プランクトン速報 28-45号 (10月24日~10月25日観測) 平成28年10月26日発行 http://www.mpstpc.pref.mie.lg. jp/SUI/kankyo/psokuho.htm 【プランクトン出現状況】 ◇ヘテロカプサ・サーキュラリスカーマ: ・最大12細胞/ml(24日大明神前0.5m層、25日赤崎定 点2m層)確認されています。 ◇珪藻類(英虞湾): ・片田定点(東大蔵)で、やや多いです。 三重県水産研究所 養殖・環境研究課 TEL 0599-53-0016 FAX 0599-53-2225 【英虞湾の環境】 ◇水温: 水深 2 m 5 m ※平年値 <±0.5℃:平年並み,平年値 <±1.0℃:やや高め・低め,平年値<±2.0℃:高め・低め 範囲 20.8 ~ 22.3℃ 21.3 ~ 22.7℃ ・水産研究所観測(10月26日): ※平年値(過去20年(10月下旬)平均)と比較。 水深\観測点 2 m(平年差) 5 m(平年差) 湾口(御座・水研) 平年並み(+0.4℃) 平年並み(+0.2℃) 湾中央(タコノボリ) 平年並み(-0.1℃) やや高め(+0.6℃) 湾奥(立神) 平年高め(+0.5℃) 平年並み(+0.4℃) ・浜島定地水温(10月19日): ※平年値と比較。 21.2℃(+0.5℃),やや高め ◇溶存酸素量と塩分(2~5m層): 項目 溶存酸素量 塩 分 範囲 5.0 ~ 7.9mg/L 31.4 ~ 33.4 英虞湾 観測点 3ページ目以降:阿曽浦の観測データもあります。 Ⓐ立神(水研) または 立神ブイ(三真協)) Ⓑ間崎定点1(高崎) Ⓒタコノボリ(水研) Ⓓ御座(水研) Ⓔ大明神前明神 Ⓕヒオウギ荘前 Ⓖ立石浦 Ⓗ浜島浦中央 Ⓘ片田 Ⓙ宝生苑前 Ⓚ布施田(水研) Ⓘ一ツ石 ①ミキモト前 ②御座定点 ③越賀定点 ④和具定点 ⑤布施田定点 ⑥片田定点(東大蔵) ⑦片田深谷(大野浦) ⑧半女 ⑨赤崎(船越) ⑩外海 ⑪波切定点 ⑫赤崎定点 ⑬塩屋 ⑭浜島浦中央 ⑮宮ヶ崎 ⑯平田 ⑰神明(ヴィラ前) ⑱神明奥 ⑲塩屋 ⑳弁天 ㉑横山島 ㉒センダ ㉓多徳島前 ㉔立石 ㉕横山島西 漁場名 観測日・機関名 水深 水温 溶存 (m) (℃) 酸素 塩分 プランクトン(細胞/ml) ヘテロカプサ 珪藻類 カレニア ミキモトイ 備考 (2) 英虞湾 A 立神(水研) 10/24 10:47 水産研究所 B C D E F 16 17 18 1 12 3 2 0.5 21.5 6.4 32.5 0 0 2 21.5 6.3 32.5 1 30 5 21.6 6.1 32.6 1 0 9.5 22.6 5.7 33.4 0 0 間崎定点1(高崎) 0.5 21.7 6.5 32.8 1 70 10/24 9:54 2 21.7 6.4 32.8 1 0 水産研究所 5 21.8 6.2 32.8 0 10 10 22.5 6.2 33.5 0 0 19.5 22.5 6.2 33.6 0 0 タコノボリ(水研) 0.5 21.4 6.8 32.6 0 10 10/24 9:38 2 21.4 6.6 32.6 0 40 水産研究所 5 22.0 6.4 33.0 0 50 10 22.5 6.3 33.5 0 0 20 22.4 6.3 33.6 0 0 26.6 22.4 6.2 33.6 0 0 御座(水研) 0.5 21.8 6.9 33.0 0 0 10/24 9:26 2 21.7 6.8 33.0 0 0 水産研究所 5 21.7 7.0 33.0 0 10 10 21.8 6.3 33.6 0 0 14.2 22.1 6.3 33.9 0 0 大明神前(水研) 0.5 21.6 6.4 32.0 12 10/24 10:58 2 21.5 6.3 32.0 9 水産研究所 5 21.8 5.3 32.5 6.9 22.7 4.7 33.2 0 ヒオウギ荘前 0.5 21.3 5.7 32.0 0 0 10/24 10:13 2 21.8 5.6 32.7 1 20 水産研究所 5 22.6 5.8 33.4 5.8 22.6 5.7 33.4 0 0 平田 0.5 21.7 6.1 32.5 0 10/24 10:13 2 21.7 6.0 32.5 1 水産研究所 5 21.9 5.8 32.7 0 10 8.6 22.8 4.6 33.2 0 ヴィラ前 0.5 21.7 6.0 32.5 2 10/24 10:26 2 22.1 5.7 32.8 0 水産研究所 5 22.7 5.5 33.2 1 10 22.6 5.9 33.4 0 20 12.3 0.0 0.0 神明奥 0.5 21.7 5.6 31.9 2 10/24 10:35 2 22.3 5.0 32.6 2 水産研究所 5 22.7 33.3 7.1 22.6 4.9 33.4 0 ミキモト前 0 21.7 8.1 32.5 0 244 10/24 8:45 2 21.7 7.9 32.5 1 189 ミキモト 5 22.2 7.5 32.8 0 264 10 22.5 7.7 33.3 1 162 B-1 22.5 7.4 33.4 1 400 赤崎定点 0 21.4 7.8 31.9 6 594 10/24 9:50 2 21.5 7.4 32.0 4 164 ミキモト 5 22.4 6.4 32.6 0 153 B-1 22.8 6.6 33.0 0 79 越賀定点 1 21.3 6.5 31.8 0 40 10/24 11:00 3 21.4 6.5 31.9 0 20 越賀 5 21.3 6.5 31.8 0 90 御座定点 0 21.3 5.8 0 340 10/24 12:00 2 21.3 5.8 0 100 御座 5 21.3 5.8 0 580 *「ヘテロカプサ」はヘテロカプサ・サーキュラリスカーマ(Heterocapsa circularisquama ) 0 0 0 0 0 2 0 0 0 ヘテロカプサは 10/25調査 の最新情報 があります 漁場名 観測日・機関名 水深 水温 溶存 塩分 プランクトン(細胞/ml) (m) (℃) 酸素 ヘテロカプサ 珪藻類 英虞湾続き 11 波切定点 10/24 13:30 波切 4 和具定点 10/25 7:30 和具 5 布施田定点 10/25 10:40 布施田定点 12 赤崎定点 10/25 15:15 ミキモト 6 片田定点(東大蔵) 10/25 16:00 片田 1 2 3 5 0 2 5 8 0 2 5 0 2 5 B-1 1 2 5 21.7 21.5 21.6 21.6 20.8 20.8 21.8 22.4 21.1 21.2 22.0 6.7 6.8 6.8 6.6 6.5 6.8 5.3 5.7 5.5 5.5 4.6 31.4 31.4 31.4 31.4 21.3 21.4 22.3 5.7 5.5 4.4 33.0 33.0 33.0 30.0 32.0 32.0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 7 12 8 3 0 0 0 138 132 114 240 0 0 140 240 305 216 58 1709 3107 774 阿曽浦 あちの浦阿曽 1 20.4 6.2 0 1870 10/24 9:00 3 22.0 5.3 0 460 南島種苗センター 5 22.8 4.3 0 120 あちの浦大江 1 21.5 6.3 0 190 10/24 9:00 3 22.9 5.3 0 0 南島種苗センター 5 22.7 5.1 0 0 あちの浦道方 1 21.5 6.0 0 390 10/24 9:00 3 22.6 5.2 0 140 南島種苗センター 5 22.5 5.0 0 0 あちの浦毛無 1 21.5 6.1 0 180 10/24 9:00 3 22.8 5.0 0 40 南島種苗センター 5 22.7 5.0 0 0 この浦中央 1 21.7 6.2 0 0 10/24 9:00 3 22.6 5.3 0 0 南島種苗センター 5 22.5 5.5 0 20 この浦奥 1 21.0 6.5 0 0 10/24 9:00 3 22.8 5.5 0 0 南島種苗センター 5 22.5 4.7 0 0 テラマル 1 21.5 6.2 0 360 10/24 9:00 3 21.6 6.1 0 220 南島種苗センター 5 21.6 6.0 0 310 カマバ 1 22.0 5.4 0 0 10/24 9:00 3 22.2 5.6 0 80 南島種苗センター 5 22.3 5.5 0 *「ヘテロカプサ」はヘテロカプサ・サーキュラリスカーマ(Heterocapsa circularisquama ) 備考 (1) (2) 【ポリドラ浮遊幼生調査結果】 (10月24日) ●概況 立神ではポリドラ浮遊幼生は確認されませんでした。間崎定点1では低レベルで出現してい ました。半女では前回よりかなり減少していました。 次回の調査は10月31日(月)の予定です。 観測点 幼生 ふ化後7日未満 (大きさ100μm~) ふ化後7日~21日 (大きさ200μm~) ふ化後21日~40 日 (大きさ500μm~) Ⓐ立神(水研) Ⓑ間崎定点1 (高崎) ⑧半女 0 (0) 0 (2) 0 (2) 0 (0) 2 (0) 0 (0) 0 (0) 2 (22) 2 (12) 下段の括弧内の数値は前回(10月18日)の匹数 ●ポリドラ(参考) ・貝殻穿孔性の多毛類でアコヤガイに着生し、病害を引き起こします。 ・ふ化後30日~40日でアコヤガイ等に着生します。 ・ふ化のピークの30日~40日後に濃塩水処理などを行うことが,駆除には効果的とされて います。 (出典:水本三郎「アコヤガイの病虫害」) ●調査方法 ・北原式定量プランクトンネットで水深5mから鉛直引き1回(ろ水量約200L)
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