) 10件~9,999件 0件~9件 (注1)申請・届出等以外の手続(5,181手続)に関しては、年間手続件数を調査していないため、不明の手続が多くなっている。 (注2)5,222手続中、4,438手続(23%)は、過去にオンライン利用を停止したものであり、年間手続件数は非常に少ないと推測される。 (今回の調査において、オンライン利用を停止した手続については、年間手続件数を調査していない。) ☆今後、年間手続の多い手続を優先的に、政府全体として、以下の方向で検討を進めることも一案として考えられる。 ・オンライン化手続 :⇒オンライン利用を阻害している理由を調査し、利用率向上のための施策の検討。 ・未オンライン化手続:⇒オンライン化できない理由・経緯を調査し、オンライン化の可能性の検討。 ・法令上不可手続 :⇒オンライン化の可能性を踏まえつつ、今後の対応を検討。 ☆なお、今後については、過去オンライン利用を停止した手続も含めて年間手続件数等を調査。 9 オンライン化手続の状況① 官-民等 地方-民等 民-民 • • オンライン化済みの手続に係る年間手続件数の大部分は、診療報酬請求が占める(約20億件)。 それを除く手続(約6億件)では、社会保険・労働保険、登記、通関、国税関係手続で約95%を 占める。手続コスト削減、行政効率性向上の観点からは、これらの利用率向上が課題。 オンライン化手続の年間手続件数と利用率(各省別・システム別) システム名 厚生労働省 手続数 年間手続件数 (千件) オンライン利用 件数(千件) 利用率 2,711 2,176,556 1,481,254 68.1% 2 1,995,246 1,464,915 73.4% 2,314 170,749 10,979 6.4% 44 324,312 248,632 76.7% 11 321,340 246,179 76.6% 1,324 90,921 68,023 74.8% NACCS(財務省、輸出入・港湾関連情報処理センター) 153 47,930 45,686 95.3% e-Tax 485 42,304 22,153 52.4% 経済産業省 経済産業省汎用電子申請システム、電子出願システム等 379 11,633 7,742 66,6% 総務省 政府統計共同利用システム、電波利用電子申請届出システム等 1,436 10,376 1,115 10.7% 国土交通省 NACCS(国土交通省)、自動車保有関係ワンストップサービス等 245 5,304 2,252 42.5% 警察庁 HP(各種公示等)等 148 3,026 16 0.5% 金融庁 e-Gov(金融庁:各種申請・届出・照会等)等 586 1,749 1,573 89.9% 8,393 2,624,095 1,811,651 69.0% 診療報酬・オンライン請求システム(社会保険診療報酬支払基金、国 民健康保険団体連合会) e-Gov(厚生労働省:社会保険・労働保険等) 法務省 登記・供託オンライン申請システム(法務省、(一財)民事法務協会) 財務省 その他 合計 (出典)「平成26年度における行政手続オンライン化等の状況」より、IT総合戦略室作成。年間手続件数が100万件以上の府省、1,000万件以上のシステムを記載。 ※診療報酬・オンライン請求システムについては、独法経由であるため、また、NACCSについては、利用率が高いため、改善促進手続には入っていない。 10 オンライン化手続の状況② 官-民等 地方-民等 民-民 オンライン化手続のうち、改善促進手続(57手続)は、手続数としては全体の2%であるが、手 続件数では約8割(約4億件)を占める。 改善促進手続については、オンライン利用率は徐々に増加しているが、全体として利用率はまだ約 5割弱であり、一部の手続は低い水準にとどまっている。 • • 改善促進手続の年間手続件数シェア(平成26年度) 60.0% 2% 手続数 70.0% 50.0% 改善促進手続のオンライン利用率の推移 64.1% 0% 20% 40% 改善促進手続 100% オンライン利用率 90% 30.0% 79% 60% 80% 改善促進手続以外 100% 10.0% 45.4% 全体 改善促進手続 6.9% 5.6% 4.3% 社会保険・労働保険 0.0% 24年度 25年度 26年度 ※グラフの幅は年間手続件数に応じて設定 改善促進手続の オンライン利用率 41.2% 50% 登記 (5手続、20,670万件) 20% 0% 57.0% 41.2% 20.0% 手続種類別のオンライン利用率(平成26年度) 60% 10% 国税 35.5% 70% 30% 登記 38.9% 80% 40% 44.1% 41.2% 40.0% 年間手続件数 61.2% 55.6% 57.8% 52.7% 社会保険・労働保険 (32手続、15,450万件) その他 (4手続、 61万件) 自動車登録 (1手続、 136万件) 国税 (15手続、 3,174万件) 改善促進手続以外 (2,612手続、 10,260万件) →手続件数 11 未オンライン化手続の状況 官-民等 地方-民等 民-民 • • 未オンライン化手続(停止手続を除く)のうち、約91%は、年間手続件数が100件以下(不明 含む)である一方、年間手続件数が10万件以上の手続は、54手続存在する。 54手続の内訳としては、自動車、不動産登記、共済、国税関係の年間手続件数が多い。 未オンライン化手続(年間手続件数10万件以上:54手続)の概要 根拠法令 手続件数 道路運送車両法関係 15 自動車の継続検査、移転登録など 58,371 1 登記事項要約書等の交付請求等 17,353 不動産登記法関係 手続の内容 件数(千件) 私立学校教職員共済法関係 10 給付を受ける権利の請求、長期給付に係 る請求、決定、通知等 16,569 国税通則法、国際収納金整理資 金事務取扱規則関係 11 領収証書の交付、更生又は決定通知等 7,610 自動車安全運転センター法関係 1 経歴証明書の交付の求め 4,935 地方公務員等共済組合法関係 5 療養費請求書の提出等 1,747 所得税法関係 2 更生又は決定、予定納税額等の通知 1,580 相続税法関係 1 死亡等に関する事項の税務署長への通知 1,286 その他 13 出入国管理及び難民認定法、人事院規 則、地方税法、船舶安全法、道路法、国 土交通省施工技術検定規則 合計 54 105,850 (出典)全数調査結果より、IT総合戦略室作成。 12 法令上不可手続の状況 官-民等 地方-民等 民-民 • • 法令上オンラインで手続を行うことが認められていない手続(197手続)のうち、年間手続件数 が10万件以上のものは、旅券、上陸許可証、在留カード、在留資格認定書、免許証(電波法)。 なお、公職選挙法関係の手続が検討対象手続とされている。 法令上オンラインで手続が認められていない官-民等の手続(197手続)の概要 根拠法令 旅券法 出入国管理及び難民認定法関連 ※特例法を含む 電波法 公職選挙法(☆) 手続件数 12 54 1 件数(千件) 一般旅券の交付 3,350 公用旅券の交付 30 乗員上陸許可書の交付 2,190 新規上陸、在留資格・期間の変更許可に伴う在留カードの 交付、紛失等による再交付等 871 在留資格認定書の交付 290 免許状の交付 65 国政選挙における名簿による立候補の届出など ~0.5 海区漁業調整委員会の選挙による委員の立候補の届出等 ~0.5 外務大臣の所管に関する公益信託の引受けの許可及び監督に関する省令(25)、売春防止法(2)、婦人補導員法(1)、更生保護法(1)、無差別大領殺人行 為を行った団体の規制に関する法律(2)、死刑再審無罪者に対し国民年金の給付等を行うための国民年金保険料の納付の特例に関する法律(2)、金融商品取 引法(1:送達手続)、公認会計士法(1:送達手続)、日米協定の実施に伴う土地等の使用等に関する特別措置法(1) ~0.0 国税徴収法(5:納税受託証書の交付等)、国税通則法(2:録取書面の作成)、会計法・予算決算及び会計令(9:納入の告知、小切手の振出)、予 算執行職員等の責任に関する法律(2)、証券ヲ以テスル歳入納付ニ関スル法律施行細則(12)、支出官事務規程(2)、保管金取扱規程(9)、保管金払込事務 等取扱規程(7)、駐留軍等労働者及び公共事業労務者に支払うべき給与金支払に関する特別取扱規則(5)、国の債権の管理等に関する法律関連(6)、国税 収納金整理資金事務取扱規則(6)、旧軍関係債権の処理に関する法律(2)、独立行政法人等の恩給納付金に関する政令(1)、登録免許税法(3) 不明 漁業法(☆) 合計 20 主な手続の内容 1 197 (出典)全数調査結果より、IT総合戦略室作成。☆は、法令上不可手続のうち、オンライン化が有効と考えられる手続(検討対象手続)として回答のあった手続 13 (参考)オンライン化に向けた課題 官-民等 地方-民等 民-民 • • 官-民等に係る未オンライン手続、法令上不可手続に関し、各府省担当者に、オンライン化を阻害 する要因、オンラインに向けた検討の視点を調査したところ、以下の通り(複数回答)。 「本人の真正性確保」に向け、公的個人認証などを活用できる可能性もある。 オンライン化を阻害する要因 1,400 オンライン未実施手続 1,200 法令上オンライン不可手続 1,000 800 600 400 200 0 オンライン化に向けた検討の視点 450 オンライン未実施 400 法令上オンライン不可 350 300 250 新たなIT基盤により、阻害要因を打破できる可能性 200 150 100 50 0 ユーザーニーズ 類似手続への展開 添付書類の削減 個人番号 法人番号 個人番号カード マイナポータル 14 3.行政手続(地方-民等) 15 行政手続(地方‐民等)の全体像 官-民等 地方-民等 民-民 • • 地方-民等の手続についても、官-民等の手続と同様、年間手続件数が少数の手続が手続件数 の大半を占めるものの、未オンライン化、法令不可手続が多いのが特徴。 なお、年間手続件数等が不明または、把握されていない案件も多く、また、オンライン化手続で あっても、利用率を含めて地方におけるオンライン化の実態も把握されていないのが現状。 年間手続件数 100万件以上 10万件以上 1万件以上 年間手続件数から見たオンライン可能性別の行政手続の状況 オンライン化手続注1 未オンライン化手続注2 法令上不可手続注3 28 16 12 32 14 18 71[3] 21[1] 50[2] 合計注4 131 51(0.4%) 80(0.6%) 29 75 60[2] 164(1%) 149 971 451[17] 1,571(11%) 46 2,140 1,234[38] 3,420(24%) 不明 2,545 3,835 2,494[48] 8,874(63%) 合計 2,797(20%) 7,053(49%) 4,310(30%) 14,160(100%) 10件~9,999件 0件~9件 (注1)各府省から、オンライン化をしている、または、オンライン化申請件数の欄に1件以上の回答があった手続数。したがって、全ての地方自治体が手続をオンラ イン化している訳でもなく、また、利用率等も不明であることに留意することが必要である。 (注2)各府省から、オンライン化をしているとの回答はなく、また、オンライン申請件数の欄に回答がなかった手続数。 (注3)[]は、法令上不可手続のうち、オンライン化が有効と考えられる手続(検討対象手続)として回答のあった手続数。 年間手続の多い手続を中心に、地方における手続のオンライン化の可能性を検討する前提として、まずは、実態の調査 を進めることも考えられる。 16 官-民等 地方-民等 民-民 • • オンライン化手続の状況 地方-民等手続で、オンライン化済みと想定される手続のうち、年間手続件数が多いと考えられる ものは、住民票、地方税、遺失物、国民年金関連。 いずれにせよ、オンライン化の現状がほとんど把握されていないのが現状。 オンライン化済と想定される手続とその年間手続件数、オンライン利用件数 根拠法令(主な手続) 総務省 手続数 年間手続件数 (千件) オンライン利用 件数(千件) 利用率 住民基本台帳法(住民票の写し等の交付請求など) 3 78,370 不明 ー 住民基本台帳法(転入地市町村長から転出市町村長への通知等) 2 不明 112 ー 地方税法(給与支払報告書の提出、法人の地方税の中間・確定申告等) 7 不明 8,540 - 地方税法(二以上の道府県での法人税額の分割の基準となる従業員数の修 正・決定通知) 1 115 115 100%* 消防設備士試験の受験申請 1 104 30 29% 公職選挙法(投票立会人の選任通知等) 1 120 不明 警察庁 遺失物法(施設占有者からの物件の提出の際の提出書の提出など) 3 21,775 不明 ー 厚生労働省 国民年金法(資格取得届出(申出)書・種別変更届出書など) 3 6,631 不明 ー 食品衛生法(営業許可の申請など) 2 537 不明 ー 文部科学省 学校教育法(入学者指名等の学校長への通知など) 2 4,467 4,467 100%* 経済産業省 生産動態統計調査規則、商業統計調査規則、商業動態統計調査規則 3 1,776 82 5% 国土交通省 港湾法(入港届出、出港届出など) 2 808 412 51% (出典)全数調査より、IT総合戦略室作成。年間手続件数が10万件以上の手続(28手続)、または、年間手続件数は不明であるものの年間オンライン手続件数が10万件以上の手 続(9手続)について記載。 ※ただし、申請件数の数の計測方法(4手続)や、手続主体(官ー地方)に疑義があるもの(3手続)などについては、記載を見送っている。そのため、手続数が一致しない。 * 地方-地方の手続、地方内部での手続のため、利用率が100%になっていると思われる。 17 未オンライン化手続の状況 官-民等 地方-民等 民-民 • • 地方-民等手続のうち、未オンライン化と想定される手続のうち、年間手続件数が10万件以上の 手続は、32手続存在する。 32手続の内訳としては、戸籍・旅券、道路交通、生活保護、学校教育関係の年間手続件数が 多い。 未オンライン化手続(年間手続件数10万件以上:32手続)の概要 根拠法令 手続件数 手続の内容 件数(千件) 戸籍法関係 9 戸籍謄抄本の交付請求、戸籍の届出など 生活保護法関連 2 要保護者等に関する資料提供等 7,204 障害者の日常生活及び社会生活を総 合的に支援するための法律関連 4 自立支援医療費の支給の申請、認定 4,320 旅券法関連(注) 1 旅券の発給の申請 3,250 道路交通法関係 3 使用者に対する通知、放置違反金の納付命令など 2,742 公営住宅法関連 2 公営住宅の入居者の収入の申告、入居の申込み 2,542 学校教育法関連 2 入学期日の通知、就学校の指定 2,254 その他 9 建設工事資材再資源化法(2)、風俗営業法、感染症予防法、薬剤 師法、職業能力開発促進法、教育職員免許法、農業災害補償法、 浄化槽法 合計 32 (出典)全数調査結果より、IT総合戦略室作成。 (注)旅券の発給の申請に関しては、以前オンライン化を行ったが、停止に至り、現在は未オンライン化の手続となっている。 44,687 73,110 18 法令上不可手続の状況 官-民等 地方-民等 民-民 • • 地方ー民等手続で、法令上オンライン化が認められていない手続(4,310手続)のうち、年間 10万件以上の手続は、71手続存在する。 うち年間100万件以上のものは、運転免許証、医療券、遺失物、住民票、旅券、妊娠届出など。 法令上不可手続(年間手続件数10万件以上:71手続)の概要 根拠法令 道路交通法 手続 件数 24 主な手続の内容 件数(千件) 免許証の申請、再交付申請、更新申請、 交付、記載事項の変更届出、免許の取 消し又は効力の停止等、国外運転免許 証の申請、交付、運転経歴証明書の申 請、交付、仮納付書・納付書の交付 46,053 根拠法令 手続 件数 主な手続の内容 件数(千件) 障害者総合支援法 1 補装具の交付等に関する申請・交付 280 住居表示に関する法律 1 選挙管理委員会による市町村長に対する 変更請求書の返付 278 指定医療機関医療担当規程 1 医療券の発給 40,000 電子署名に係る地方自治体の認証業 務に関する法律 1 電子証明書の発行申請 278 遺失物法 2 提出を受けた物件の公告、書面の交付 34,092 (内数) 生活保護法 1 保護開始の申請 252 住民基本台帳法 6 転入届、転出届、転居届、世帯変更届 11,801 公害健康被害の補償等に関する法律 1 療養手当の請求 187 経済センサス活動調査規則 1 経済センサス活動調査(☆)*1 3,860 1 薬局の休廃止等の届出 168 旅券法 1 一般旅券の交付 3,250 医薬品、医薬機器等の品質、有効性 及び安全性の確保等に関する法律 母子保健法 1 妊娠の届出 1,076 工業統計調査規則 1 工業統計調査(☆)*2 158 精神保健及び精神障害者福祉に関す る法律 4 精神障害者保険福祉手帳の申請、交付、 精神医療審査会の審査結果の通知など 958 麻薬及び向精神薬取締法 1 麻薬取扱者の免許 146 浄化槽法 1 浄化槽設置等の届出 143 道路運送車両法 1 臨時運行の許可 900 建設業法 6 138 建設工事に係る資材の再資源化等に 関する法律 3 対象建設工事の届出、届出に係る事項 説明等 716 経営規模等評価の申請・結果の通知、総 合評定値の通知請求・通知 職業能力開発促進法 1 2 身体障害者手帳の申請・交付、返還 630 都道府県知事が行う技能検定の合格証 書の交付 129 身体障害者福祉法 戸籍法 1 市町村が受理した届書類の記載事項証 明書の請求 552 特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保 等に関する法律 1 住宅建設瑕疵担保保証金の供託等の届 出 110 公職選挙法施行令 1 衆議院・参議院選挙の不在者投票用紙 等の請求(☆) 500 家畜伝染病予防法 1 飼養衛生管理基準の定期の報告 110 鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する 法律 4 鳥獣捕獲許可証の交付、狩猟者登録、 狩猟者登録証及び記章の交付、鳥獣捕 獲報告 459 銃砲刀剣類所持等取締法 1 猟銃又は空気銃に係る検査、許可証の提 示の要求、質問 102 合計 71 (出典)全数調査結果より、IT総合戦略室作成。☆は、法令上不可手続のうち、オンライン化が有効と考えられる手続(検討対象手続)として回答のあった手続 *1 「平成28年1月時点で、オンライン回答可能とする省令改正を実施」と調査表に記載 *2 調査時点では、「平成28年6月を目標に省令改正を行う予定」と調査票に記載 141,326 19 (参考)オンライン化に向けた課題 官-民等 地方-民等 民-民 • • 地方-民等に係る法令上不可手続に関し、各府省担当者に、オンライン化を阻害する要因、オンラ インに向けた検討の視点を調査したところ、以下の通り(複数回答)。 上記同様、「本人の真正性確保」に向け、公的個人認証などを活用できる可能性もある。 オンライン化を阻害する要因 1,000 900 800 700 600 500 400 300 200 100 0 オンライン化に向けた検討の視点 200 180 160 140 新たなIT基盤により、阻害要因を打破できる可能性 120 100 80 60 40 20 0 ユーザーニーズ 類似手続への展開 添付書類の削減 個人番号 法人番号 個人番号カード マイナポータル 20 4.民間取引(民-民) 21 官-民等 地方-民等 民-民 • • これまでの取組 民間取引に係る法令に基づく対面・書面行為規定のIT化のうち、書面の電子化については、 2005年のe-文書法により、省令手続で対応可能となった。 今回の全数調査において、書面・交付等の作成義務等についてより包括的な調査を実施。 e-文書法(2005年)[民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の技術の利用に関する法律] • 民間事業者等は、法令の規定において書面により行わなければならないとされている保存等について、主務省令で定めるところによ り、書面の保存等に変えて当該書面に係る電磁的記録による保存等が可能となる。 IT利活用の裾野拡大のための規制制度改革集中アクションプラン(2013.12.20 IT本部決定) • e-文書法の再徹底 各府省は、内閣官房(IT総合戦略室)が示す手続等に基づき、所管する法令で書面の保存等について電磁的記録による方法 を認めていない事例を調査。 対象:e-文書法適用範囲の手続 ⇒最終的に保存義務のない書面の作成・交付等は含まない e-文書法の再徹底に係る調査【2013年度末時点】 (2014.5.19 第4回規制制度改革分科会) • 128手続が書面での保存等を規定 e-文書法の再徹底に係る調査【2014年度末時点】 (2015.5.25 第8回規制制度改革分科会) • 122手続が書面での保存等を規定 より包括的な調査へ 対象:法令に規定される全手続 ⇒最終的に保存義務のない書面の作成・交付等を含む 法令等により書面による保存、交付等が規定されている事案 の洗い出し(全数調査)【2013年度末時点】 (2015.6.4公表) • 民-民で464手続が書面での保存等を規定 法令等により書面による保存、交付等が規定されている手続 等の状況(全数調査)【2014年度末時点】 (2016.6.30 公表) • 民-民で321手続が書面での保存等を規定 22 法令上不可手続の状況 官-民等 地方-民等 民-民 • • 全数調査によると、法令上オンライン化が認められていない民-民手続は、321手続。 内容は、船舶関係など国際法上書面の備付けが求められている案件、各種許可証、証明書の発 行から、消費者保護の観点からの書面交付義務、各種記録の保存など多様。 法令上不可手続(321手続)の概要 府省 国土交 通省 経済産 業省 厚生労 働省 農林水 産省 手続 件数 83 57 52 39 根拠法令と主な手続の内容 民間都市開発の推進特別措置法(債券申込証)、☆不動産特定共同事業法(標識、書面交付、記名押印)、特 殊貨物船舶運用規則(検査証)、道路運送車両法(自動車検査証、記録簿)、自動車損害賠償保障法(証明 書)、☆宅地建物取引業法(重要事項説明書、記名押印、取引士証の提示等)、住宅宅地債権令、☆建築士法、 測量法(標識)、船舶油濁損害賠償保障法(契約証明書)、船舶設備規程(取扱・保守説明書等)、船舶職員 及び小型船舶操縦者法(免許証等)、船舶消防設備規則、船舶自動化設備特殊化規則(手引書等)、船舶区 画規程、船舶救命設備規則、船舶機関規則、船舶安全法、船舶のトン数の測度に関する法律(証書)、船員法 (証明書、手帳)、船員職業安定法(許可証)、小型船舶の登録等に関する法律、危険物船舶運送及び貯蔵規 則(手引証、検査証当)、海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律(承認証、手引書等)、海上交通安全 法、海上における人命の安全のための国際条約等による証書に関する省令、航空法、積立式宅地建物販売業法、住宅 宅地債権令 特定商取引に関する法律(再掲)、中小企業商業振興法(書面の事前交付等)、中小企業倒産防止共済法、商 工会法(定款、事業報告書等、代理権の確認、総会招集)、割賦販売法(購入あっせん、ローン提携販売)、液化 石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律、特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律(証明書等)、 ガス事業法(証明書等)、特定家庭用機器再商品化法(管理表)、電気用品安全法、消費生活用製品安全法 (証明書)、商品先物取引法☆(各種書面)、特定商取引に関する法律(特定継続的役務提供)、電子署名及 び認証業務に関する法律(帳簿書類)、下請代金支払遅延等防止法(下請取引) 労働組合法、労働者派遣事業法(派遣契約手続、派遣許可証)、☆旅館業における衛生等管理容量(水質検査 記録)、☆理容師養成施設指導要領(生徒に関する記録)、麻薬及び向精神薬取締法(処方箋ほか)、☆美容 師法(帳簿備付け)、船員保険法施行規則(計算書、帳簿)、診療放射線技師法(照射録)、食品衛生法、職 業安定法(事業許可証)、港湾労働法(派遣許可証)、公衆浴場における衛生等管理要領(水質検査記録)、 建設労働者の雇用の改善に関する法律(事業許可証、雇用文書交付)、健康保険法(会議録、議事録、計算書 等)、☆興行場法(施設管理実施記録)、☆管理理容師資格認定講習(修了者氏名の保存)、覚せい剤取締法 (譲渡書類の保存等)、医薬品医療機器法、☆テトラクロロエチレン等の取扱いに係る点検管理表、☆クリーニング士の 研修講習(修了者氏名の保存)、☆クリーニング業法(帳簿)、労働基準法(労働条件の明示、退職時証明)、労 働安全衛生法(機械等取引)、薬事法(毒薬劇薬の譲渡)、社会保険労務士法(登録、証票の交付等)、勤労 者財産形成促進法(預貯金額等の通知等)、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保に関する法 律(取引契約) 林業種苗法(登録証)、遊漁船業の適正化に関する法律(利用者名簿)、肥料取締法(許可証、管理票)、排 他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使当に関する法律(許可証、承認証)、農薬取締法(登録 票)、農業災害補償法(定款、事業報告書等)、指定漁業の許可及び取締り等に関する省令等(許可証、操業日 誌)、漁船法(登録票)、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保に関する法律、薬事法、☆酪農 及び肉用牛生産の振興に関する法律(取引契約)、☆農地法(賃貸借)、森林法(伐採許可、届出)、漁船損 害等補償法、漁船乗組員給与保険法(保険契約)、漁業災害補償法(共済契約)、家畜取引法、家畜改良増殖 法(証明書等)、商品先物取引法(各種書面) 府省 根拠法令と主な手続の内容 手続 件数 総務省 28 地方税法(売渡しに係る製造たばこに係る書類など)、☆政党助成法、☆政治資金規正法、☆公職選挙法(会計帳簿、領 収書等)、放送法(認定証)、電波法施行規則(免許状)、☆電話加入権質に関する臨時特例法(質原簿の備置等)、 第一種指定電気通信設備接続会計規則(会計記録の保存)、電子署名及び認証業務に関する法律(帳簿書類) 消費者 庁 24 ☆特定商取引に関する法律(訪問販売、電話勧誘販売、連鎖販売、訪問購入等)、特定商品等の預託等取引契約に関 する法律、☆宅地建物取引業法(重要事項説明書、記名押印、取引士証の提示等) 法務省 17 任意後見契約に関する法律、抵当証券法、商法(陸上物品輸送、傭船契約)、借地借家法(定期借地契約等)、国際 海上物品運送法(国際海上物品運送契約)、金融機関等が有する根抵当権により担保される債権の譲渡の円滑化のため の臨時措置に関する法律、企業担保法、電子署名及び認証業務に関する法律☆、電話加入権質に関する臨時特例法(帳 簿書類) 文部科 学省 9 文化財保護法(指定書、登録証)、武力紛争の際の文化財の保護に関する法律(腕章等)、教育職員免許法施行規則 (単位習得原簿等)、ヒトに関するクローン技術等の規制に関する法律(提供者等の同意) 環境省 8 放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律(帳簿、事業報告書等) 内閣府 7 住宅宅地債権令、財形住宅債債権令、沖縄振興開発金融公庫法(債権の募集等) 警察庁 6 質屋営業法(質受証交付等)、遺失物法(書面交付)、探偵業の業務の適正化に関する法律(書面の提出・交付) 金融庁 4 金融商品取引法(公開買付、クーリングオフ)、保険業法細則(保険募集重要事項説明) 財務省 3 住宅宅地債権令、沖縄振興開発金融公庫法(債権の募集等) 公正取 引委員 会 1 下請代金支払遅延等防止法(下請取引) これらの手続の類型化や既にオンライン化されている事例の提供を進めることで、各省庁におけるオンライン化の可能性の検 討を促すことも考えられる。 (出典)全数調査結果より、IT総合戦略室作成。☆は、法令上不可手続のうち、オンライン化が有効と考えられる手続(検討対象手続)として回答のあった手続を含む法律 注:共管の法律については、それぞれの省庁に記載しているため、合計数は321手続と一致しない。 23
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