【プランクトン出現状況】 ◇ヘテロカプサ・サーキュラリスカーマ : ・平田0.5m層で1細胞/ml確認されています。 プランクトン速報 28-47号 (11月7日~9日観測) 平成28年11月9日発行 ◇珪藻類(英虞湾): ・ミキモト前および赤崎定点でやや多いです。 http://www.mpstpc.pref.mie.lg. jp/SUI/kankyo/psokuho.htm ◇その他プランクトン ・メソディニウム・ルブラム 五ヶ所湾:最大6,220細胞/ml(7日、ユブノ浦南側0m層) と赤潮になっています。 三重県水産研究所 養殖・環境研究課 TEL 0599-53-0016 FAX 0599-53-2225 ◇ポリドラ浮遊幼生: ・3測点ともポリドラ浮遊幼生は少なくなっていて、秋季のふ化はほぼ終 了したと考えられます。 ・今年度の調査は今回で終了します。来年度は5月から調査を開始する予 定です。 【英虞湾の環境】 ◇水温: ※平年値 <±0.5℃:平年並み,平年値 <±1.0℃:やや高め・低め,平年値<±2.0℃:高め・低め 水深 2 m 5 m 範囲 18.2 18.2 ~ ~ 19.3℃ 19.3℃ ・自動観測ブイ(9日): ※平年値(過去20年(11月上旬)平均)と比較。 水深\観測点 2 m(平年差) 5 m(平年差) 湾中央(タコノボリ) 機器不調のため欠測 機器不調のため欠測 湾奥(立神) 低め(-1.1℃) 低め(ー1.4℃) ・浜島定地水温(9日): ※平年値と比較。 17.6℃(平年値-1.6℃),低め ◇溶存酸素量と塩分(2~5m層): 項目 範囲 溶存酸素量 塩 分 6.1 ~ 7.8mg/L 31.9 ~ 34.8 英虞湾 観測点 Ⓐ立神(水研) または 立神ブイ(三真協)) Ⓑ間崎定点1(高崎) Ⓒタコノボリブイ(三真協) Ⓓ御座(水研) Ⓔ大明神前 Ⓕヒオウギ荘前 Ⓖ立石浦 Ⓗ浜島浦中央 Ⓘ片田 Ⓙ宝生苑前 Ⓚ布施田(水研) Ⓘ一ツ石 ①ミキモト前 ②御座定点 ③越賀定点 ④和具定点 ⑤布施田定点 ⑥片田定点(東大蔵) ⑦片田深谷(大野浦) ⑧半女 ⑨赤崎(船越) ⑩外海 ⑪波切定点 ⑫赤崎定点 ⑬塩屋 ⑭浜島浦中央 ⑮宮ヶ崎 ⑯平田 ⑰ヴィラ前 ⑱神明奥 ⑲鴻ノ浦口 ⑳片田航路 ㉑片田長田橋北 ㉒布施田丸山橋 ㉓多徳島前 ㉔立石 ㉕横山島西 3ページ目以降:五ヶ所湾および阿曽浦の観測データもあります。 漁場名 観測日・機関名 水深 水温 溶存 (m) (℃) 酸素 塩分 プランクトン(細胞/ml) ヘテロカプサ 珪藻類 カレニア ミキモトイ 英虞湾 A 立神(水研) 11/7 9:37 水産研究所 B E 16 17 18 1 12 2 11 4 5 3 A 0.5 18.5 7.1 33.0 0 2 18.5 7.3 33.0 0 5 18.5 7.8 33.0 0 10 18.3 7.7 33.0 0 間崎定点1(高崎) 0.5 19.2 7.1 33.3 0 11/7 9:07 2 19.2 7.4 33.3 0 水産研究所 5 19.2 7.8 33.3 0 10 19.2 7.9 33.3 0 大明神前(水研) 0.5 18.2 7.0 32.8 0 11/7 9:45 2 18.2 7.2 32.8 0 水産研究所 5 18.2 32.8 7.1 18.2 7.5 32.8 0 平田 0.5 18.4 7.1 32.9 1 11/7 9:53 2 18.4 7.3 32.9 0 水産研究所 5 18.5 7.8 33.0 0 8.8 18.4 7.7 32.8 0 ヴィラ前 0.5 18.9 7.0 33.1 0 11/7 9:20 2 18.9 7.3 33.1 0 水産研究所 5 18.9 7.7 33.1 0 10 18.8 7.7 33.1 0 神明奥 0.5 18.6 7.0 32.9 0 11/7 9:28 2 18.7 7.2 33.0 0 水産研究所 5 18.8 33.0 7.5 19.0 7.5 33.1 0 ミキモト前 0 19.3 7.1 33.1 0 420 11/7 8:40 2 19.3 7.1 33.1 0 881 ミキモト 5 19.3 7.1 33.1 0 1248 10 19.3 7.0 33.1 0 1187 B-1 19.6 6.7 33.2 0 490 赤崎定点 0 18.3 7.1 32.6 0 940 11/7 10:00 2 18.3 7.0 32.6 0 373 ミキモト 5 18.3 7.0 32.6 0 1090 B-1 18.5 6.8 32.4 0 1084 御座定点 0 18.7 6.1 0 340 11/7 12:00 2 18.8 6.2 0 510 御座 5 18.8 6.1 0 310 波切定点 1 18.5 7.7 31.9 0 162 11/7 13:15 2 18.4 7.3 31.9 0 150 波切 3 18.4 7.2 32.5 0 204 5 18.4 6.8 32.5 0 420 和具定点 0 18.5 7.5 34.8 0 160 11/8 8:00 2 18.5 7.5 34.8 0 120 和具 5 18.6 7.5 34.8 0 500 8 18.8 8.1 34.9 0 340 布施田定点 0 18.4 6.4 34.0 0 114 11/8 8:00 2 18.4 6.4 34.0 0 94 布施田 5 18.4 6.5 34.0 0 104 越賀定点 1 19.1 7.0 0 20 11/8 14:00 3 19.1 6.9 0 30 越賀 5 19.0 6.8 0 30 立神ブイ 0.5 18.2 6.7 33.0 11/9 9:00 2 18.2 6.7 33.0 三真協 5 18.2 6.8 33.0 10 18.3 6.7 33.0 *「ヘテロカプサ」はヘテロカプサ・サーキュラリスカーマ(Heterocapsa circularisquama ) 0 0 0 0 0 1 3 4 0 備考 (2) 漁場名 観測日・機関名 水深 水温 (m) (℃) 溶存 酸素 塩分 プランクトン(細胞/ml) メソディニウム ヘテロカプサ 珪藻類 ルブラム 7.5 7.3 7.1 7.1 8.7 7.9 7.8 7.9 11.9 8.5 8.4 7.9 0 0 0 0 2560 120 30 0 6220 1590 40 0 五ヶ所湾 ユブノ浦定点 11/7 14:28 南勢種苗センター ユブノ浦北側 11/7 14:37 南勢種苗センター ユブノ浦南側 11/7 14:44 南勢種苗センター 0 2 5 10 0 2 5 10 0 2 5 10 19.6 19.6 19.6 19.5 19.6 19.6 19.6 19.6 19.3 19.6 19.6 19.3 阿曽浦 あちの浦阿曽 1 18.6 6.5 0 740 11/8 9:00 3 19.1 6.1 0 450 南島種苗センター 5 19.5 5.6 0 450 あちの浦大江 1 19.5 6.5 0 410 11/8 9:00 3 19.6 6.2 0 750 南島種苗センター 5 19.6 6.2 0 390 あちの浦道方 1 19.1 6.5 0 80 11/8 9:00 3 19.6 5.9 0 290 南島種苗センター 5 19.8 5.5 0 300 あちの浦毛無 1 18.9 6.6 0 1450 11/8 9:00 3 19.2 6.2 0 770 南島種苗センター 5 19.5 6.0 0 1320 この浦中央 1 19.1 6.1 0 130 11/8 9:00 3 19.3 6.0 0 20 南島種苗センター 5 19.4 5.9 0 0 この浦奥 1 19.4 6.2 0 40 11/8 9:00 3 19.5 5.9 0 100 南島種苗センター 5 19.4 5.9 0 190 テラマル 1 20.2 6.0 0 0 11/8 9:00 3 20.3 5.7 0 0 南島種苗センター 5 20.3 5.6 0 0 カマバ 1 19.5 5.8 0 180 11/8 9:00 3 19.8 5.5 0 110 南島種苗センター 5 20.0 5.4 0 20 *「ヘテロカプサ」はヘテロカプサ・サーキュラリスカーマ(Heterocapsa circularisquama ) 備考 (2) 【ポリドラ浮遊幼生調査結果】 (11月7日) ●概況 3測点ともポリドラ浮遊幼生は少なくなっていて、秋季のふ化はほぼ終了したと考えられます。 今年度の調査は今回で終了します。来年度は5月から調査を開始する予定です。 観測点 幼生 ふ化後7日未満 (大きさ100μm~) ふ化後7日~21日 (大きさ200μm~) ふ化後21日~40 日 (大きさ500μm~) Ⓐ立神(水研) Ⓑ間崎定点1 (高崎) ⑧半女 0 (0) 0 (1) 1 (0) 0 (0) 1 (0) 1 (1) 0 (0) 1 (1) 1 (1) 下段の括弧内の数値は前回(10月31日)の匹数 ●ポリドラ(参考) ・貝殻穿孔性の多毛類でアコヤガイに着生し、病害を引き起こします。 ・ふ化後30日~40日でアコヤガイ等に着生します。 ・ふ化のピークの30日~40日後に濃塩水処理などを行うことが,駆除には効果的とされて います。 (出典:水本三郎「アコヤガイの病虫害」) ●調査方法 ・北原式定量プランクトンネットで水深5mから鉛直引き1回(ろ水量約200L)
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